こどもが思いやりの気持ちを学べるような絵本、それでいて子供の成長につながるような刺激を与える絵本を読み聞かせたいと思うママやパパも多いのではないでしょうか?
一言に思いやりが学べる絵本と言ってもピッタリな絵本を探すことは中々難しいからこそ、先輩ママやパパが実際に読み聞かせをしてオススメできる絵本を知りたい方も多いはず!
この記事では、ママ・パパ500人が選ぶ思いやりが学べるおすすめの絵本28選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。
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思いやりを学べる絵本人気ランキング
まずは、思いやりを学べる絵本人気ランキングからご紹介していきましょう。
Bookey編集部が行った『ママパパ500人が選ぶ思いやりを学べる絵本』によると、1位は『どうぞのいす(68票)』、2位は『こんとあき(45票)』、3位は『ないた あかおに(33票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら)
それでは、思いやりを学べる絵本を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。
【1位】どうぞのいす
- こどもの夢中度 :
- お話・絵の満足度 :
- 思いやりが学べる度:
著者 | 香山 美子 |
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出版社 | ひさかたチャイルド |
発売日 | 1981/11/1 |
価格 | 1,100円 |
優しさの連鎖にほっこりする
こどもが思いやりを学べる絵本だと「どうぞのいす」がおすすめです。
可愛い動物がたくさん出てきて、みんな誰かのためにと思いやりを椅子に置いていく話です。
「椅子に座ってください」から「食べてください」に変わったところも面白いです。どちらも「どうぞ」の気持ちがあるから、次に繋がりました。
誰かのために優しくすると自分にも優しさが返ってくることを子どもに教えたいです。
まつ☆いさん/40代/女性
【2位】こんとあき
- こどもの夢中度 :
- お話・絵の満足度 :
- 思いやりが学べる度:
著者 | 林 明子 |
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出版社 | 福音館書店 |
発売日 | 1989/6/30 |
価格 | 1,430円 |
強い絆で結ばれたこんとあきの、相手を思う優しい気持ちであふれている
林明子さんのベストセラー絵本、「こんとあき」をおすすめします。あきが生まれる前から一緒にいる、きつねのぬいぐるみのこんと二人で遠出する物語です。
こんは赤ちゃんの頃から知っているあきを妹のように思っていて、彼女を先導するなど、頼りがいのあるところを見せます。
ちょっとしたハプニングが起こるたびに「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言ってあきを安心させますが、物語の終盤、こんにアクシデントが発生すると、今度はあきがこんのことを守るため必死に行動します。
そんな二人の関係性が、相手を思いやる気持ちとして子どもにも伝わりやすいと思います。
Saya-08さん/30代/女性
【3位】ないた あかおに
- こどもの夢中度 :
- お話・絵の満足度 :
- 思いやりが学べる度:
著者 | 浜田 廣介 |
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出版社 | 偕成社 |
発売日 | 1965/12/10 |
価格 | 1,100円 |
友だち思いの青鬼の手紙に感動する
人間の友だちが欲しいと切望する赤鬼。そんな赤鬼のために、友だちの青鬼は悪者になり、それを懲らしめる姿を見せることで、赤鬼は人間の信頼を得ることができました。
その後、青鬼は友だちのことを思い、手紙を残して旅に出ます。
一度読んだだけでは、子どもは理解できないかもしれません。だけど、大人は泣けます。私も子どもに、青鬼のとった行動の説明をしてあげました。
青鬼の優しさはとても深いです。子どもには難しいかもしれませんが、こういった思いやりもあることを伝えたいです。
まつ☆いさん/40代/女性
【4位】おやくそくえほん
- こどもの夢中度 :
- お話・絵の満足度 :
- 思いやりが学べる度:
著者 | 高濱 正伸 |
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出版社 | 日本図書センター |
発売日 | 2020/2/21 |
価格 | 1,430円 |
自分も自分以外の人のことも大切にしよう、というメッセージが込められた絵本
購入時、息子は年長さんで、その頃は読み聞かせをしてもあまりピンときていない表情でしたが、小学校に入学後は少しずつ受けとめているようです。
大人になっても困ることのない「ルール=おやくそく」がシンプルかつ分かりやすく描かれています。これらはなかなか口頭では伝わりにくいものもあるので、読み聞かせをする、あるいは子ども自身で読むことで理解していってくれたらと思っています。
自分以外の「人」に対する思いやりもそうですし、物を大切に使用することや、約束を守ることも一つの思いやりではないかと思います。
物語性はありませんが、一ページずつ内容は完結するので、少しずつ読み聞かせをしてもよいかもしれません。
Saya-08さん/30代/女性
【5位】ともだち
- こどもの夢中度 :
- お話・絵の満足度 :
- 思いやりが学べる度:
著者 | 谷川 俊太郎 |
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出版社 | 玉川大学出版部; 第1版 |
発売日 | 2002/11/20 |
価格 | 1,320円 |
「気持ち」に深く入り込むことで、ともだちがどういう存在か考えることが出来る
谷川俊太郎さん文、和田誠さん絵の「ともだち」をおすすめします。
ともだちってどんな人?ともだちならこうしょう、相手はどんな気持ちになるかな、といった「気持ち」に深く入り込むので、小学校入学前後からようやく意味を理解しはじめる内容かもしれません。
私が好きな一文は、「ともだちって かぜがうつっても へいきだって いってくれるひと」。
今は感染症を「うつした」「うつされた」とナイーブになっている世の中ですので、「ともだちなら平気だよ」という思いやりのある感性を育んでもらいたいと願うばかりです。
Saya-08さん/30代/女性
【6位】かたあしだちょうのエルフ
- こどもの夢中度 :
- お話・絵の満足度 :
- 思いやりが学べる度:
著者 | おのき がく |
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出版社 | ポプラ社 |
発売日 | 1970/10/1 |
価格 | 1,100円 |
見返りを求めずみんなを守り抜いたエルフの強さと優しさに胸を打たれる
大きくて立派なエルフは、野原の動物たちみんなを守るオスのだちょうです。小さくて弱い動物はみんな優しいエルフが大好きで、頼りにしていました。
しかしある時、エルフは子どもたちを守るためにライオンと闘って片脚を失い、みんなのお荷物になってしまいます。徐々にみんなから忘れ去られ、エルフは衰弱していきます。
そんなある日、子どもたちが黒豹に襲われるのを見たエルフは・・・。
子どもが大好きで仲間思いだったエルフの性格を思うと、この結末こそ彼の誇りを取り戻すために必要だったのだと考えずにはいられません。
この本を読んだ子供たちには、見返りを求めずみんなのために行動するエルフのように、強く、優しく、大きな人になって欲しいです。
sai_toyさん/50代/女性
【7位】おまえうまそうだな
- こどもの夢中度 :
- お話・絵の満足度 :
- 思いやりが学べる度:
著者 | 宮西 達也 |
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出版社 | ポプラ社 |
発売日 | 2003/3/1 |
価格 | 1,320円 |
「種」が違ってもお互いを思えることがわかる
子供が大好きな恐竜世界の話なので、まず食いつきがとてもいいです。
タイトルと表紙だけを見ると、ティラノサウルスのような強い肉食恐竜が、小さい草食恐竜を食べるイメージがあると思います。
しかしこの絵本では、強い恐竜が小さい恐竜と関わることで「愛されること」や「愛すること」を学んでいきます。
「種」が違ってもお互いを思えることがわかり、人間の世界であっても相手を思いやる気持ちに気づくことができる話です。
yoyoyommmさん/30代/女性
【8位】そらまめくんのベッド
- こどもの夢中度 :
- お話・絵の満足度 :
- 思いやりが学べる度:
著者 | なかや みわ |
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出版社 | 福音館書店 |
発売日 | 1999/9/30 |
価格 | 990円 |
人に優しくすることの素晴らしさを学べるお話
「自分の大切なものは誰にも貸したくない!」という気持ちは、子どもなら誰でも持っていると思います。
ですが、この絵本を読むことで、人に優しくすることによって、自分も周りもみんなが幸せになれるということを学べます。
私は保育園でこの本をよく読み聞かせていますが、最後のシーンでは、子供たちも「良かったね」と大喜び。
譲り合うことや、周りの人に目を向けることの大切さを感じられているようです。
aya-ko46さん/20代/女性
【9位】アレクサンダとぜんまいねずみ
- こどもの夢中度 :
- お話・絵の満足度 :
- 思いやりが学べる度:
著者 | レオ・レオニ |
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出版社 | 好学社 |
発売日 | 1975/4/1 |
価格 | 1,602円 |
お友達の幸せが自分の幸せにもなり得ることを教えてくれる
「アレクサンダとぜんまいねずみ」をおすすめします。
子どもたちに大人気の「ぜんまいねずみ」がうらやましい、ねずみのアレクサンダ。
彼はある時、たった一つだけ願いが叶う機会を得たのですが、自分の願いではなくぜんまいねずみの為にそのチャンスを使います。
お友達の幸せが自分の幸せにもなり得ることを教えてくれ、心温まるお話です。親子で一緒に読みたい絵本です。
swfemavさん/30代/女性
【10位】きみはほんとうにステキだね
- こどもの夢中度 :
- お話・絵の満足度 :
- 思いやりが学べる度:
著者 | 宮西 達也 |
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出版社 | ポプラ社 |
発売日 | 2004/9/1 |
価格 | 1,320円 |
小さな子供でも「友情って素晴らしい」ということが感じられる
心優しい恐竜のお話ですが、相手を思いやる気持ちや友情を学べるとても良い絵本です。
自分を犠牲にしてでも、友だちに喜んでもらうということを通して、小さな子供でも「友情って素晴らしい」ということが感じられる、とても心のあたたまるお話です。
大人もうるっとしてしまいます。
miki0120さん/30代/女性
次の人のことも考えて行動する気持ちが学べる
人を思いやる気持ちが学べる絵本で、友達の子供さんのお気に入りの一冊です。
木の下に置かれた椅子に動物が次々やってきて、乗せてあったものを頂いたあとに、「なくしてしまったら、次の人に申し訳ない」と代わりのものを置いていくという優しいお話です。なんとなく、わらしべ長者みたいです。
自分さえよければいいのではなくて、次の人のことも考えて行動するという点に、思いやりの気持ちが芽生えるのではないかなと思います。
最後のオチにはクスッときてしまいました。
kenamofさん/30代/女性
他の人を思いやる動物たちの気持ちに、心がほっこりする
「座ってください」という思いでウサギさんが作った「どうぞのいす」に、ロバさんが栗を置いたことから思いやりの連鎖が起こります。
椅子に置かれた食べ物を食べた動物たちが、「食べきってしまって、次の人に悪いなぁ」という気持ちで、新たな食べ物を置いていくのです。他の人を思いやる動物たちの気持ちに、心がほっこりするでしょう。
椅子を作ったウサギさんの気持ちも、とても温かいものです。
優しさで満ち溢れた、思いやりの心を育める絵本でしょう。
hiipocoさん/30代/女性
優しさの連鎖のすばらしさが表現されている
「どうぞ」という思いやりの連鎖が、たくさんの登場人物をハッピーにしていきます。
「してあげている」という感覚ではなく、可愛らしい登場人物のほっこりするような「どうぞ」にとても癒されます。
「どうぞ」に込められた思いや概念を、言葉だけで子どもに説明するのは難しいですが、この本を通すと「思いやり」の言葉だということを伝えることが出来ます。
絵もとても可愛いので、おすすめです。
sky mamaさん/30代/女性