現実にはないような素敵な世界観を持っていて、なおかつ海外作家ならではの視点があるファンタジー小説を読みたい時もありますよね!
誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んでおすすめできる海外のファンタジー小説と口コミを知りたい方も多いはず!
この記事では、読書家500人が選ぶ海外のおすすめファンタジー小説21選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。
好きなところから読めます
おすすめの海外ファンタジー小説人気ランキング
まずは、おすすめの海外ファンタジー小説人気ランキングからご紹介していきましょう。
Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶおすすめの海外ファンタジー小説』によると、1位は『ハリー・ポッター(339票)』、2位は『星の王子さま(52票)』、3位は『夏への扉(35票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら)
それでは、おすすめの海外ファンタジー小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。
【1位】ハリー・ポッター
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- ファンタジー要素:
著者 | J.K.ローリング |
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出版社 | 静山社 |
発売日 | 1999年12月1日 |
価格 | 2,090円 |
迫力があり、自分も魔法学校に行ったような感覚に陥る
特に第1巻の賢者の石が一番好きです。20年も前の話ですが、映画を見たのをきっかけにハマってしまい、本屋さんに行きました。
映画とはまた違った迫力があり、あの魔法学校へ自分も行ったような感覚に陥りました。
全てが圧倒的で、本の中に吸い込まれそうになったのを覚えています。
asugen0607さん/50代/女性
【2位】星の王子さま
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- ファンタジー要素:
著者 | サン=テグジュペリ |
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出版社 | ゴマブックス |
発売日 | 2008年11月4日 |
価格 | – |
深い意味が込められていて、読み返すたびに違う解釈ができる
初めて「星の王子さま」を読んだのは小学生の時でしたが、大人になってから読み返すと、子供の頃には気づかなかったことに気づいて、違う解釈ができました。
王子さまが7番目に訪れた星は地球で、そこで「ぼく」と出会い、たくさん会話を交わす中で交流を深めていきます。その会話の一言一言に深い意味が込められていて、読み返すたびに少し違う解釈ができます。
私はいつも読み終わった本は古本屋に売ることが多いですが、「星の王子さま」はたまに読み返したくなるので、取っておいています。
きつねやヘビなどがメタファーとして登場し、その意味について考えるのも楽しいです。
keikohatsuさん/50代/女性
【3位】夏への扉
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- ファンタジー要素:
著者 | ロバート・A. ハインライン |
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出版社 | 早川書房 |
発売日 | 2010年1月30日 |
価格 | – |
近未来描写がなんとも生々しく、情景が目に浮かぶ
ファンタジーというよりもSF小説に属すると思うのですが、タイムトリップのワクワク感、未来の扉を開ける描写などはファンタジー要素を感じるので、紹介させていただきます。
主人公は人生のどん底状態で、ひょんな理由からタイムトリップする(させられる)ことになるのですが、その近未来描写がなんとも生々しく、情景が目に浮かぶようした。
当時、あまり本を読まない高校生であった私も物語に引き込まれ、一気に読み上げてしまいました。
細かい描写は忘れていると思うのですが、小難しい事は一切考えずに読めるSF冒険小説です。ページをめくるたびに感じるワクワク感、読後のすっきり爽快なあたたかい気持ち、これらはいまだに覚えています。
grgrgreenさん/40代/女性
【4位】ダレン・シャン
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- ファンタジー要素:
著者 | ダレン・シャン |
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出版社 | 小学館 |
発売日 | 2006年7月15日 |
価格 | 726円 |
自分と重なる部分もある、少しダークな世界観が魅力
子供向け小説だと思ってバカにしていたら、予想以上に面白くて半日で1冊読んでしまいました。
物語の冒頭の、主人公のちょっとした好奇心やいたずら心、家族への想いなど、自分と重なる部分が多くあってドキドキしながら読み進められました。
少しグロテスクな描写もありますが、そういった描写が苦手なタイプの私でも読めたので、多くの方が楽しんで読むことが出来ると思います。
笑えるところもあり、切なくなるところもあり、ハラハラドキドキすることもできるシリーズです。
sabtp0721agapansさん/20代/女性
【5位】氷と炎の歌シリーズ
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- ファンタジー要素:
著者 | ジョージ・R・R・マーティン |
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出版社 | 早川書房; 改訂新版 |
発売日 | 2012年3月31日 |
価格 | 1,430円 |
中世ヨーロッパ風の世界観と、読むものを圧倒するスケールに引き込まれる
氷と炎の歌シリーズをお勧めします。世界的に流行った、ゲーム・オブ・スローンズの原作になります。
ドラマは一足先に完結してしまいましたが、小説版はまだ完結していません。
中世のヨーロッパを想像させる世界観と、読むものを圧倒するスケール、また物語の面白さに一気に引き込まれます。ただ、ちょっとエログロな表現やストーリーがあるので、子供には早い作品かもしれません。
一冊のボリューム(700ページ弱)あるので腰が引けますが、一度読み始めればあっという間に物語の中に引き込まれます。
Donald55さん/50代/男性
【6位】魔法使いハウルと火の悪魔
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- ファンタジー要素:
著者 | ダイアナ・ウィン ジョーンズ |
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出版社 | 徳間書店 |
発売日 | 1997年5月1日 |
価格 | 1,760円 |
有名なジブリ映画の原作だけど、スケールは映画以上!
スタジオジブリ「ハウルの動く城」が大好きで、映画の原作も読んでみようと図書館で借りて読みました。当時は高校生でハリーポッターシリーズや指輪物語シリーズ、デルトラ・クエストなど、海外のファンタジーを読み漁っていた時期でした。
ハリーポッターや指輪物語は面白いけどとにかく長くて、世界観は面白いけど読むのがつらいときもありましたが、この作品は読みやすいです。
映画のイメージで読むとハウルやソフィーの性格の悪さにびっくりしますが、それはそれで人間味があって面白いと思えました。映画とは別物だと思えば楽しめると思います。
人物関係の関わりも映画より複雑だったり、映画の中では詳しく触れられなかった謎や、魔法使いのいる世界観が描かれているので、読み応えあります。
3匹のコアラさん/30代/女性
【7位】ゲド戦記
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- ファンタジー要素:
著者 | アーシュラ・K. ル=グウィン |
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出版社 | 岩波書店 |
発売日 | 2009年1月16日 |
価格 | 792円 |
魔法使い、ドラゴン、呪文に満ち溢れたファンタジーが好きならハマれる
魔法使いになったゲドの冒険と成長の物語です。
ドラゴンが飛び交い、争う国と人びと、そして死の国・・・いろいろなイメージが混じりあい、独特な世界を作り出しています。
鷹に変身して飛べるゲドは、その世界で王となる若者を助けて、最後には彼を王位につけて世界の安定がもたらされます。
魔法使い、ドラゴン、呪文に満ち溢れたファンタジーが好きな人は、この世界を楽しめると思います。
gunew2mthhyさん/50代/女性
【8位】トワイライト
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- ファンタジー要素:
著者 | ステファニー メイヤー |
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出版社 | ヴィレッジブックス |
発売日 | 2008年4月19日 |
価格 | 770円 |
人間とヴァンパイアの恋に胸キュン!
人間ではなく、動物の血を飲む「菜食主義」のヴァンパイア一族の一人「エドワード・カレン」とそのヴァンパイア好みの血を持つ「イザベラ(ベラ)・スワン」の恋と運命を描いています。
物語は終始ベラの視点で描かれ、最初は被食者と捕食者という関係でしたが、次第に運命の相手として惹かれ合っていきます。
途中、二人が結ばれるまで別離や三角関係、種族差などの困難が待ち受けますが、二人は愛で乗り越えていきます。
また、著者のサイトでは第一章ををエドワード視点で描いた話も載っています。全て英語で書かれており、文法も難しいため、英語が苦手な私は挑戦できていませんが、エドワード視点からのストーリーは本編を読んでから読むととても新鮮に感じるかと思います。
1046vsakiさん/20代/女性
【9位】ナルニア国ものがたり
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- ファンタジー要素:
著者 | C.S.ルイス |
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出版社 | 岩波書店; 新版 |
発売日 | 2000年6月16日 |
価格 | 748円 |
魔法の世界の形を借りて、人生で大切なことを教えてくれる物語
「ナルニア国ものがたり」はトールキンの「指輪物語」と並び評されることの多い作品です。けれどもこちらのほうがより一層「魔法色・ファンタジー色」が強い物語だと言えるでしょう。
主人公は男の子2人・女の子2人のペベンシー兄妹です。それぞれ現実世界で問題を抱えているものの、偶然迷い込んだ魔法の国・ナルニアで様々な冒険を通して成長していくことになります。
物語は魔法の香りがしますが、ぺベンジー兄妹はそれぞれの困難に自力で立ち向かわなければなりません。大人の読者でも自分を投影して応援したくなるくらいワクワクします。
キリスト教の教義を子供向けに易しく解説しているような雰囲気なので、聖書の知識がある人が見ると「ああ、このこと」とピンとくる要素が多いです。
もちろん宗教関係なく楽しめる物語なので、「宗教色の強い物は嫌」という人も楽しむことができるのもおススメポイントになります。
ポリネシアさん/30代/女性
【10位】バーティミアス
- 読み応え度 :
- 物語の満足度 :
- ファンタジー要素:
著者 | ジョナサン・ストラウド |
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出版社 | 理論社 |
発売日 | 2003年12月13日 |
価格 | 3,880円 |
見習い魔法使いとちょっとマヌケな妖霊コンビに夢中になれる
バーティミアスはイギリスのファンタジー小説になります。日本版は3巻まで出ているので、揃えやすいと思います。
1巻の「サマルカンドの秘宝」では見習い魔法使いの少年・ナサニエル君が大変な目に遭いますが、妖霊のジンであるバーティミアスを召喚してからは少しずつ物語が進んで行き、ワクワクしました。
2巻、3巻と巻を重ねる毎に、ナサニエル君はだんだん嫌な大人に変わっていってしまいますが、バーティミアスがそれを補おうと頑張る事になります。
一時期、映画化も噂されましたが、結局映画にはなっていないようなので、本で楽しんで欲しい作品です。負けん気の強い少年とちょっとマヌケな妖霊が活躍する姿に夢中になれるはず。
nanohana_hifさん/40代/女性
根底には割とダークな設定が盛り込まれており、大人でも読み応え十分
映画化もされてとても有名なこのハリーポッターシリーズですが、子供向きかと思いきや大人も楽しめます。
魔法界の設定がとてもよく練られており、よく考えてあると感心します。
子どもが好きそうな場面も沢山あるのですが、根底には割とダークな設定が盛り込まれており、大人でも読み応え十分。ハリーの成長とともに物語もかなり暗いものになっていきます。
基本的には、ハリーが入学して一年ごとに一巻進んでいますのでわかりやすいです。
karimpani77さん/40代/女性
映画よりも詳細な描写で、魔法の世界に引き込まれる!
ハリー・ポッターを好きになったきっかけは映画でしたが、その後小説を読み、映画には描かれていないエピソードやキャラクターのその時々の心情などに触れてますます好きになりました。
決して薄くはないページ数ですが、あっという間に読み終わってしまいます。
巻数が進むにつれてシリアスになり、好きなキャラクターが死んでしまうなど悲しい展開もありますが、友情やライバルとの衝突などわくわく展開も沢山あるので、お勧めの小説です。
ktsy0303さん/20代/女性
生きていくために大切な真理がしっかりと盛り込まれている
人気があるからとりあえず読んでみようと思って読み始めた本です。
でも、ただのファンタジー小説ではなく、宇宙の真理・真実といった、私たちが忘れてしまった大切なことを上手に盛り込んだストーリーとなっていることに感動しました。
表向きは立派な魔法使いになるために、悪と戦いながら様々な試練を乗り越えていくというものですが、その一方で、その悪ですら自分の中にあるもので自分が創り出したもの、立派な魔法使いになるためには魔法を覚えることだけでなく自分の内側を整えていくことが大切だということも伝えてくれています。
その大切さを難しくなく、楽しみながら伝えてくれているので大好きです。
hiro_ogさん/40代/女性
魅力的な登場人物と世界観の壮大さに圧倒される!
ハリーポッターシリーズはやっぱりおすすめです!世界的に大人気な作品で、映画版はたくさんの人が1度は見た事があるのではないかと思います。
小説で読むと、映画とはまた違ってとても面白いです。小説の方がより詳しく書いてあって、映画を見た人はより楽しめると思います!
私は小学6年生の夏休みにハリーポッターシリーズにどハマりして、シリーズ全巻読み切るまで読み続けました。それほど世界観に引き込まれます。
また高校生の時に、原著の英語で第1巻の賢者の石を読みました。自分なりに訳しながら読むのはとても楽しかったです。そこまで難しくないので、高校まで真剣に英語を学んできた人なら問題なく読めると思います。英語の勉強にもなりますし、とてもおすすめです!
aoi0712さん/20代/女性
とてもリアルな世界観で、子どもでも無理なく読み切れる
今やファンタジー作品の代名詞となった、ハリー・ポッターシリーズがオススメです。
第1巻が発売された当時、私はまだ小学生でしたが、子供たちが本屋に殺到する光景を今でも鮮明に覚えています。
一度読んだら、ファンタジーなのにこの世界のどこかに存在しそうなくらいリアルな世界観にハマってしまい、新刊が出るのが待ちきれない作品でした。
nagomikishiko777さん/20代/女性
魔法界の世界観が細かく作り込まれていて、惹き込まれる!
飽き性の私が唯一最後まで読み切った長編小説です(笑)
発売当初は中学一年生。友達から薦められて、内容の面白さからその日のうちに読み終えました。
魔法についてはもちろん、魔法を学ぶ学校「ホグワーツ」での学校生活の様子は、当時の自分の中学生活を重ね合わせ、どこかで魔法界と繋がってないかしら…と妄想に耽ける日々でした。
最終巻にかけては涙無しには読めない展開もありますが、読み終わったあとはなんとも言えない達成感があります。
arume0117さん/30代/女性
少年たちが冒険や戦いの中で成長していく様子が面白い
ハリーポッターがおすすめです。子供時代から青年へ成長していく主人公たちの物語が、臨場感たっぷりに描かれています。
小説ですが、若い人にも読みやすい文体です。
本当にその場に登場人物がいるような気分になり、夢や希望が感じられます。
ハリーたちの悩みに共感したり、一緒に悩んでいるうちに、まるで友達になったかのような感覚が持てます。
6035mariさん/30代/女性
誰が読んでも同じような場面が想像できるほど作りこまれた文章が圧倒的
ハリーポッターがお勧めです。
私は小説を先に読んでいたので、映画を観たときは「こんなに忠実に自分の中にあった想像上の魔法やキャラクターたちが動くのか」と驚きました。それだけしっかりはっきりと、誰が読んでも同じような場面が想像できる文章なんですね。
また、映画ではあっけなく扱われた場面やカットされた場面、すり替えられていた場面など多々ありました。
それを探すのもまた楽しいと思います。
児童書ですが、大人になった今でもずっと楽しめる作品だと思います。
ナナトセさん/20代/女性