【パパママ別】子育てが楽しくない…経験者が教える対処法

子育て 楽しくない

「どうしても子育てが楽しくない…」と本気で悩んでしまうこともありますよね。

対処法としては「意識的に気分転換や休息をする」や「自分を省みるきっかけにする」が挙げられますが、同じ経験を持つママやパパが実際に対処した方法や体験談を知りたい方も多いのではないでしょうか?

この記事では、パパママ200人に聞いた子育てが楽しくない時の対処法ランキングに加えて、リアルな体験談と共に対処法33選をご紹介しています。

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【パパママ別】子育てが楽しくない時の対処法

順位 子育てが楽しくない時の対処法
ママ パパ
1位 意識的に気分転換や休息をする 意識的に気分転換や休息をする
2位 自分を省みるきっかけにする 子供の成長に目を向ける
3位 周りに相談する・分かち合う 一旦、子供と離れて落ち着く
4位 一旦、子供と離れて落ち着く 大らかに見守る
5位 子供の成長に目を向ける 冷静に俯瞰する

まずは、パパママ別の子育てが楽しくない時の対処法からご紹介していきましょう。

famico編集部が行った『パパママ各100人に聞いた子育てが楽しくない時の対処法アンケート』によると、ママ側の1位は『意識的に気分転換や休息をする』、パパ側の1位は『意識的に気分転換や休息をする』、という結果に。

それでは、ママとパパで分けて子育てが楽しくない時の対処法をご紹介していきます。

【ママ編】子育てが楽しくない時の対処法ランキング

順位 割合 子育てが楽しくない時の対処法
1位 34% 意識的に気分転換や休息をする
2位 18% 自分を省みるきっかけにする
3位 17% 周りに相談する・分かち合う
4位 12% 一旦、子供と離れて落ち着く
5位 11% 子供の成長に目を向ける
その他 8% 上記以外の回答

famico編集部が行った『ママ100人に聞いた子育てが楽しくない時の対処法アンケート』によると、1位は『意識的に気分転換や休息をする』、2位は『自分を省みるきっかけにする』、3位は『周りに相談する・分かち合う』という結果に。

割合で見てみると、1位の『意識的に気分転換や休息をする』が約34%、2位の『自分を省みるきっかけにする』が約18%、3位の『周りに相談する・分かち合う』が約17%となっており、1~3位で約69%を占める結果となりました。

それでは、具体的な体験談と共にママ編の子育てが楽しくない時の対処法22選をご紹介していきましょう。

ママ編1位|意識的に気分転換や休息をする

意識的に気分転換や休息をする

気分転換に子供を預けて外出した

離乳食の拒絶が始まった頃は大変でした。口にスプーンを持っていけば叩き落とすか、奪われます。食への新たな興味が出たのか、お茶碗に手を入れたり、顔や机に塗りたくるなど大暴れ。

無理に食べさせても泣き叫ぶし、せっかく作っても半分食べればいい方なんて日々が続きました。この騒ぎを1日2回もやられると疲れますし、苛立ちます。

成長過程でしょうがない事なので、気分転換に半日、旦那に子供を1人で見てもらって、美容室や整体に行ってゆっくりリフレッシュの時間を過ごしました。

少しだけでも子供から離れてみる事が1番冷静になれると思います。

30代前半/女の子1人/女性

一旦、子供から距離を取って自分の時間を作る

旦那さんがいる家庭なら、一旦旦那さんに子供を見てもらって、自分1人の時間を30分とかでもいいから作るようにしましょう。私はシングルマザーなので、母や祖母、保育園とかに預けて自分の時間を作ったりしています。

自分の時間が出来たら「なんで楽しくないのか、なんでイライラするのか、今子供は何がしたかったんだ」と色々考えるようにしています。

最初は自己嫌悪に浸ってしまいますが、自分のやりたいことをしながら考えると、意外と楽観的になることが結構あるので、1度リフレッシュしてから子供と向き合ってみます。

子供が何をしたかったのか、何を伝えたかったのか直接聞いて、子供と離れた分、たくさん触れ合うようにしています。

20代前半/男の子1人/女性

少しずつ自分の休憩時間を意識して取る

うちの子は比較的聞き分けが良いものの、やはり子供なのでトイレや食事など粗相もあります。ワンオペ育児で義務感と閉塞感でいっぱいいっぱいになってしまい、育児を楽しめなくなっていた時期がありました。

そういう時は、真面目に家事育児で一日を終えるのではなく、少しずつ自分の休憩時間を意識して取る(子供が寝ている時が多い)と、少しだけ気が楽になりました。

その後に楽しく子育てしている人がどんな風に子供と過ごしているのかを参考にしたりして、自分もその中でやってみたいなと思うことをやってみたりすると、楽しくなったりしました。

余裕がないと楽しく思えなくなってくると思うので、自分のコンディション(体調や気分)を良い方に持っていくというのは大事だと思いました。

40代後半/女の子1人/女性

自分のやりたい事をベスト5くらいまで書き出して、達成する

結婚直後から子育てに追われる日々でした。その時は自分も大変過ぎて、楽しむ事なんて出来ませんでしたね。

ましてや知らない地区に引っ越して親とも離れていましたし、友達も居なくて誰にも相談出来ない状態だったので、自分もいっぱいいっぱいでした。そんな時は、楽しもうとしても逆に苦しくなるだけでした。

そこで、まずは自分のやりたい事、楽しみたい事をベスト5くらいまで書き出して、なるべく達成できるようにしました。そうすると今まで悩んだり苦しんでいたのは何だったのか?と思えるようになり、それからは楽しい毎日になりました。

やがて知り合いも友達も出来て、毎日を楽しめる様になりましたよ!

40代前半/4人兄妹・姉弟以上/女性

自分の時間を持つ

二人の男の子がいます。二人ともやんちゃで毎日、ケンカをします。二人がしなくても、私とそれぞれの子がバトルになります。

上の子はへりくつが達者なので、ささいなことでぶつかり、大きなケンカへと発展します。下の子は5歳なのですが自我がすごく出て来て、気に食わないことがあると怒ったり叩いたりしてきます。話をちゃんと聞いて受け止めようと思ってもなかなかできず、二人の思いを満たしてあげられません。

そんな二人が静かになるのが、YouTubeを見ている時です。ワンオペなため、つい頼ってしまって自己嫌悪になるのですが、今は自分の時間を持つために必要なものとして割り切っています。

そうすることで、怒っているばかりの自分ではなく、好きな自分になれ、また子供たちに対してもリフレッシュした気持ちで向かえると思うからです。

40代前半/2人兄弟/女性

周りを頼ってリフレッシュの時間を確保すること

誰にでもしんどい時があります。長年、保育士をしている子供大好きな私ですら、「我が子が可愛くない、イライラする」と思う時があります。

そんな時は無理せず離れることが大事です。一人で抱え込まないでください。美容院に行くでもいいし、カラオケでもいい、ショッピングでもいいです。旦那や親に預けられない方は、保育所の一時預かりを利用してもいいです。1人時間を満喫すると、また違った気持ちで子供と関わることができますよ。

我が子は現在2歳。全身を使って「イヤァァァ!」と表現しています。フルタイムで働いているため帰宅は19時前。旦那の帰りは遅く、世でいうワンオペで、白目になる時もありますが笑、これは一時的なものです。「大人になってもイヤイヤ泣き叫ぶやつはいない」と割り切って、無視することもあります。意外と放置することで子供も落ち着いたりするんですよね。もちろん目は離さないようにしていますが…。

とにかく頑張りすぎないこと。もう十分に頑張っているから、周りを頼ってリフレッシュしましょう!

20代後半/男の子1人/女性

日曜日に楽しい場所へ出かけてリフレッシュする

小学生2人と生後半年になる子を育てています。最近は上二人は私に対しての口答えも増え、何か言うと言い返してくるようになりましたが、その度に一番下のおちびに癒されています(笑)

平日は同じの事の繰り返しで、朝から起こすのも大変ですし、学校に行かせるまで何度怒ってるかわかりません。兄妹喧嘩が絶えないので、学校から帰宅すると怒りすぎて疲れる日もあります!

その分、休日は子供達も私も楽しめるように、必ずどこかへ出かけるように心がけています!日曜日に楽しい場所へ出かけてリフレッシュすることで、月曜日からまたリセットされて「1週間頑張ろう!」と、思える自分がいます。

日曜日に家にいるよりも外へ出て思いっきり家族で遊ぶと、怒る頻度も減り、優しい気持ちになれます。

30代前半/3人兄妹・姉弟/女性

離れられる時は少し距離をとり、時々は旦那に任せてお茶をしに行く

イヤイヤ期真っ只中の娘は何を言ってもイヤだと言います。余裕がある時は上手く対応できるのですが、時間がなかったり予定が詰まっている時はイライラしてしまうこともあります。

イヤイヤのループに入ってしまうと更にヒートアップするので、離れられる時は少し距離をとったり、本人に任せられることは手を出さずに任せたりする方が、上手くいくことが多いです。娘も「ひとりで出来る!」という自信を持てているようです。

あとは、旦那に任せてお茶をしに行くと、いい気分転換になり、また頑張れます。

30代後半/女の子1人/女性

ママ編2位|自分を省みるきっかけにする

自分を省みるきっかけにする

無理に楽しもうとせず、楽しくないと思う自分を責めずに受け入れる

子育てが楽しくない時は何かしら自分に内的要因があったり、子供が時期的に難しいなど理由がある事が多いと思います。

ひとまず、日々やらなきゃいけないことを「作業」という感覚でも良いのでやっておきます。そして無理に楽しもうとせず、楽しくないと思う自分を責めたりせず、受け入れています。

日々、忙しく「作業」していると、いつの間にか自分の内的要因が解決されていたり、子供が落ち着いたりする事もあると思います。まずは自分の気持ちを素直に受け入れ、認める事が心の余裕を持つ事に繋がると考えています。

向き合うのも辛い時は向き合い過ぎず、おもちゃで遊ばせたりテレビを見せておいて家事をしたりしています。巡り巡って、自分を大切にする事が子供の為にもなると思います。

30代前半/女の子1人/女性

筋トレしながら見守りする

子供が1人遊びをできるようになったら、自由時間ができると思っていましたが、とんでもない!1人遊びをそばで見守っていないと、「ママ!ママ!」と探しにきます。

そばで見守り中も、携帯を見ていると一緒に触りたがるので見られませんし、本を読んでいると「読んで!」と覗きにきた挙句、飽きたら「おしまい」とページを閉じられてしまいます。

そこで、見守り中は筋トレをすることにしました。これなら子供も満足してくれるし、何より産後太りでたるんだ体を引き締めることができると考えたためです。

だんだんと引き締まる体が楽しくなってきて、最近やっと産前の体重まで戻すことができました。子供も母親がずっとそばにいてくれるのが嬉しいのか、イヤイヤが少しおさまったような気もします。

30代後半/男の子1人/女性

子供を通して人への接し方など再確認する

子供とはいえ、自己主張をしだす年齢になったからか、嫌な宿題はなかなかやりませんし、好きなゲームは延々としています。

腹が立つ事もありますが、「好きな事しかしたくないって気持ち、私にもあるなぁ」と思い、叱り方やしつけの言葉かけなどを工夫するようにしています。私の親はTHE・昭和なやり方で、暴言や暴力が当たり前でしたから、同じにならないように気を付けています。

余談ですが、子供にどう大切な事を伝えていくか頭をひねるようになってから、会社での同僚や後輩に対しての自分を振り返るようになりました。酷い言い方をしてしまってないか、感情まかせに発言していないかなど、意識し参考にすべき場面も多々あります。

子供とはいえ人間なので、バカにせず心がある事を忘れずに育児をしていきたいです。

40代前半/3人兄弟/女性

誰のことも否定せず、事実を受け入れる

子育てが楽しくないというのは、そもそも「〇〇するのが子どものため」という考えがどこかにあって、その通りにしないことがストレスになるからだと思います。でも「子どものため」と言いつつ、本当は子供を自分の思うようにしたいだけということが結構ある気がします。

そもそも、子どもも一人の人間なので、自分の思い通りにならないのは当然で、そんな時は「親だから子どもを正しい方向に導こう」なんて高尚なことを考えなくても、「一人の人間として、そのやり方はどうかと思う」と自分個人の意見を言ってもいいと思うんです。

なんとなくの「世間の常識」みたいなものに縛られたり、「子育てとはこういうもの」と思わずに、「自分と子どもの距離感はこのくらい」と、その家族ごとの距離感や、その家族ならではの楽しみ方があっていいと思います。

私も、子どものためと思って失敗したことが沢山あります。落ち込んだ時は誰のことも否定せず、「これは私の自己満足なんだ。自分がやりたかったことで、子どものやりたかったことじゃないんだ」と事実を受け入れるようにしています。

40代前半/2人兄弟/女性

ママ編3位|周りに相談する・分かち合う

周りに相談する・分かち合う

友達や夫に相談する

私の夫はベビーフードの活用に猛反対していたため、全て手作りで離乳食を進めました。初めての離乳食でわからないことが多く、本やSNSを参考にしていました。息子は白飯、お粥が苦手で摂取量が少なく、SNSに載っている同じ月齢のお子さんたちと比べて焦っていました。

また私自身も料理をすることが苦手で、離乳食を作ることが苦になることもありました。しかも息子は作ったものを食べないということもあり、焦りと苛立ちを感じることもありました。

それを夫や先輩ママさんに相談すると、みんな「成長したら食べるから大丈夫」と言ってくれて、すごく気が楽になりました。

今、2歳になった息子は白飯が大好きになりました!一人で悩んだり、情報に左右されてしまわないことが大切だと思います。

30代前半/男の子1人/女性

電話で愚痴をたくさん聞いてもらった!

生後7ヶ月になる息子は、力が強くてとにかくお世話が大変になる時があります。抱っこしている間も寝返りをうったり、じたばた動き回るので、ひと息つくことも難しく、なかなか休息が取れなくて毎回ぐったりしていました。

ある時、息子が下痢をしお尻かぶれになり、オムツ替えの難易度が更に急上昇しました。1日に10回以上おむつ替え、毎回痛がってギャンギャン泣くので、「可哀想」という思いと身体的な負担が大きく育児自体がとても苦しく感じました。

そこで、息子のお昼寝の合間などに色んな人にとにかく愚痴やつらい気持ちを聞いてもらいました。実家の母や祖母、保健師さんと電話で話したり、地域の相談窓口をフル活用し、メッセージ形式でカウンセラーさんにも聞いてもらいました。たくさんの人に話を聞いてもらううちに、息子のお尻かぶれが治ってきたり、動き回るおむつ替えにも慣れてきたりと、だんだん状況が良くなってきました。そうなると、気持ちの方も落ち着いてきて、もう相談しなくても悲しい気持ちにならないのがわかりました。

育児は常に孤独になりがちなので、人に悩みを聞いてもらうのはストレスを和らげるのにオススメです。

30代前半/男の子1人/女性

同じぐらいの歳の子を持つママ友を作る

子どもは可愛いし、日々成長していて驚きや喜びの連続なのですが、その一方で「自分1人だけ辛い思いをしている気がする」という孤独感を感じることがあります。

そのままにしていると、ストレスが溜まって子供に手を上げてしまったり、虐待にも発展しかねません。

そういう時は、同じぐらいの歳の子を持つママ友を作ることをおすすめします。私も地元ではなかったため、結婚してからお友達はいませんでしたが、自分から市の子育て広場に行って声をかけたりして、お友達を作りました。自分でもびっくりするほど積極的に声をかけていましたね。

そのお友達と悩みや嬉しかったことなどたくさん話したところ、孤独感が薄れ、毎日の子育てを楽しめました。

50代前半/3人兄妹・姉弟/女性

頼れる人に頼る

長年勤めた職場から、全く違う職種への異動を言い渡されてしまいました。体力的には楽になったものの、任される仕事も増えてしまい、ストレスは溜まる一方でした。

主人は周りの家庭に比べると家事育児には協力的でしたが、勤務状態がバラバラの職種でワンオペの場合も多くありました。そんな中、3人目の妊娠が発覚。高齢出産の不安もあり、会社でのストレス、家事、育児でバタバタする毎日。よく爆発して、子供に対しての八つ当たりが増えていきました。

そんな時は、お互いの両親を頼ります。皆、孫をとても可愛がってくれますし、子供達も祖父母が大好きです。また、私の愚痴を言う機会も兼ねています(笑)

両親に頼り、自分と子どもたちに「逃げ場所」を作ってあげる事で、お互いリラックス出来ます。また、両親の孫への接し方を見て、「こうすれば良かった」と思った事もよくあり、真似する事もあります。自分がきつい時には、頼れる人に頼りましょう!

30代後半/2人兄妹・姉弟/女性

ママ編4位|一旦、子供と離れて落ち着く

一旦、子供と離れて落ち着く

安全を確保した上で、隣の部屋などに移り、少し子供と距離を置く

子供は現在1歳半ですが、ここ最近自我がしっかりしてきて「これはしたくない!」「それがどうしても欲しい!」「今抱っこしてほしい!」といった欲求が高まっています。しかし年齢的にもまだ意思疎通しにくく、要求の内容が分からなかったり、今それはできないといった私たちの言葉を理解できず、思い通りにならなければすぐ癇癪…といった毎日で、日々仕事終わりから寝かしつけまででヘトヘトになります。

自分がイライラすると子供にも伝わり、更に情緒不安定になるため、イライラしたら少し距離を置くことを心がけています。怒りは長時間保たないので、クールダウンする時間を設けます。

部屋に子供にとって危険なものがないことを確認した上で、トイレや風呂場、時には玄関先まで出て、1人で息を吐く時間を作っています。少し頭を冷やして部屋に戻れば、案外ちゃんと一人遊びしていることもあるし、母がいなくなって不安で泣いている我が子を見て、その泣き顔が可愛く思えてくることもあります。

それでももう限界だ!という時は実家や夫など頼れるところに頼ることも大切ですよね。

30代前半/女の子1人/女性

ほんの数秒でも良いので、子供から離れて1人の時間を作る

6歳の息子がいます。イヤイヤ期はもちろんのこと、言葉が理解できるようになればなるほど屁理屈も多くなり、イライラが募ります。

「本当にこの子と一緒にいたくない!」と思ってしまう時は、完全に無視をするか、その場からいなくなるようにします。

何度かふざけて「ママなんか出ていけ」と言われた時は、本気で外出したことがあります。でも、一歩外に出ただけで、急に罪悪感を感じたり、あれだけ一人の時間がほしかったのに一人じゃつまらなく思えたり、自然と「いつ家に戻ろうかな」と考えてしまいます。

気分転換って大事だなと思います。なので、楽しくないと感じたら、ほんの数秒でも良いので、子供から離れて1人の時間を作ると冷静になれます。そうすると、またどうやったら楽しめるか考えも浮かぶかもしれません。

30代後半/男の子1人/女性

少しの時間だけ別の部屋に移動し、深呼吸する

私は保育士をしていましたので、ある程度のことは大丈夫だと自信がありました。ですが保育士経験なんて、自分の子どもには通じなかったのです。

仕事として割り切ることができないため、我が子に対してはつい感情的になります。

また周りから「保育士なんだからできて当たり前」とか「保育士なのに、子どもにもっとちゃんと良い言葉掛けできないの?」と言われたりすると、ストレスが溜まって子育てが嫌になったりすることも…。

そこで感情的になる前に、別の部屋へ行って深呼吸するようにしました。少し離れるだけで、こんなにも心に余裕ができるのかと思いました。

30代前半/男の子1人/女性

ママ編5位|子供の成長に目を向ける

子供の成長に目を向ける

一緒に成長を楽しむ

うちの子は男女2人。好きな物も、興味も遊びも、性格も違います。実家も遠いので産後でも夫と2人で見るしかありませんでした。まだ言語もそんなに話せない子供たち、嫌なことがあると癇癪とイヤイヤのギャン泣きで、一時はノイローゼになるくらい育児に対してやる気を無くしていました。

3歳頃になり集団生活の場へ入ると、我が子は他の子より他人への関心が薄く、ひとり遊びを好むことが分かりました。その時、気をつけていたのは『普通はこうよ』『ダメな子ね』『あなたはなんでそうなの?』と周りに無理に合わせようとせず、我が子の自己肯定感を下げるような言葉を使わないようにすることでした。

子どもが遊びたいと思ったら、私も一緒に「楽しいね」「これが好きなんだね」と子供の世界を知るように寄り添い、感情的に怒りをぶつけてしまった時は子供にちゃんと謝り、ギューっとハグすると、親子で心が落ちつきました。また、ダメなことをした時は頭から怒らず、その時の気持ちを聞いて共感して、何故だめなのか伝え、「された方の気持ちはこんなだよ」と教えています。

成長を見つけた時には手を取りハグして、「すごいね!」と笑顔で子どもへ言えば、子どもも大人も幸せな育児になると思います。

30代前半/2人兄妹・姉弟/女性

大変なのは今だけだと思い、先のことを考える

もうすぐ3歳になる息子は少しでも思い通りにいかないと泣き叫び、その場に寝転がって暴れ回ります。

最初は怒ってみたり、宥めすかしてみたり、オヤツで気をそらしてみたりしていたのですが、どれも効果がありませんでした。これが毎日続くと精神的にもかなりきついです。

今は彼が我を忘れるくらい泣き叫び、暴れ回りはじめたら、ひたすら耐えるようにしています。「この大変な時期にもいつか必ず終わりは来るし、穏やかに過ごす心構えをしないと親も子も共倒れしてしまう。そうならないためにも私が冷静にならなくては」と思うようになりました。

そして、このイヤイヤ期が終わった時にもっと息子と楽しい時間を過ごすためにも、辛い時期をうまく乗り越えて、大きくなってから息子と旅行したいなとか、買い物に行きたいなとか将来の楽しさに目を向けるようにしています。

30代前半/2人兄妹・姉弟/女性

寝顔を見て、生まれたばかりの頃を思い出す

5歳違いの姉妹を育てています。下の子は4歳を過ぎた頃から、自分の思った通りに物事が進まないと大きな声を出したりするので、結局、お姉ちゃんが我慢する羽目に。そんなわがままな妹と、ひねくれる姉を見ていると、自分の育て方が間違っているのか…これ以上どうしたら良いのかと悩む時もあります。

そんな時は、子供たちが眠りについて絶対に起きない時間帯にこっそり寝室に忍び込み、寝顔を見てやる気を出しています。

どんなに大きくなっても、赤ちゃんの頃の面影を残した寝顔を眺めていると、子育てに一生懸命で何でも許せていた頃の自分を取り戻せます。

「絶対起きない時間」というのがポイントで、起こしてしまうとそれはそれで大変です(笑)

30代前半/2人姉妹/女性

【パパ編】子育てが楽しくない時の対処法ランキング

順位 割合 子育てが楽しくない時の対処法
1位 26% 意識的に気分転換や休息をする
2位 25% 子供の成長に目を向ける
3位 17% 一旦、子供と離れて落ち着く
4位 16% 大らかに見守る
5位 8% 冷静に俯瞰する
その他 8% 上記以外の回答

続いて、パパ編をご紹介していきます。

famico編集部が行った『パパ100人に聞いた子育てが楽しくない時の対処法アンケート』によると、1位は『意識的に気分転換や休息をする』、2位は『子供の成長に目を向ける』、3位は『一旦、子供と離れて落ち着く』という結果に。

割合で見てみると、1位の『意識的に気分転換や休息をする』が約26%、2位の『子供の成長に目を向ける』が約25%、3位の『一旦、子供と離れて落ち着く』が約17%となっており、1~3位で約68%を占める結果となりました。

それでは、具体的な体験談と共にパパ編の子育てが楽しくない時の対処法11選をご紹介していきましょう。

パパ編1位|意識的に気分転換や休息をする

意識的に気分転換や休息をする

子供を親に預けて子育てをほぼしない時間を作る

連立連夜、子育てをすると、ちょっとしたことでもイライラしてしまうものです。特に3歳のイヤイヤ期は毎日がストレスフルでした。言うことを聞かない、ちょっと自分の思い通りにならないと泣いてなかなか泣き止まないなんてことはしょっちゅうで、夫婦そろって心身共に参っていた時期がありました。

特に妻は毎日同じ屋根の下で子育てをしていましたので、かなり疲れていました。自分に余裕がない事と「子育てはしっかりしないといけない」という気持ちが強すぎた事で、逆に楽しくない気持ちになっていたと思います。

そこで、妻に対して子供を親に預けて子育てをほぼしない時間を作るよう提案しました。1週間に一日でも良いので、子育ての環境から離れて買い物に行くなり、美味しいご飯を食べに行くようにしました。そうしたことでリフレッシュができました。

子育てに余裕ができて楽しむこともできたので、一旦子育てから離れるという選択もありだと思いました。

30代後半/2人兄弟/男性

自分の時間を少しでも作る

連日子育てに追われる妻が心配だったので、私は仕事が終わって家に着いてから、積極的に育児に携わっていました。しかし妻の時間を作るために無理することが増えると、結果的に両方辛い気持ちで子育てをやることになっていました。

仕事するのも育児するのも考えただけで窮屈に思えて、「なんで自分ばかり休憩なしで頑張ってるのかな」と思うようになった時期もあります。

そこで少し思考を変えて、「この一分一秒は2度と味わえないし、なんでも楽しみを見つけてポジティブにしよう」と考えることにしました。

そしてご飯を食べる時とお風呂に入っている時、寝る前の数分だけ携帯をいじるなど、自分の時間を少しでも作って、ストレス発散を出来る様にしました。ネガティブな考えをやめ、ポジティブに。そして少しでも良いから好きなニュースや話題、情報を入れるようにしました。

30代前半/女の子1人/男性

環境を変え向き合う時間を増やす

子育てを行っていると一度や二度、一人になりたいとか、子育てをやめたいとか思うことがあると思います。そんな気持ちになると、何をしても楽しくないと感じてしまうのではないでしょうか?

私はそんな気持ちの時は、ゆっくり子供と二人旅に出るようにしています。いつもと違う環境だと子供も適度に緊張し、良い刺激の中、普段見れない子供の表情を見ることが出来ます。そんな貴重な一面を見ると、「こんな表情するんだ」とか、「こんなことも出来るんだ」などの発見にもつながります。

自分が行っていた子育てが目に見える形であらわれるので、はじめの頃に感じていた楽しさを思い出すことが出来ます。

楽しくないと感じた時は、環境を変え向き合う時間を増やすと意外と効果がありますよ。

40代前半/2人兄弟/男性

パパ編2位|子供の成長に目を向ける

子供の成長に目を向ける

良いところや出来た事に目を向ける

自分の子育ては大丈夫なのか?と不安に感じ、楽しくない時がありました。しかし「子育てに正解なんてない」と子供や子供の友達、その親御さん達に教えられました。

うまくいかない事があると、どうしても子供や自分の悪いところに目がいきますが、良いところや出来た事に目を向けると、少しずつでも成長出来ている事に気付けます。

1人1人個性があって1人1人の人生があり、失敗しても成功につながっていきます。「あなたはそのままで大丈夫なんだよ」と伝えていくようにしたら、子供だけでなく周りとの関係も良くなり、子育てが楽しいと思えるようになったのです。

良いところを探して、子供と自分にも大丈夫と言い聞かせる方法をとって見るのがおすすめです。

40代前半/男の子1人/男性

自分を求めてくれるのもあと数年だと理解する

下の子が生まれたばかりの頃、上の子のイヤイヤ期と赤ちゃん返りが重なり、それはそれは大変な日々でした。一日に何度も癇癪を起こし、言葉の発達も遅かった為、何を伝えようとしているのか全く分からず、親も子供も辛い時期を過ごしました。

上の子を優先しないといけないと頭では分かっているのですが、癇癪ばかり起こす息子が可愛いと思えず、冷たい態度をとってしまうこともあり、寝顔を見ながら自己嫌悪に陥ったこともよくありました。

でもある日、ふと昔の写真を見ながら思いました。こうやって泣いたり、抱っこを求められたりするのもあと数年なんだと。そう思うと無性に寂しくなり、息子のことをとても愛しく感じました。

この瞬間は今しかないから、今を大切にしようと思いました。それに気づいたら子育てが楽しくないとは思わなくなりました。

30代前半/2人兄妹・姉弟/男性

少しずつ成長しているのだと思うこと

2月で8歳になる娘がいます。既に身長は143センチもあり、クラスで一番背が高いです。しかしまだ甘えたい年ごろで、回数は大分少なくなりましたが、抱っこをせがんで来ます。

正直、重いし抱き上げるのも大変なのですが、そんな時には、「大人になったら色々辛い事も沢山出るだろうし、せめて子供の内は楽しく過ごさせたい」と思い、気合いを入れながら抱っこしております。

以前は抱っこしたまま歩いていましたが、今ではさすがにそれは無理だと伝えると納得してくれます。

少しずつ成長しているのだと思うと、少々腰が痛くても我慢して抱っこしています。満足そうな子供の顔を見ていると、自然と痛みも忘れてしまいます。

50代後半/女の子1人/男性

パパ編3位|一旦、子供と離れて落ち着く

一旦、子供と離れて落ち着く

妻に子供たちを預けて、一時的に子育てから離れる

一番楽しくないと感じたのは、反応が返ってこないことでした。子供たちが0歳の時、何をしても反応が返ってこない時期があり、その時が非常に疲れました。人を相手にする際、何の返事も無いということが、これほど辛いのかと学んだ時でもありました。

普段は男性である私がメインで子育てをしているのですが、本当にしんどいと感じた時は妻に子供たちを預けて、一時的に子育てから離れるようにしていました。

今は小学2年生になり、何か話せば言葉が返ってきますし、会話が出来れば相談もできるので、疲れることには変わりませんが、楽しくないと思うことはなくなりました。

30代前半/2人兄弟/男性

一度離れて落ち着いた状態で接する

乳児期は夜泣きや寝つきが悪いなど、親の都合通りにならない時が一番辛いなと思いました。たくさん対処法を調べた結果、子供と少し距離を取り、我に返るのが一番だとわかりました。親が苛立ちを感じてしまうと、子供にも伝わるものがあるようです。

泣いている子どもと離れるのは心苦しいですが、一度離れて落ち着いた状態で接するようにすると、子供も安心して寝付いてくれるようになりました。

また、幼児期は食べ散らかしや片付けをしないことに苛立ちを覚えることがありました。特に忙しい時は親の勝手とは分かりつつも、怒ってしまう事もありました。

自分の怒りの原因を考察した結果、片付けても整理してもすぐ汚れるからだと気付きました。そこで一度汚せるだけ汚してもらい、最後にまとめて片付けを行うように我慢してみました。その結果、その都度行うより明らかに効率が良いことに気づき、それ以降は私自身も少し気持ちが楽になりました。

20代後半/2人兄妹・姉弟/男性

パパ編4位|大らかに見守る

大らかに見守る

「自分を好きになることから始めなさい」とだけ伝え、あとは見守る

無理して自分の考えを子供に押し付けるのではなく、最終的な目標である社会貢献の意志を芽生えさせることに重きを置きます。そうすればあとは何も教える必要がなく、むしろ新しい考え方をこちらが学ばなければならないと思います。

子供が全く返事をせず、何を考えているのかわからなくなった時が一番おもしろくない瞬間ですが、この時も子供が自暴自棄になっているのだなと考え、「自分を好きになることから始めなさい」とだけ伝え、あとは自分の人生は自己責任で組み立てていくしかないと考えるようにしています。

60代後半/2人兄弟/男性

できるだけ優しくわかるまで伝える

3歳と1歳の子供がいるのですが、二人ともイヤイヤ期に突入し、二人とも面倒を見ていないとどちらかが駄々をこねて泣く状態に陥りました。

上の子には「下の子はまだ言葉が理解できないこと」などを根気強く教えていますが、なかなか言うことを聞いてくれません。

最初の頃は少し強めに怒ってしまい、二人とも泣いてしまうことがあり、悪循環に陥っていました。こちらの機嫌が悪くなると、子供も笑顔になることがありません。

しかし、ふとしたことで子供二人が楽しそうに笑っているところを見ると、こちらもつい笑顔になってしまいます。自分が怒り続けることで子供の笑顔も減っていることに気づき、できるだけ優しくわかるまで伝えるようにしています。

30代前半/2人姉妹/男性

パパ編5位|冷静に俯瞰する

冷静に俯瞰する

大人が楽しくないことを子供にやらせない

子供の為に習い事をさせることにしたものの、子供がつまらなそうな様子を見ると、私も残念に感じてしまいます。

そういう場合は、無理して長く続けなくてもいいと感じました。

大人が楽しくないことを子供にやらせるのは避け、本当に子供がやりたいというまで本格的にやらせないようにします。

また「周りの子がやってるから自分もやる」という感覚ではやらせないようにして、子供がやりたいと言い出すまで親は見て見ぬふりでも良いかと感じます。

30代前半/男の子1人/男性

子育てが楽しくない時の対処法まとめ

この記事では、子育てが楽しくない時の対処法を体験談と共にご紹介してきました。

子育てが楽しくない時の対処法アンケートでは、ママ側の1位は『意識的に気分転換や休息をする』、パパ側の1位は『意識的に気分転換や休息をする』、となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。

【ママ編】子育てが楽しくない時の対処法アンケート詳細

【アンケート調査概要】

調査方法 インターネットによるアンケート調査
アンケート内容 子育てが楽しくない時の対処法を回答
調査期間 2024年06月12日~06月27日
回答者数 ママ100人
年齢 20代~60代

【アンケート調査結果】

順位 回答数 子育てが楽しくない時の対処法
1位 34票 意識的に気分転換や休息をする
2位 18票 自分を省みるきっかけにする
3位 17票 周りに相談する・分かち合う
4位 12票 一旦、子供と離れて落ち着く
5位 11票 子供の成長に目を向ける
その他 8票 上記以外の回答

【パパ編】子育てが楽しくない時の対処法アンケート詳細

【アンケート調査概要】

調査方法 インターネットによるアンケート調査
アンケート内容 子育てが楽しくない時の対処法を回答
調査期間 2024年06月12日~06月27日
回答者数 パパ100人
年齢 20代~60代

【アンケート調査結果】

順位 回答数 子育てが楽しくない時の対処法
1位 26票 意識的に気分転換や休息をする
2位 25票 子供の成長に目を向ける
3位 17票 一旦、子供と離れて落ち着く
4位 16票 大らかに見守る
5位 8票 冷静に俯瞰する
その他 8票 上記以外の回答