【評価4.15】室井慎次《敗れざる者》のレビュー！254人の評判と口コミ感想

曲が流れるとワクワク

スリルを求めるなら少し物足りないかもしれませんが、引退した警察官の物語としては味わい深いです。

踊るシリーズの音楽が流れるたびに、昔を思い出して胸が熱くなります。

ラストシーンではちょっと感動しちゃって、次回作がさらに楽しみになりました。

やっぱり青島刑事との再共演を期待しちゃいますよね。

登場人物達の生き様を垣間見れて胸アツ

映画としては少し緩急が弱い部分もありますが、長年のファンにとっては「約束の結末」がどうなるのかが重要なポイントです。

次回作でその結末が描かれるのだとしたら、こんなに嬉しいことはありません。

室井慎次が変わらず彼らしい人物でいてくれたことも、ファンとしては感慨深かったです。

また、登場キャラクターたちがそれぞれに成功や失敗を経験している姿も、リアルで心に響きました。

主要メンバーが全員揃っていないのは寂しいですが、人生ってそんなものですよね。

予告編を見たときはどうかと思ったけど、実際に観て良かったと思います。

ファンが喜ぶ小ネタが満載！

懐かしいキャラクターたちが、その後どうなったのかが描かれていて、ファンにはたまらない内容でした。

特に、すみれさんのキムチラーメンが出てきたシーンでは、思わず笑顔になりましたよ。

音楽も今回素晴らしくて、室井さんのテーマ曲には心打たれました。

あと、急にマライア・キャリーの「Without You」が流れてきた時にはびっくりしましたが、それもいいスパイスでした。

過去作を見直してからだと、涙腺が緩む

今回も室井さんの鋭いところはあまり見られなかったけど、シリーズの中では悪くない方だと思います。

ギャグが寒かったり、地方に対する偏見が気になったりと、ツッコミどころはたくさんあるものの、泣ける場面もあって、特にあの人とのシーンでは思わず涙が出てしまいました。

後編で青島と室井の約束がどう決着するのか、期待してます。

シリーズ全体を見直すのは大変かもしれませんが、少なくとも劇場版2作目は観ておくといいかも。

一度観たことがある人なら楽しめる

昔のキャラクターたちが年を重ねて、外見や立場が変わっているところが見どころの一つですね。

湾岸署の入り口に立っていた二人が出世していたり、室井さんも当時の約束を覚えていたり、長くシリーズを追ってきた人には感慨深いシーンがたくさんありました。

初めてこのシリーズを観る人には少しハードルが高いかもしれませんが、回想シーンがちょうどいい具合に挟まれているので、一度でも観たことがある人なら楽しめると思います。

安定感のある室井と個性的な周囲が好対照

室井さんって、あの落ち着いた雰囲気がやっぱり安定感あるなぁ。

無口で静かなキャラだからこそ、周りに騒がしいキャラを配置して、独特な空気感が生まれてたのが面白い。

後編はもっと展開が動きそうな感じがするから、それも含めて楽しみだね。

ヒューマンドラマとして良い

今回の映画は、事件ものというよりも、室井慎次の人生を追ったドキュメンタリードラマでした。

だから、刑事アクションとして評価するのは難しいけど、心情に寄り添ったドラマとしては非常に出来が良かったと思います。

室井さんの不器用さが満載で、笑えるシーンも多くて楽しかったです。

後半はきっと事件にもフォーカスが当たるんじゃないかな？12年の時を経て、踊る大捜査線の世界がどう耕されるのか、次が待ち遠しいです。

映画から室井さんへの愛が伝わってくる

期待を超えてきた！本作から感じる室井さんへの愛情がすごい。

みんなが室井さんを本当に大切にしているのが伝わってきました。

今回は事件そのものは少なくて、どちらかと言えば室井さんのその後に焦点が当たってる感じです。

後編ではもっと事件がメインになるんじゃないかなと期待してます！

次回作を直接観れば十分

11月公開の「室井慎次 生き続ける者」の予告編がすでに出てるけど、今回の作品を観なくても次回作から直接観れば十分楽しめそうだなって感じた。

派手なアクションがあるわけでもないし、「ワイルドスピード」や「ミッションインポッシブル」みたいな感じではないからね。

正直、今回の作品はテレビ放送にして、「第2作をぜひ映画館で！」ってやった方が良かったんじゃないかな。

フジテレビの制作なんだから、その方が視聴者にとっても良かったと思う。

無理やり前後編にしなくていい

最近の前後編分け作品って、正直無理に二つに分ける必要あるかなって思っちゃう。

本作も例外じゃなくて、後編に向けての伏線ばかり広げてる感が否めない。

どうせなら、三時間弱の一本にまとめてくれた方がスッキリしたんじゃないかなって感じる。

ただ、昔の懐かしいシーンが散りばめられていて、シリーズファンとしてはやっぱりそれが嬉しかった。

初日に見に行くほどのファンなら楽しめるかもね。

ファン感謝祭だと思えば悪くないかな。

無駄に過去作のインサートを入れすぎ

観終わって思ったのは、柳葉敏郎さんが本当に作りたかった映画を地元の秋田で作りたかったんだなっていう印象。

前半というか、ほとんどが長いプロローグみたいで、本番は次回作「生き続ける者」なんだろうなぁ。

個人的にちょっと気になったのは、生駒ちゃんの演技があまりに棒読みだったことと、過去作のシーンが無駄に多すぎたところ。

編集がちょっと雑だったから、次回作の仕上げではそこを改善してほしいなと思う。

伏線の軸がぶれ、過剰な描写が気になる

正直、続編を観ないときちんと評価はできないなぁ。

ファンへのサービスはちょうど良い具合で、過剰ではなかったのは良かったけど、伏線がちょっと散らばっていて軸がぶれてる感じ。

村の閉鎖的な描写はやり過ぎかなって思ったけど、これってもしかして「我が青春に悔なし」へのオマージュなのかな？とにかく、続編でどうなるかが気になるところ。