頭を使って謎解きや犯人を探し当てたい時など、推理小説を読みたい時もありますよね!
誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んでおすすめできる推理小説と口コミを知りたい方も多いはず!
この記事では、読書家500人が選ぶ推理小説のおすすめ32選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。
好きなところから読めます
おすすめの推理小説人気ランキング
まずは、おすすめの推理小説人気ランキングからご紹介していきましょう。
Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶおすすめの推理小説』によると、1位は『和菓子のアン(36票)』、2位は『仮面山荘殺人事件(34票)』、3位は『マスカレード・ホテル(29票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら)
それでは、おすすめの推理小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。
【1位】和菓子のアン
- 読み応え :
- 推理要素の難しさ:
- 推理要素の満足度:
著者 | 坂木 司 |
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出版社 | 光文社 |
発売日 | 2010/4/20 |
価格 | 2,980円 |
和菓子の歴史やおいしさが散りばめられた平和なミステリーが楽しめる
「和菓子のアン」は、デパ地下の和菓子屋さんを舞台にしたミステリーです。
殺人事件が起こったり、人が醜く傷つけあったりすることはありません。
デパ地下で働く人やお客さんの豊かな個性と人間模様の中に、和菓子の歴史やおいしさが散りばめられています。
ハラハラドキドキしながら平和にミステリーを楽しみたい方にオススメです。
ジューンベリーさん/40代/女性
【2位】仮面山荘殺人事件
- 読み応え :
- 推理要素の難しさ:
- 推理要素の満足度:
著者 | 東野 圭吾 |
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出版社 | 講談社 |
発売日 | 1995/3/7 |
価格 | 704円 |
真相を知ってから読み返すのも面白い
主人公・樫間の婚約者である朋美が不審な死を遂げた三カ月後、樫間は朋美の親戚たちに山荘に呼ばれます。そして山荘では犯人探しが始まります。
そして、山荘でも新たな殺人事件が起き・・・。
一般的な推理小説と思って読み進めると騙されます!犯人は意外な人物です!
真相を知ってから読み返すと、物語のところどころに伏線が張ってあることに気づきますので、真相を知ってから読み返すのも面白いかも知れません。
hiromidesuyooさん/30代/女性
【3位】マスカレード・ホテル
- 読み応え :
- 推理要素の難しさ:
- 推理要素の満足度:
著者 | 東野 圭吾 |
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出版社 | 集英社 |
発売日 | 2014/7/18 |
価格 | 836円 |
事件解決を優先する刑事と、客を思いやるフロントクラークの考え方の違いが面白い
連続殺人事件の次の犯行現場に選ばれた一流ホテルに、潜入捜査に行く刑事の物語です。ホテルマンになりきる刑事の新田と、彼を指導するフロントクラーク・山岸の二人がタッグを組んで真相を探っていきます。
ホテルの内部事情が細かく描写されていて、読み応えがあります。顧客のやりとりも一目で分かり、新田とともに走り出した山岸の、顧客を守ろうとする優しさも感じられます。
あくまで客を丁寧に扱う山岸に対し、何としてでも犯人を確保したい新田。その考え方の違いが面白く感じました。分かりやすく楽しく読める作品だと思います。
emikoyochiさん/50代/女性
【4位】葉桜の季節に君を想うということ
- 読み応え :
- 推理要素の難しさ:
- 推理要素の満足度:
著者 | 葉桜の季節に君を想うということ |
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出版社 | 文藝春秋 |
発売日 | 2007年5月10日 |
価格 | – |
小説だからこそ味わえる、最後の1ページを読んだ時のショックが至高!
この作品の、最後の1ページを読んだ時のショックは今も忘れられません。こういう小説を読むと、絵が語ってしまう漫画は読めなくなるなあと痛感させられます。
推理小説なので筋は明かせませんが、小説ファンの方はぜひご一読を。なるほどーと唸る作品です。
takagi1970さん/50代/男性
【5位】すべてがFになる
- 読み応え :
- 推理要素の難しさ:
- 推理要素の満足度:
著者 | 森 博嗣 |
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出版社 | 講談社 |
発売日 | 1998/12/11 |
価格 | 869円 |
ロジカル要素がたっぷりな推理小説で、無機質の不気味さに引き込まれる
推理小説を読み始めた方や、ライトノベルが好きな方におすすめなのが、この「すべてがFになる」です。
孤島の研究所で起こった密室殺人事件に、天才教授と女子学生が挑みます。
無機質の不気味さに引き込まれる作品です。ロジカル要素がたっぷりな推理小説なので、理系の方にもおすすめですね。
天才コンビのちょっとした会話も面白いです。
さくらのぼたんさん/40代/女性
【6位】ラッシュライフ
- 読み応え :
- 推理要素の難しさ:
- 推理要素の満足度:
著者 | 伊坂 幸太郎 |
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出版社 | 新潮社; 第43版 |
発売日 | 2005/4/24 |
価格 | 825円 |
4人の主人公の物語がそれぞれ混じり合い、想像がつかないままページを捲る手が止まらなくなる!
伊坂幸太郎さんの作品は、推理小説とはいっても重さがないのが特徴だと思います。どの登場人物も苦難や悲しみを抱えていても、悲壮感がないというか。
軽妙な語り口と、不思議な登場人物たち。コミカルだけど、人生について語ったり真面目な部分もあり、理知的な会話もあったり・・・本作も、そんな伊坂幸太郎ワールド全開です。
4人の登場人物たちが時に混じり合い、並走するストーリーは、初めて読んだ時に本当に感心しました。
それぞれの視点から語られると、全く違うエピソードのようになって、伏線を張り巡らされた推理小説とはまた一味違った魅力があります。
説明をするのが難しいので、とにかく読んでほしいです。読めばわかると思います!
3匹のコアラさん/30代/女性
【7位】容疑者Xの献身
- 読み応え :
- 推理要素の難しさ:
- 推理要素の満足度:
著者 | 東野 圭吾 |
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出版社 | 文藝春秋 |
発売日 | 2008/8/5 |
価格 | 770円 |
犯人の動機と、最後までどうなるか分からないストーリー展開が忘れられない
東野圭吾のガリレオシリーズの一作です。推理小説と言えば、謎を解く立場の視点からストーリーが展開されるのが一般的だと思いますが、この小説は犯人目線でストーリーが進んでいくのです。
犯人の持つ深い愛情が、今回の犯行に繋がるのですが、それがこの本の醍醐味でもあります。
ガリレオが謎を解き、事件の当事者に説明する形で真実がわかるのですが、この犯人はその真実が明らかになる場合のBプランまで考えての行動を起こしています。
私は「この犯人はどうやったらこの犯行ができたんだ」と考えながら読みましたが、最後までそれが当たることはありませんでした。そういう意味でも非常に面白い作品です。
特にエピローグもなく、ストーリーを終えている点も印象に残っています。
koremareさん/30代/男性
【8位】夢幻花
- 読み応え :
- 推理要素の難しさ:
- 推理要素の満足度:
著者 | 東野 圭吾 |
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出版社 | PHP研究所 |
発売日 | 2016/4/7 |
価格 | 858円 |
科学的に類い稀なる黄色いアサガオを軸に、いろいろな側面から考えさせられる作品
定年後、花を育てながら静かに暮らしていた老人・秋山周治が殺されました。
第一発見者の孫は、祖父の庭先にあった黄色いアサガオの鉢植えがなくなっていることに気づき、ブログにアップします。それがきっかけでいろいろな人々が動き出し…。
黄色いアサガオの行方を追うことで、隠し事が多かった主人公・蒼太の家族たちの謎も明らかになっていきます。
黄色いアサガオの研究や文化的な歴史、アサガオが秘める効能により、翻弄された人々の末路は虚しいものでした。いろいろな側面から考えさせられる作品でした。
hiromidesuyooさん/30代/女性
【9位】アクロイド殺し
- 読み応え :
- 推理要素の難しさ:
- 推理要素の満足度:
著者 | アガサ クリスティー |
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出版社 | 早川書房 |
発売日 | 2003/12/1 |
価格 | 1,056円 |
読者を飽きさせない工夫がなされていて、すごく巧妙に読ませる小説
随所に読者を飽きさせない工夫がなされていて、すごく巧妙に読ませる小説です。
陳腐な表現ですが、物語の運び方が実にうまいです。
語り手の心理的なものを疑似体験することが出来、しかも自然に読めるようになっているあたりも、不朽の名作と言われる所以ではないでしょうか。
nalco2501さん/40代/女性
【10位】ソロモンの偽証シリーズ
- 読み応え :
- 推理要素の難しさ:
- 推理要素の満足度:
著者 | 宮部 みゆき |
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出版社 | 新潮社 |
発売日 | 2012/8/23 |
価格 | 1,370円 |
推理小説だが、繊細な心情描写が秀逸な青春小説でもある
自殺した同級生の死によって傷ついた中学生たちが、真実を明らかにしようと奮闘する話です。
主人公は加害者でもなく被害者でもないし、事件によって風評被害をうけたわけでもありません。それでも事件を発端とした不協和音を受け入れられず、事なかれ主義の大人たちに反して、真実を明らかにしようとクラスメイトらと努力します。
これは主人公たちが中学生だからできたことだと思います。
特定の犯人がいるわけではないし、予測できないものでもないのですが、繊細な心情描写が秀逸です。
秋風 野分さん/30代/女性
初めて和菓子の世界に触れる主人公の目線で、読者もどんどん引き込まれる
デパ地下の和菓子屋さんでバイトを始めた女の子が主人公で、そこへ来るお客さんと和菓子とのミステリーです。変わった和菓子の買い方をする人、和菓子業界の隠語を使う人、いつも決まったお菓子を買うご婦人・・・それぞれの背景や物語を、和菓子を軸に紐解いていきます。
和菓子ってただ見た目で季節を感じさせるだけではないんだ、こんな意味があるんだ、こんな言い回しがあるんだ、と初めて和菓子の世界に触れる主人公の目線で、どんどん読者も引き込まれていきます。
ほっこりしたり、感動したりできるので、推理ものは好きだけど、サスペンスな気分ではないという人におすすめの作品です。読んだらつい和菓子を買いに行っちゃうような、とても美味しそうな描写も個人的に気に入っています。
オムニバス形式なのでとても読みやすく、少しずつ読むにもおすすめです。
ringo-nさん/20代/女性