編集部おすすめ:おすすめのサスペンス小説21選
ここまでは、読書家500人が選ぶおすすめのサスペンス小説の人気ランキングをご紹介してきました。
次に、Bookey編集部が選ぶおすすめのサスペンス小説21選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ!
望み
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- サスペンス要素:
著者 | 雫井 脩介 |
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出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2019年4月24日 |
価格 | 748円 |
家族とは何かを深く考えるきっかけになる
世のお父さんには『望み』がお勧めです!全てを差し置いても息子の事を最優先するお母さんの姿に、畏敬の念を抱きます。
家族それぞれの思いと言うか望みがあり、物語が展開するにつれて各自の望みが明確になって行きます。しかし状況はどんどん深刻化し、絶望感が漂う展開からのどんでん返し。しかしお母さんにはやりきれない気持ちしか残らないと思います。
家族とは何かを深く考えるきっかけになると思います。
映画化されましたが、母親役の石田ゆり子さんの演技は一見の価値があります。原作を読んでいれば細部にわたり堪能できると思います。
rojiura22さん/50代/男性
次々に起こる事件と大勢の登場人物達の複雑な動きに、ドキドキが止まらない
大人気作家・東野圭吾の1冊ということもあり、どれほど面白く複雑に書かれているか、事件が最後にどんな意味をもたらすのか、ワクワクしながら読み始めることができます。
この作品はとにかく登場人物が多く、しっかり読み進めていかないと、途中で誰が誰だったかわからなくなってしまいます。だけど、その登場人物の多さが、ストーリーをさらに面白くしてくれます。
また、日常生活では触れることのないフラクタル図形や、オリジナルの「寛恕の網」など、数学的な価値を、読んでいくうちに感じることができます。
Taskalさん/40代/女性
点と線
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- サスペンス要素:
著者 | 松本 清張 |
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出版社 | 文藝春秋 |
発売日 | 2002年8月4日 |
価格 | – |
情景がありありと目に浮かび、ドキドキする
松本清張の「点と線」は、日本を代表する推理小説の1つであると思います。
東京駅のある時間だけ、ホームの向こう側のホームを見ることができる、というところから、情死した2人を殺した犯人を追いかけていくという流れは、彼の作品の原点と言えます。
また、九州の小倉の香椎海岸の様子迄をスト-リーに入れているので、情景がありありと目に浮かび、ドキドキしながら読んだことを思い出します。
puresuryさん/50代/男性
ルパンの消息
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- サスペンス要素:
著者 | 横山 秀夫 |
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出版社 | 光文社 |
発売日 | 2010年3月26日 |
価格 | 770円 |
伏線が多く、展開の読めないストーリーがすごい
横山秀夫のデビュー作「ルパンの消息」がおススメです。
過去の事件について語られる中で、その内容について推理をしていく形式なのですが、当時は分からなかった登場人物達が取った行動の意味が終盤で伏線回収され、意外な結末を迎える展開はとてもスリリングです。
他の横山作品よりは少し派手な展開で、とても面白いと思いました。
Kojakさん/30代/男性
テーマは深いが、トリックは理解しやすく、初めてのミステリー小説にぴったり
ドラマにもなったガリレオシリーズ第6弾で、今回は主人公・湯川と、とある少年の交流が見所の一つとなっています。
本作のテーマは環境保護と資源開発・・・難しいテーマですね。上手く共存する道はないのか、改めて考えさせられます。
誰も悪くないのに、大切な人を護るために犯罪を犯すのは悲しいですね。結末には賛否両論あるようですが、須く明らかにすることが最良の道とは思いません。
トリックも理解しやすく、初めてのミステリー小説にぴったりです!
hidetomo100389さん/20代/男性
虚数を解に持つ殺人事件というアイデアが唯一無二
殺人事件と言えば、トリックがあって、動機があって、凶器や手段の謎解き、アリバイ崩しなどの要素を思い浮かべる人も多いでしょう。
しかしこの作品は違います。犯人は遠く離れています。もちろんアリバイは完璧です。でも事件は起きます。
物語が進むと証拠がどんどん失われていきます。それが失われたら、本当にこの事件は虚数の向こう側に消え、完全犯罪になってしまいます。
数学用語が出てきますが、特に知識はいりません。とても読みやすい文体で話にどんどん引き込まれていきます。気づけば2時間、3時間読み進めてしまいます。
nankurunaisa0708さん/30代/女性
Nのために
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- サスペンス要素:
著者 | 湊 かなえ |
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出版社 | 双葉社 |
発売日 | 2014年8月23日 |
価格 | 693円 |
ミステリーだけどすごく深い愛が描かれてる!
てっきり、主人公同士の愛の話かと思いきや、全然違いました。
それぞれに愛の形があって、またそれが真っ直ぐ過ぎて深いです!
「私だったらどうするだろう?これって、歪んだ愛なのでは?」といろいろ考えさせられます。
ミステリーだけど恋愛も大いに関係してくるので、ハラハラしつつあたたかさもある小説でした。
kinaco4さん/30代/女性
夏と花火と私の死体
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- サスペンス要素:
著者 | 乙一 |
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出版社 | 集英社 |
発売日 | 2000年5月19日 |
価格 | 462円 |
斬新な視点で進むストーリーと意外なラストが面白い
この物語は、ある事故によって亡くなってしまった「女の子の死体」目線で進んでいくという斬新な設定になっています。
少し奇抜に思うかもしれませんが、亡くなった人ならではの視点で進む物語を見るうち、まるで実際にあった事件の全容を覗き見ているような感覚になっていきます。
事故の真相を知る妹と、その妹の提案により共に死体を隠すことになった兄の奇妙な絆。
そして死体を隠すことに対する異常なまでの執着は読んでいてゾッとしますが、最後まで目が離せなくなってしまうこと間違いなしです!
カアンサミナさん/20代/女性
百舌の叫ぶ夜
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- サスペンス要素:
著者 | 逢坂 剛 |
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出版社 | 集英社; 改訂新版 |
発売日 | 2014年3月20日 |
価格 | 792円 |
意外な展開と生々しいシーンは圧巻
逢坂 剛さんの百舌シリーズ。殺人犯と公安、警察内部の錯綜する人間関係と、時折文章に表れる生々しい殺人の模様は本当に圧巻です。
ドラマ化・映画化もされましたが、映像として描写しにくい所はカットされたり、違う構成にされていますので、重厚な世界観を味わいたいなら、絶対に小説で読むべき物語だと思います。
fantajimaさん/40代/男性
祈りの幕が下りる時
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- サスペンス要素:
著者 | 東野 圭吾 |
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出版社 | 講談社 |
発売日 | 2013年9月13日 |
価格 | 1,468円 |
今の自分の在り方、存在意義を考えさせてくれる
個人的には『祈りの幕が下りる時』がおすすめです。
主人公の刑事の生い立ちを交えつつ、犯人のバックヤードに何があったのか、その後の人生を書きながら、今の自分の在り方、存在意義を考えさせてくれます。
また、過去を隠しながら生きていくつらさを描きつつ、犯人をどう捕まえていくのかが描かれているので、ぐいぐい引き込まれていきます。
nankurunaisa0708さん/30代/女性
火星に住むつもりかい?
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- サスペンス要素:
著者 | 伊坂 幸太郎 |
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出版社 | 光文社 |
発売日 | 2018年4月12日 |
価格 | 858円 |
平和って一体何なんだ?と考えさせられる
現代社会の問題点をついたような、平和について考えさせられる作品です。
作中で「安全地区」に選ばれた仙台では、平和警察のもと住人たちによる監視と密告から取り締まられ、危険人物とみなされれば処刑されてしまいます。誰もが疑わしく狡い世界で、嫌いな人間がいれば陥れることだって出来てしまいます。
やがて、恐ろしく理不尽な世の中にメスを入れていく正義の味方が現れて、どんどんストーリーは展開していきます。
様々な伏線が回収されていく爽快感はたまりません。ぜひ、一度伊坂ワールドに浸ってみてはどうでしょうか?
rainybさん/20代/女性
卒業
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- サスペンス要素:
著者 | 東野 圭吾 |
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出版社 | 講談社 |
発売日 | 1989年5月8日 |
価格 | 649円 |
最後まで謎が謎をよぶ
読者の心をぎゅっとつかむ小説家、東野圭吾の「卒業」をおすすめします!
同じ高校出身仲良し男女6人組。大学の卒業を前に、この6人組の中で起きてしまった殺人事件。自殺か、他殺か。大学を卒業前に自分たちで犯人を突きとめることになります。
親友だと思っていたからこそ疑いたくない、でも、疑わざるを終えないという、複雑な心情の中で繰り広げられるサスペンスストーリー。
最後の最後まで、犯人が誰なのか分からない奇想天外の結末です。
nakkikki0124さん/20代/女性
不気味で怖いがそれでも読むのをやめられない
作品前半は事件が立て続けに起きていきます。その不気味さ、怖さに、読むのをやめようと何回も思ったほどです。特に娘さんがいる親御さんは、読んでいて恐怖に震えると思います。
後半は犯人の心理に深く踏み込んでいきます。ここからは得体の知れない恐怖が少なくなり、心理分析の色合いが濃くなります。この犯人はどういう人生、生い立ちをしていて、この犯罪に至るまでにどのような道のりがあったのかを論理的に描いていきます。
後半はなぜこんな事件が起きたのかの謎明かしで、どんどん読み進んでいく感じでした。
長くて怖くて、けっこうシンドイと思いつつも、結局とまりませんでした。
miwagoさん/40代/女性
描写が細かくてゾクゾクする!
どこにでもいそうな至って平凡な普通の主婦が、お金のために犯罪に手を染めてしまい、同僚たちも同様に闇に落ちていく…。
読み進めていくとどんどん話に入り込んでしまって、一晩で読み終えました!
死体の解体シーンの描写が細かくてグロイのですが、そこもまたおすすめポイントです。
最後はどうなるんだろう、とハラハラします。
maron33さん/30代/女性
占星術殺人事件
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- サスペンス要素:
著者 | 島田 荘司 |
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出版社 | 講談社; 改訂完全版 |
発売日 | 2013年8月9日 |
価格 | 990円 |
主人公の推理が爽快
島田荘司の描く天才名探偵の御手洗清が登場する作品の一つ。
密室で殺された画家の手記からはじまり、その後、6人の若い女性が行方不明になり、一部を切り取られた惨殺死体が発見されていくストーリーになっています。
その殺人の恐ろしさよりも、主人公・御手洗清の天才ぶりの恐ろしさの方が圧巻です。
一つ一つ犯人の殺人に至る経緯を推理によって紐解いていく様は非常に爽快です。
fantajimaさん/40代/男性
悪いものが、来ませんように
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- サスペンス要素:
著者 | 芦沢 央 |
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出版社 | KADOKAWA/角川書店 |
発売日 | 2016年8月25日 |
価格 | 660円 |
二人の女性の関係性が衝撃を生むサスペンス
私は、芦沢央さんの「悪いものが、来ませんように」という小説をおすすめします。
この作品は紗英と奈津子という二人の女性の関係性が衝撃を生むサスペンス小説となっています。
二人が巻き起こす事件には、女性特有の悩みや緻密で繊細な感情が上手く表現されていて、とてもリアルで物語に引き込まれ夢中になります。
この作品は最後にどんでん返しが待ち受けているので、一度最後まで読んだらページを振り返らずにはいられない、また再読したくなるほどの中毒性があります。
兎 萌花さん/20代/女性
GOTH
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- サスペンス要素:
著者 | 乙一 |
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出版社 | 角川書店 |
発売日 | 2002年7月1日 |
価格 | – |
出てくる人物全てが異常者で、読むのを止められない!
手首だけを持ち去る『リストカット事件』を追う2人の学生が、次々と別の事件にも巻き込まれる連続短編集です。
登場人物ほぼ全員が異常者で、行動が恐ろしいです。
犯人の感性もわからないけど、2人の学生の感性もかなり独特です。
ホラー系サスペンス小説で、描写がグロテスクだったり残酷だったりしますが、それでも読む手を止められないくらい面白いです。
sallys3さん/20代/女性
ヒトリシズカ
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- サスペンス要素:
著者 | 誉田 哲也 |
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出版社 | 双葉社 |
発売日 | 2012年4月12日 |
価格 | 681円 |
少女とは思えない言動で、警察や探偵の手をすり抜ける姿が圧巻
一見バラバラに見える事件が、最後にはシズカという一人の女性の人生に繋がっているお話です。ぞわっとしながらも、ページをめくる手が止まりません。
少女とは思えない言動で、警察や探偵の手をすり抜ける姿が本当に圧巻でした。
ゾクッとするけど、読み終わった後はシズカの波乱の人生に悲しくもなり、感情が持っていかれました。
ask1206さん/20代/女性
壮絶な麻薬戦争の構図がわかる
DEAと麻薬カルテルとの攻防を描いた大・大傑作です。
メキシコからどのようにしてアメリカへ大量の麻薬が入り込んでくるのかが、時代の流れとともによく理解できる内容となっています。
主人公はアメリカのDEA捜査官、アート・ケラー。メキシコの麻薬カルテル側の中心人物、アダン・バレーラやその他登場人物たちの描かれ方が非常に面白く、読み始めると止まらなくなります。
圧倒的な暴力、裏切り、そして死。獣のような男たちの世界がそこには描かれていますが、殺戮の荒野に咲く一輪の花のごとく、逞しく生きるノーラたち女性の姿も見逃せないものがあります。
atchinさん/50代/女性
リカ
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- サスペンス要素:
著者 | “”a-size-medium””>五十嵐貴久 |
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出版社 | 幻冬舎 |
発売日 | 2013年9月13日 |
価格 | 627円 |
純愛モンスターリカの暴走がたまらない!
最近ドラマ・映画化されているリカがオススメです。
愛した男を手に入れる為なら人殺しも厭わない、そんな純愛モンスターであるリカの狂気にゾクゾクしながら、でも先が読みたいという好奇心でどんどん読み進められる作品です。
シリーズ化されており、リカ誕生秘話からリカのいない世界まで、すべてがリカ尽くしの作品です。
人間が一番怖いと教えてくれるそんな物語です。
0607ihmrさん/30代/女性
インディヴィジュアル・プロジェクション
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- サスペンス要素:
著者 | 阿部 和重 |
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出版社 | 新潮社 |
発売日 | 2000年6月28日 |
価格 | 51円 |
もはや古典だが、ハードでスリル満点
出版された時代や表紙のポップさの影響で、渋谷系J文学などと区分されてしまいますが、その実、孤高の傑作です。
主人公・オヌマの日記形式という体裁で、インディヴィジュアル・プロジェクション(個人・投影)を言語化されて進むスリルは、一読の価値があると思います。
to.izumiさん/40代/男性
まとめ
読書家500人が選ぶおすすめのサスペンス小説では、1位は『容疑者Xの献身』、2位は『十角館の殺人』、3位は『告白』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。
今回は、読書家500人が選ぶおすすめのサスペンス小説31選&人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。
おすすめのサスペンス小説アンケートの詳細
第1位(92票) | 容疑者Xの献身 |
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第2位(68票) | 十角館の殺人 |
第3位(49票) | 告白 |
第4位(36票) | イニシエーション・ラブ |
第5位(24票) | その女アレックス |
第6位(18票) | オーデュボンの祈り |
第7位(17票) | ダ・ヴィンチ・コード |
第8位(17票) | 陽気なギャングが地球を回す |
第9位(16票) | 慈雨 |
第10位(15票) | 夜明けの街で |
その他(148票) | 上記以外の回答 |
【アンケート調査概要】調査方法:インターネット調査調査期間:2024年06月27日~07月12日回答者数:500人