主人公や愛する人が病気になってしまう物語など、病気を題材にした小説を読みたい時もありますよね!
誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んでおすすめできる病気を題材にした小説と口コミを知りたい方も多いはず!
この記事では、読書家500人が選ぶ病気を題材にした小説のおすすめ19選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。
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病気を題材にしたおすすめ小説人気ランキング
まずは、病気を題材にしたおすすめ小説人気ランキングからご紹介していきましょう。
Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶ病気を題材にしたおすすめ小説』によると、1位は『君の膵臓をたべたい(77票)』、2位は『ライオンのおやつ(64票)』、3位は『桜のような僕の恋人(50票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら)
それでは、病気を題材にしたおすすめ小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。
【1位】君の膵臓をたべたい
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者: | 住野 よる |
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出版社: | 双葉社 |
発売日: | 2017/4/27 |
価格: |
あらすじ
ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて―。読後、きっとこのタイトルに涙する。「名前のない僕」と「日常のない彼女」が織りなす、大ベストセラー青春小説!
引用元:Amazon
タイトルからは想像できないほど美しい物語
読んでいると悲しくなってしまうので、病気を題材にした作品は苦手ですが、本作はとても良い作品でした。
ヒロインは病気であるにも関わらずあっけらかんとしていて、とても元気で魅力的なキャラクターです。
「こんな感じで終わるのかな」と想像していたラストとは違う結末で、良い意味で期待を裏切られ、またより切なさが伝わってくるラストでした。
jw_rainbow76さん/20代/女性
【2位】ライオンのおやつ
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者: | 小川 糸 |
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出版社: | ポプラ社 |
発売日: | 2019/10/9 |
価格: |
あらすじ
余命を告げられた雫は、残りの日々を瀬戸内の島のホスピスで過ごすことに決めた。そこでは毎週日曜日、入居者がもう一度食べたい思い出のおやつをリクエストできる「おやつの時間」があった―。毎日をもっと大切にしたくなる物語。
引用元:Amazon
生きていることに感謝できる一冊
30代で末期がんになった主人公・雫が、瀬戸内レモン島にあるホスピス・ライオンの家で最期を迎える物語です。
考えさせられるテーマですが、物語自体は重くないタッチで書かれ、読み終わった後は今自分が生きていることに感謝できる一冊です。
主人公の今までの過去を振り返るシーンや、ライオンの家でのおやつの時間、レモン島でのタヒチ君との出会いなど、いろいろな場面が出てきます。
それぞれのシーンで「生きていること」に感謝でき、涙なしでは読めません。
Japis703さん/30代/女性
【3位】桜のような僕の恋人
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者: | 宇山 佳佑 |
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出版社: | 集英社 |
発売日: | 2017/2/17 |
価格: |
あらすじ
美容師の美咲に恋をした晴人。彼女に認めてもらいたい一心で、一度は諦めたカメラマンの夢を再び目指すことに。そんな晴人に美咲も惹かれ、やがて二人は恋人同士になる。しかし、幸せな時間は長くは続かなかった。美咲は、人の何十倍もの早さで年老いる難病を発症してしまったのだった。老婆になっていく姿を晴人にだけは見せたくないと悩む美咲は…。桜のように儚く美しい恋の物語。
引用元:Amazon
未来に向かって進む2人の対比がつらくて泣ける
美容師をしている美咲に一目惚れをした晴人は、諦めていたカメラマンの夢を再び追いかけます。そして、熱烈なアピールを経て2人は付き合いますが、その直後から美咲に異変が訪れます。
残酷な病名と余命を宣告された美咲の心情がつらくて、苦しい気持ちが伝わってきます。好きだった美容師の仕事も、病の進行とともに働けなくなっていきます。
一方、晴人はカメラマンとして地道に夢を追いかけていくのですが、2人の対比に本当に胸が苦しくなります。
中でも、晴人の個展でのすれ違いが切ないです。
ujun1222さん/20代/女性
【4位】ノルウェイの森
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者: | 村上 春樹 |
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出版社: | 講談社 |
発売日: | 2004/9/15 |
価格: |
あらすじ
暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルク空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの『ノルウェイの森』が流れ出した。僕は一九六九年、もうすぐ二十歳になろうとする秋のできごとを思い出し、激しく混乱し、動揺していた。限りない喪失と再生を描き新境地を拓いた長編小説。
引用元:Amazon
生きることについて考えさせられる
生きる意味や主人公の揺るぎない決意や想いをひしひしと感じさせられる一冊です。
大まかに言うと『生と死』がテーマになっているのですが、心の病との闘いの記録でもあります。
愛する人を喪った理由を知った時、その事実を飲み込んでもなお意欲的に生きようと思える人がどれほどいるのかと考えさせられる内容です。
Japis703さん/30代/女性
【5位】走れ外科医
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者: | 中山 祐次郎 |
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出版社: | 幻冬舎 |
発売日: | 2021/3/10 |
価格: |
リアルな病院の様子を知ることができ、没入感がある
ドラマ化もされた「泣くな研修医」のシリーズ第三弾で、リアルな病院の様子を知ることができるので没入感があります。
21歳の女性の癌患者とのやりとりが印象的です。癌が進行していながらも、本人は富士山登頂という夢を持ち、いつも明るく振舞っています。
そんな患者と友達のように接するべきか、きちんと医者と患者の距離感を保つべきなのか、主人公の葛藤をリアルに見ることが出来ます。
また、主人公の恋愛についても、進展が見えながらもどこか不安が残る描写が魅力的で、次回作がとても楽しみです。
Ri.onさん/20代/女性
【6位】余命10年
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者: | 小坂 流加 |
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出版社: | 文芸社 |
発売日: | 2017/5/15 |
価格: |
あらすじ
20歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、余命が10年であることを知る。笑顔でいなければ周りが追いつめられる。何かをはじめても志半ばで諦めなくてはならない。未来に対する諦めから死への恐怖は薄れ、淡々とした日々を過ごしていく。そして、何となくはじめた趣味に情熱を注ぎ、恋はしないと心に決める茉莉だったが……。涙よりせつないラブストーリー。
引用元:Amazon
最期までブレることのなかった女性の覚悟に心を動かされる
とある難病で余命10年と宣告された女性、茉莉の物語です。
私は当初、「ああ、これは“病気の女の子が恋愛をして、幸せな気持ちに浸ったあと最期を迎える系”のありがちなストーリーだな」と思っていたのですが、読んだ後、衝撃でしばらく動けませんでした。
周囲の人間を気遣いながら生きなければならない苦しみ。色々なことを諦めなければいけない悲しみ。それらの感情を隠す覚悟。迫る死に対する恐怖、健康な友人たちに対する妬み、なぜ自分がこの病気に選ばれたのかという怒り…一人の人間の生き様が生々しく描かれている作品です。
茉莉はとても強く、気高い人間だと思いました。心細かっただろうに、その心さえも静めようと努力し続けた彼女を、私は今後忘れることはないと思います。
murotaさん/20代/女性
【7位】閉鎖病棟
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者: | 帚木 蓬生 |
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出版社: | 新潮社 |
発売日: | 1997/4/25 |
価格: |
あらすじ
とある精神科病棟。重い過去を引きずり、家族や世間から疎まれ遠ざけられながらも、明るく生きようとする患者たち。その日常を破ったのは、ある殺人事件だった…。彼を犯行へと駆り立てたものは何か?その理由を知る者たちは―。現役精神科医の作者が、病院の内部を患者の視点から描く。淡々としつつ優しさに溢れる語り口、感涙を誘う結末が絶賛を浴びた。山本周五郎賞受賞作。
引用元:Amazon
優しいストーリーや、懸命に生きる人々の姿に何度も涙する
この作品は、2019年に「閉鎖病棟—それぞれの朝—」のタイトルで映画化もされた、帚木蓬生による医療小説です。
舞台は精神科の閉鎖病棟で、主人公が医師ではなく、その閉鎖病棟に入っている患者のひとりという点が珍しく、読んでいる間、さまざまな感情が湧き上がります。
そして、あまりにも優しいストーリーや、精神的な病を抱えながらも懸命に生きる人々の姿に何度も涙させられました。
タイトルがシンプルなので、こんなにも胸を打たれる作品だとは思いませんでした。
fm_handaさん/20代/女性
【8位】ハッピーバースデー 命かがやく瞬間
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者: | 青木 和雄 |
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出版社: | 金の星社 |
発売日: | 2003/12/1 |
価格: |
あらすじ
母親の精神的虐待から、声をなくしてしまった少女・あすか。しかし祖父母の愛と自然の力で回復し、あすかは強く変わっていく。そんなあすかの姿を見て、兄・直人は親の期待通りに生きてきた自分の人生に疑問を持ちはじめる。そして、娘を愛することのできない母親は、初めて自分の心の問題にむきあおうとするのだった。それぞれの生き方が共感をよび、社会的ブームにまでなった感動のベストセラー。小学校高学年・中学生向き。
引用元:Amazon
辛いことがあった時、心のサプリメントになる
私はシリアスな話は苦手で、普段あまり読まないのですが、これは読んでみてよかったと心の底から思いました。
心の病に侵されつつも、病を克服し心身ともに強くなっていく主人公の姿に元気づけられます。
また、1人1人尊い命なんだと何回読んでも感じます。
辛いことがあったとき、心のサプリメントになります。
もものも。さん/20代/女性
【9位】失はれる物語
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者: | 乙一 |
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出版社: | 角川書店; 初版 |
発売日: | 2006/6/24 |
価格: |
あらすじ
目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。残ったのは右腕の皮膚感覚のみ。ピアニストの妻はその腕を鍵盤に見立て、日日の想いを演奏で伝えることを思いつく。それは、永劫の囚人となった私の唯一の救いとなるが…。表題作のほか、「Calling You」「傷」など傑作短篇5作とリリカルな怪作「ボクの賢いパンツくん」、書き下ろし最新作「ウソカノ」の2作を初収録。
引用元:Amazon
自分にもいつ起こりうるかわからないので、胸が締め付けられる
植物状態になり、意識はハッキリしているのに指にしか感覚が残らず動かせなくなった男性の物語です。
交通事故や脳梗塞など、自分にもいつ起こりうるかわからないことなので、胸が締め付けられます。
最後に男性は、妻を解放するために「ある決意」をするのですが、自分は同じことを選択できるのかどうか、と思ってしまいます。
snmr5151さん/20代/女性
【10位】麻酔
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者: | 渡辺 淳一 |
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出版社: | 講談社 |
発売日: | 1996/8/8 |
価格: |
あらすじ
子宮筋腫の手術を受けた妻邦子は、麻酔のミスで意識不明のまま眠り続ける。福士高伸は妻の意識が戻るよう、夜の病床で妻を密かに愛撫さえしたが、いっこうに目醒める気配もない。母のいなくなった家庭は次第に虚ろなものになっていくが、高伸は仕事に没頭していく。医療過誤と家族の絆を描く感動の長編。
引用元:Amazon
リアルで静かな絶望感に胸を抉られる
主人公の妻は、子宮筋腫の手術を受けた際、麻酔のミスで意識不明のまま昏々と眠り続けてしまいます。
そして、妻が中心になって和が保たれていた家族の絆にも、徐々にほころびが見え始め…。
終わりのない静かな絶望と、その中で垣間見える光に胸を締め付けられる一冊です。
fm_handaさん/20代/女性
残された時間をどう過ごすのか、1日の価値を考えさせられる
残された時間をどう過ごすのか、1日の価値を考えさせられる話です。
ヒロインの桜良は膵臓の病を抱えている女子高生で、『共病文庫』と名付けた闘病日記に、死ぬまでにやりたいことリストをあげています。
そんな彼女のお手伝いをすることになったのが主人公の『僕』なのですが、性格は真逆のふたり。しかし少しずつ心を通わせていくところが読み手を惹きつけます。
また最後までずっと伏せられていた『僕』の名前が終盤で判明するのですが、桜良と運命で結ばれて出会うべくして出会った2人だったのだと感動しました。
kouaiw211さん/30代/女性
病と向き合いながらも真っ直ぐに生きる少女の強さに感動する
ヒロインの桜良が書いていた、自分の余命が書かれた闘病日記を拾った「僕」。
2人は、桜良が死ぬまでにしたいことを一緒に叶えていきます。
残された時間を精一杯謳歌しようとする真っ直ぐな桜良と、ずっと自分のことばかりだった「僕」。正反対の彼らが変わっていく成長の過程は見所の一つです。
互いがなくてはならない存在になるものの、別れは必ず来るという状況での2人の向き合い方や、考え方にも涙するかと思います。
pikarootさん/20代/女性
強くてまっすぐな女の子の懸命な生き様と恋に胸が熱くなる
高校生にしては大人びた性格でしっかりした女の子・桜良ですが、実は余命幾ばくもない難病を抱えています。
彼女はひょんなことから知り合った同じクラスの男の子と、人生最後にやりたいことを叶えていきます。
スイーツパラダイスに行ったり、旅行をしたりと、普通の十代が当たり前にできることが彼女にとっては特別なんですね・・・。
少し周囲を困らせながらも、後悔しないように懸命に自分の人生を生きていく桜良の姿と、切ないラブストーリーが心に残っています。
ty0506さん/30代/女性
型にはまらない二人がなんとも微笑ましい
タイトルが凄いですが、読んでみると、高校生の純粋な恋愛が描かれています。
付き合っているわけでもない、彼氏彼女と呼んでいない、でも一緒に行動している、という、型にはまらない二人がなんとも微笑ましいです。
デートの話は、まるでその場に一緒にいるかのように楽しんで読めました。
最後は切ないですが、温かくもあり、読後にほっこりする作品です。
アボカド520さん/30代/女性
生きることの意味や尊さについて考えさせられる
主人公の男子高校生と難病を抱えたヒロインの物語です。
しかし、ただの青春物語ではなく、また「よくある闘病記」でもないです。
ヒロインがもう長く生きられない状態だという現実を知った主人公と彼女が、必死にありのままに毎日を過ごしている姿を通して、生きることの意味や尊さについて考えさせられます。
タイトルにはインパクトがあり、最初は驚きますが、物語終盤でその意味を理解すると、読んでいて涙が止まらなくなります。
Japis703さん/30代/女性
切ないけれど心が動かされ、頑張ろうという気持ちになる
アニメ化、実写化もされているので、耳にしたことがある題名だと思いますが、小説もとても泣けます!
病気なのに前向きな桜良や、その周りの友人、主人公の「僕」の思いに心が動かされます。
読み終わった後は何故だか””よし、頑張ろう!””という気持ちになれますよ。
小説を読んでからの方が、アニメや実写は泣けます!
buzzblue14さん/20代/女性
病と戦いながらも周りの幸せを願うヒロインのメッセージが心に響く
天真爛漫なクラスの人気者・桜良。何をするにもクラスの中心の彼女ですが、膵臓の病気を患っていて長くは生きられないことを自分で分かっています。
その事実を知るただ一人のクラスメイト「僕」との関係も気になるところ。
病気と主に生きること、友達を大切にすること、未来を信じること……この本からはこんなメッセージが伝わってきました。
最後は衝撃的な結末を迎えます。読み出したらハンカチが手放せない一作です。
happylifemakiさん/20代/女性
後悔しないように毎日を精一杯生きなければと思わされる
主人公は人との関わりが苦手で大人しい男子高校生です。それと相反するかのような性格のヒロインとの、徐々に深まっていく交友関係が物語の主軸になります。
少しずつ心を開いていく主人公ですが、ヒロインは重篤な膵臓の病を患っています。
病気に対して恐怖を抱くヒロインに対して、必死に励ます主人公・・・主人公自身の成長に心を打たれ、どんなに明るい人間でも抱えている不安や恐怖は他人が図れないことを思い知ります。
そしてヒロインの最期に大きな衝撃を受けました。人はいつ死ぬか分からない。今日かもしれない、明日かもしれない・・・「死」は他人事ではなく、いつ自分に降りかかるか分からないからこそ、後悔しないように毎日を精一杯生きなければ、と思いました。
傘さん/20代/男性
ストーリー構成が斬新で、考えさせられる作品
この話は、映画化、アニメ化もされていて、注目された作品でもあります。
主人公がヒロインの「共病文庫」と名付けられた闘病日誌を拾うところから物語が始まります。
彼女は主人公に「病気のことや、余命が短いことを周囲の人には黙っていて欲しい」と頼みます。ここから主人公は、性格が正反対な彼女と「死ぬまでにしたいこと」を一緒に経験していきます。
重い病気と闘っている姿ではなく、「共通点のない同級生と一生懸命に生きる彼女との思い出」という形で綴られるストーリー構成が斬新で、考えさせられる作品でした。
nokonoko1412さん/20代/女性
性格の異なる2人が、限られた時間を共に過ごしていく不思議な雰囲気に引きつけられる
余命宣告を受けるような病気を抱えながらも、まっすぐ生きていく女子高生の明るさに心惹かれる作品です。病気を題材にしていますが、お涙頂戴ものというよりも、「生き方」を考えさせる哲学的なお話だと思います。
偶然、彼女の病気のことを知ってしまった内気なクラスメイト「ぼく」と彼女が、「死ぬまでにやりたいこと」を通して交流していく様子が描かれます。
やがて彼女の親友やクラスメイトも巻き込み、性格の異なる彼女との交流は、「ぼく」に少しずつ変化を起こしていきます。
彼女の最後は、想像を超えて衝撃的でとても印象に残りました。「命」はみな平等であり、病気であろうとなかろうと、不意に死がやってくることに気づかされます。
mizuki.bizさん/20代/女性