編集部おすすめ:おすすめのベストセラー小説20選
ここまでは、読書家500人が選ぶおすすめのベストセラー小説の人気ランキングをご紹介してきました。
次に、Bookey編集部が選ぶおすすめのベストセラー小説20選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ!
イニシエーション・ラブ
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 読みやすさ :
著者 | 乾 くるみ |
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出版社 | 文藝春秋 |
発売日 | 2007年4月10日 |
価格 | 693円 |
小説だからこそできる叙述トリックで、最後は大どんでん返し!
普通の恋愛小説のように展開していきますが、最後の最後に度肝を抜かれます!
どんでん返し系のストーリーが好きな方に是非おすすめします。
読んだ後はしばらく動けなくなり、最初に戻ったり、行ったり来たりをしばらくして、また読み返してしましました(笑)
映画化もされていますが、ぜひ小説で読んでほしいです!色々と予想しながら読んでみてください!
y_tsutsuiさん/30代/女性
夜は短し歩けよ乙女
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 読みやすさ :
著者 | 森見 登美彦 |
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出版社 | 角川グループパブリッシング |
発売日 | 2008年12月25日 |
価格 | 616円 |
主人公らの行動の一つ一つが巡り巡って一つの結末に繋がるのが面白い
惜しいところですれ違い、一筋縄ではいかない恋模様が書かれています。作中にも出てくる「神様のご都合主義」という言葉がとてもしっくりきます。
物語を盛り上げるために「神様=作者様」がどのようにして場を盛り上げ、様々な要素を組み合わせて絶妙なタイミングで二人をめぐり合わせるか…というところが絶妙で、まるでパズルがはまっていくような感覚がして、どんどん読み進めていました。
みずまくらさん/20代/女性
ハリー・ポッターと賢者の石
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 読みやすさ :
著者 | J.K.ローリング |
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出版社 | 静山社 |
発売日 | 1999年12月1日 |
価格 | 2,090円 |
これぞファンタジーという作品で、魔法の世界に引き込まれる
私が小学生の時に図書室にあり、読みました。ページ数はそこそこあるのですが、子供でも夢中で読める作品になっています。
映画にもなっていて馴染みがある作品だと思いますが、やはり文章で味わうとより面白いと思います。
これぞファンタジーという作品で、魔法の世界に引き込まれるようなお話です。
大人から子供まで楽しめる本だと思います。
sk24agさん/20代/女性
丁寧な描写が瑞々しく、2人の生活がキラキラして見える
映画化もされている作品です。魔女と呼ばれる祖母と少女のやりとり、生活がすごく細かく描写され、とてもキラキラして見えます。
2人が暮らしていく様子、そして思春期の女の子の心の変化が伝わって来て、なんとも言えない温かな気持ちになります。
そしてラストに2人の関係性を表すところで、思わず涙してしまいました。
chanakaneneさん/30代/女性
重力ピエロ
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 読みやすさ :
著者 | 伊坂 幸太郎 |
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出版社 | 新潮社 |
発売日 | 2006年6月28日 |
価格 | 825円 |
ミステリーを紐解きながら、家族とは何なのか考えさせられる
深みを感じる作品です。
途中で犯人の正体が何なのか、おおよその見当はついてくるのですが、読み進めていくうちに感じる違和感の正体がわかった時には驚きました。
ただのミステリー小説ではなく、家族とはいったい何なのかということについても描かれています。
読み終わった後の爽快感は非常に素晴らしいのでおすすめです!
qqu48u99さん/30代/男性
本好きの下剋上シリーズ
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 読みやすさ :
著者 | 香月美夜 |
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出版社 | TOブックス |
発売日 | 2015年1月25日 |
価格 | 1,344円 |
ありきたりな設定だが、文章の構成や表現の仕方が上手で物凄く惹きつけられる
気が付いたら異世界の子供に転生していて、貧民から徐々に身分が上がっていって、主人公は魔力持ちのチートで…等、ネット小説に幾らでも転がっている定番パターンなのですが、「兎に角、本が読みたい!本がないなら自分で作ろう!」というほどの書痴の主人公には、本好きなら共感する人が多いと思います。
コミカルな内容がメインでありながら、主人公や登場人物の感情の動きは丁寧に書かれていて、思わず涙する場面もいくつもあったり、文章の構成や表現の仕方が上手で物凄く惹きつけられます。
初めて読んだ数年前は、続きが気になって中々手を止められず、数日間寝不足になりながらも一気に読んでしまいました。その後も「あそこの部分をもう一度読みたい、あそこだけもう一回読み直そう」と思いながら、気が付けばずるずると最後まで読んでいるという、正にやめられない・止まらない、危険な作品です(笑)
☆TOMOKO☆さん/40代/女性
おらおらでひとりいぐも
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 読みやすさ :
著者 | 若竹千佐子 |
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出版社 | 河出書房新社 |
発売日 | 2017年11月16日 |
価格 | 1,249円 |
主人公の強さが、若い者にも勇気を与える
夫に先立たれた桃子さん。老年にさしかかり自らの人生や、後悔や死への考えなどをひたすらに自問自答するという話です。
著者の半生が反映されているであろう作品で、重いテーマなのですが、使われている方言が効いていてサラサラと読めます。
そして、物語後半での桃子さんの強さは、若い者にも勇気を与える素晴らしい作品となっております。
いぬねことりさん/30代/女性
ザリガニの鳴くところ
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 読みやすさ :
著者 | ディーリア・オーエンズ |
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出版社 | 早川書房 |
発売日 | 2020年3月5日 |
価格 | 2,090円 |
目に浮かぶような湿地の描写と、少女の純粋な想いがひたひたと伝わってくる
2019年、アメリカで最も売れた本、ザリガニの鳴くところがオススメです。
ミステリーを軸に、湿地の中でたった1人で生きる少女が力強く成長していく物語です。
ミステリーと謳っていますが、なにより魅力的だったのは目に浮かぶような湿地の描写と、少女の人を愛し、愛されたいと願う純粋な想いがひしひしと伝わってくる点です。
また、最後の1ページで全ての謎が明かされます。最初から最後まで目が離せない作品です。
katherine0319さん/20代/女性
夢の中を彷徨うような陶酔感と危うさを感じられる作品
実在の放火事件を元に書かれた、三島文学の金字塔的な作品です!
孤独と絶望の中で生きる青年の純粋さ、惨めさや儚さが、圧倒的に美しい文章で描かれた名作です。純文学が苦手だった私も、読んでいくうちに心揺さぶられハマってしまいました。
現実社会の矛盾と葛藤、自己の内面で静かに燃える炎、やがてそれは、金閣寺という絶対的な象徴への抑えがたい衝動へ。
まるで本当に主人公から話を聞いているかのようなリアルさ、どこか夢の中を彷徨うような陶酔感と危うさを感じられる作品といえます。とにかく熱量がスゴいです!
copynory6929さん/50代/男性
天使の卵 エンジェルス・エッグ
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 読みやすさ :
著者 | 村山 由佳 |
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出版社 | 集英社 |
発売日 | 1996年6月20日 |
価格 | – |
ハッピーエンドではないが、綺麗で切ない描写にグッとくる
「天使の卵 エンジェルス・エッグ」は、過去に映画化もされた作品です。両方味わいましたが、やはり小説の良さはひとしおですね!
年下の男の子と年上の女性の揺れ動く感情が、なんとも切ないお話でした。恋をしたらこんな気持ちになるのか!と当時は思いました。
作者の村山由佳さんは文章で男女の身体を上手く表したり、感情移入ができるような言い回しが上手で、この作品を通してファンになりました。
ハッピーエンドではありませんが綺麗な終わり方で、きっと読んで良かったと思える作品だと思います。かなり昔の小説ですが、読んで損は無いと思います。
イワシタ999さん/30代/女性
罪と罰
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 読みやすさ :
著者 | ドストエフスキー |
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出版社 | 新潮社; 改版 |
発売日 | 1987年6月9日 |
価格 | 869円 |
罪とは何かについて考えさせられる
「たくさんの善行を積めば、ひとつの悪行はなかったことにできる」という考えのもとに生きている主人公が、金貸しの老婆を殺す話です。
ミステリーのようでサクサクと読めるし、主人公の罪悪感からくる精神の不均衡さを描くのが本当にうまいです。
名作というだけあって読み応えはかなりありますが、人生に影響を与える一冊になると思うのでおすすめします。
いぬねことりさん/30代/女性
これは経費で落ちません!
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 読みやすさ :
著者 | 青木 祐子 |
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出版社 | 集英社 |
発売日 | 2016年5月20日 |
価格 | 605円 |
数字を通して社内外の問題を解決するクールな主人公が魅力的
NHKのドラマになった「これは経費で落ちません!」の魅力は、主人公・森若さんのクールな物言いと考え方!無駄がなく、でも時折見せるかわいらしさがいいのです。
経理部なので、決算書や経費や領収証などから見えてくる、会社の問題点や人間関係のもろさなどを突き詰めて行きます。
天天コーポレーションという石鹸を扱うメーカーが舞台なので、石鹸や入浴剤を買いに行きたくなります!
yukinishikiさん/20代/男性
純粋ゆえに不器用な登場人物たちの関係が切ない!
江國香織「きらきらひかる」がオススメです!映画化もされています。
アルコール依存症の妻(笑子)と、医者で同性愛者の夫 (睦月)、そして睦月の恋人(紺)のストーリーです。
各章交互に笑子目線、睦月目線で描かれているのが面白いです。
物語全体がみずみずしく描写されていて、何よりも登場人物が純粋ゆえに不器用で、読んでいて切なくなります!
江國香織作品の中でもイチオシです!!
yahiryさん/40代/女性
温かい大きなものに包まれたような感覚になり、勇気づけられる
西加奈子さんの作品はいつも勢いが凄まじく、最終的に主人公が救われていって、それと同時に読者の気持ちも猛烈に勇気づけられるのが特徴です。
中でも「サラバ!」は群を抜いた引き上げ力で、読者を昂らせてくれます。私は何度も大号泣してしまいました。
自分がどうして泣いているのか、何に感動しているのか分からないけど、とにかく温かい大きなものに包まれたような感覚になります。すごいです、本当に。
kumi512923さん/40代/女性
薔薇の名前
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 読みやすさ :
著者 | ウンベルト エーコ |
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出版社 | 東京創元社 |
発売日 | 1990年2月18日 |
価格 | 2,530円 |
記号学者が築く知の迷宮は、どこに立ち寄ってもワクワクできる
映画化もされ、世界中でベストセラーとなった「薔薇の名前」をおすすめします。
中世の修道院を舞台にした推理小説ですが、言語・宗教・政治等、圧巻の知識量が惜しげも無く披露され、深読み・解釈本が大量に出版されたことでも知られています。
しかし!基本に立ち返って、小難しいことを考えずに推理小説として読んでも、十分に傑作です。
主人公の神のごとき知性に導かれて彷徨う堅牢な迷宮は、どこに立ち寄ってもワクワクさせてくれます。
特に京極夏彦・小栗虫太郎などお好きな方には、たまらない作品だと思います。
kappadoさん/40代/女性
白い巨塔
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 読みやすさ :
著者 | 山崎 豊子 |
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出版社 | 新潮社 |
発売日 | 2002年11月20日 |
価格 | 737円 |
医療に関わる人間像を深く描いた傑作
テレビドラマの「白い巨塔」といえば、誰もが知っていると言えるほど有名なものだと思います。
何作かの異なる映像作品がありますが、それを原作の小説で読みますと、ドラマとの違いを比較でき、非常に興味深いです。
医療界の内側を深くえぐるように描くと同時に、一人一人の人間像もリアルに丁寧に描いていて、心理描写の上手さに圧倒されます。
医療ドラマの原作の中でも傑作中の傑作と言える、非常におすすめの作品です。
vfeaq535さん/50代/女性
主人公の葛藤や苦悩が緻密に描かれていて、没頭してしまう
恋愛小説が苦手な人にもおすすめできるのが「初恋」です。作者の半自伝的な作品で、彼が最も愛したと言われるのもうなずける素晴らしい話です。
主人公の好きになった女性が驚くべき相手と関係を持っていたというストーリーで、悲恋に近いのです。
ページ数は少ないのでサクサクと読めるし、主人公の葛藤や苦悩が緻密に描かれているので、読んでいて没頭してしまいます。
いぬねことりさん/30代/女性
登場人物の人物造形が緻密ですごい
拾われた子供であるヒースクリフが、拾われた先の娘のキャサリンと恋に落ちるという恋愛小説に見えますが、実はヒースクリフが自分を酷い目に遭わせた人々に復讐するという凄まじい小説です。
夭折した作者は体が弱くてほぼ外出できない人だったのに、この小説を読むと登場人物の人物造形が緻密ですごいとしかいえません。
ハッピーエンドですが、読後は不思議とスッキリしません。それでも凄い作品です。
いぬねことりさん/30代/女性
鏡は横にひび割れて
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 読みやすさ :
著者 | アガサ・クリスティー |
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出版社 | 早川書房 |
発売日 | 2004年7月15日 |
価格 | 990円 |
作者が生きた当時の風景描写や価値観が反映されていて興味深い
大泉洋主演のスペシャルドラマをたまたま見たことがきっかけです。
ドラマでは舞台が日本という設定でリメイクされていましたが、原作小説ではアガサ・クリスティの生きていたイギリス社会の風景が描写してあり、当時の価値観などが反映されています。
個人的に展開が一番面白いと思った傑作ミステリーだと思います。衝撃の展開が待ち構えるので、手に取ってみてください。
ryu.oさん/20代/男性
五体不満足
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 読みやすさ :
著者 | 乙武 洋匡 |
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出版社 | 講談社; 初版第16刷 |
発売日 | 1998年10月16日 |
価格 | 1,760円 |
「障害=不幸ではない」という作者の人生観がとてもためになる
まずは表紙の写真に驚く人も沢山いると思います。肢体不自由の方は時々見かけますが、両手両足がない方を見ることは中々ないからです。
でも乙武洋匡氏の明るい性格とお母さんや周りの方々との接し方に触れると、「五体不満足で産まれてもこんなに楽しそうに生きられるんだ」と考えさせられる本になってます。
日本では「障害者=かわいそう」という文化がまだ根付いてますが、そうではなく個性としてとらえることがもっと普通になれば良いと思うような1冊です。
kotamayu1225さん/30代/女性
まとめ
読書家500人が選ぶおすすめのベストセラー小説では、1位は『火花』、2位は『図書館戦争シリーズ』、3位は『推し、燃ゆ』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。
今回は、読書家500人おすすめのベストセラー小説30選&人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。
おすすめのベストセラー小説アンケートの詳細
第1位(49票) | 火花 |
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第2位(47票) | 図書館戦争シリーズ |
第3位(45票) | 推し、燃ゆ |
第4位(34票) | 風と共に去りぬ |
第5位(31票) | 日米開戦 |
第6位(30票) | 少年と犬 |
第7位(28票) | 博士の愛した数式 |
第8位(28票) | 告白 |
第9位(27票) | 容疑者Xの献身 |
第10位(21票) | オレたちバブル入行組 |
その他(160票) | 上記以外の回答 |
【アンケート調査概要】調査方法:インターネット調査調査期間:2024年06月27日~07月12日回答者数:500人