気軽に哲学のことが勉強できて、かつ内容が面白い哲学本を読みたい事もありますよね!
しかし、数ある哲学本から面白い数冊を選び抜くくことは難しいからこそ、社会人が実際に読んで楽しめた哲学本を知りたい方も多いはず!
この記事では、社会人500人が選ぶおすすめの面白い哲学本31選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。
好きなところから読めます
おすすめの面白い哲学本人気ランキング
まずは、おすすめの面白い哲学本人気ランキングからご紹介していきましょう。
Bookey編集部が行った『社会人500人が選ぶおすすめの面白い哲学本』によると、1位は『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え(52票)』、2位は『バカの壁(50票)』、3位は『読まずに死ねない哲学名著50冊(23票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら)
それでは、おすすめの面白い哲学本を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。
【1位】嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
- 読みやすさ :
- 面白さ :
- 哲学の専門度:
著者 | 岸見 一郎 |
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出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2013/12/13 |
価格 | 1,650円 |
人生に活かせるノウハウが詰まった有益な本
学生から社会人まで、読んで人生に活かせるノウハウが詰まった有益な本です。哲学書を読んだことがない方でも、2人の対談型の文章なので頭に入ってきやすいです。
私は周りからどう思われているか気になってしまう性格でしたが、この本に出会ってから変わることができました。
周りからの評価が気になって自分の意見をうまく言えない方は、読まないと損するレベルでおすすめです。笑
また、人との関わり方についても言及しているので、部下の育成に関わっている社会人の方にもおすすめです。職場で実践してみたところ、大半の部下から信頼され、頼られるようになりました。
町田翔一さん/20代/男性
【2位】バカの壁
- 読みやすさ :
- 面白さ :
- 哲学の専門度:
著者 | 養老 孟司 |
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出版社 | 新潮社; 第81版 |
発売日 | 2003/4/10 |
価格 | 814円 |
具体的な例え話で理解しやすく説明されており、目から鱗の連続
養老孟司先生の口述をもとにした本です。有名すぎる本ですが、何度も読み返しては再確認したり、発見をしたりする名著です。
「自分の認識には限度があると、常に知っておく事が大切」という部分に深く感銘を受けました。
「良い悪いではなく、ただそこにある」という認識は、社会生活などを何十年も行なっているとつい忘れがちになってきます。あたかもこの分野では「全て知っている」などと、大きく勘違いをしてしまうこともあります。
知識がある事、理解をする事に満足してしまった時に、ムクムクと立ち上がる「バカの壁」。その壁の実態を具体的な例え話で見える様に書いてあるこの本はとても素晴らしく、目から鱗の連続でした。
smilleさん/40代/女性
【3位】読まずに死ねない哲学名著50冊
- 読みやすさ :
- 面白さ :
- 哲学の専門度:
著者 | 平原 卓 |
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出版社 | フォレスト出版 |
発売日 | 2016/3/6 |
価格 | 1,320円 |
たくさんの歴史的な哲学書の要点を、おもしろく分かりやすく説明してくれる
世の中にはたくさんの初心者向けの良作の哲学本がありますが、その中でも特にこちらがオススメです!
この本にはたくさんの歴史的な哲学書の要点が詰まっていて、それらをおもしろく分かりやすく説明してくれています。
表紙の女の子もエモくてオシャレでかわいいので、学生や女性などは比較的手に取りやすいと思います。
哲学本を読んでみたい人、触ってみたい人の最初の一冊にぴったりです。
tanatakuさん/20代/男性
【4位】史上最強の哲学入門
- 読みやすさ :
- 面白さ :
- 哲学の専門度:
著者 | 飲茶 |
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出版社 | 河出書房新社 |
発売日 | 2015/11/5 |
価格 | 814円 |
数学や物理も絡めて「最強の哲学」が何か考えさせられる
西洋哲学について、その時代や当時の文化や科学についても説明しているので、分かりやすいです。
まず初めにプロタゴラスの相対主義から説明され、大変ビックリしました。そんな中で、真理を見つけようと様々な人が挑み、後に物理や数学から真理が否定される流れは切ないです。
そこから「その人個人の真理を探す」という流れになっていくのをどう読むかは人それぞれでしょうが、生きていくためのヒントになりそうなことが随所に散らばっているので、自分に良いところだけ読み取って活かしていっても良いと思います。
sugi3mikkokusyaさん/30代/男性
【5位】置かれた場所で咲きなさい
- 読みやすさ :
- 面白さ :
- 哲学の専門度:
著者 | 渡辺 和子 |
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出版社 | 幻冬舎 |
発売日 | 2012/4/25 |
価格 | 1,047円 |
すべてのひとに役立つ考え方と、心に響く言葉がたくさん!
修道者の渡辺和子さんが教える、生きるヒントのような本だと思います。クリスチャンでなくても、すべてのひとに役立つ考え方がたくさん載っています。
例えば、「完璧な人間などいない。心に数%のゆとりがあれば、相手の間違いを許すことができる」そのほか、「境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる」など。
読んでいて、自分という人間の未熟さに気づけましたし、前向きな気持ちにもなれました。
fukugyo0325さん/40代/女性
【6位】プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
- 読みやすさ :
- 面白さ :
- 哲学の専門度:
著者 | マックス ヴェーバー |
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出版社 | 岩波書店; 改訳版 |
発売日 | 1989/1/17 |
価格 | 1,243円 |
近代的資本主義が、欧州の禁欲主義を背景として成立した理由を明確に述べていて衝撃的
本書は社会人になってから、間接的な上司の熱心な薦めで購読しました。そうでなければ、一介のエンジニアの私には一生縁がない本だったと思います。
近代的資本主義が、欧州の禁欲主義を背景として成立した理由を明確に述べています。
単なる資本家(金持ち)ならば世界中にたくさんいるのですが、欧州にのみ成立した背景について、「禁欲的なプロテスタンティズム」と「投資した成果は神の恩寵」と考える世の中の風潮にあったと喝破しています。
衝撃的な内容でした。
ut_heartful07さん/50代/男性
【7位】「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義
- 読みやすさ :
- 面白さ :
- 哲学の専門度:
著者 | シェリー・ケーガン |
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出版社 | 文響社 |
発売日 | 2019/7/12 |
価格 | 3,135円 |
多方面からわかりやすく書かれており、死に対する見方が変わる
おすすめの哲学本は「「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義」です。数年前に話題になった本で、大学で人気の講義を基に、筆者が「死とはどういうものなのか」について書いています。
「なぜ死が悪いのか」、「不死は価値のあることなのか」、「自殺について」など、様々な観点から見ることで、誰もが一度は考える「死とは何か」について、改めて考えることができます。
また、哲学的な思考とはどういうものなのか、どういう思考手順を踏むのかを知るための、哲学の入門書としても参考になりました。
sando1149さん/30代/男性
【8位】超訳 ニーチェの言葉
- 読みやすさ :
- 面白さ :
- 哲学の専門度:
著者 | 白取 春彦 |
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出版社 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
発売日 | 2010/1/12 |
価格 | 1,599円 |
身近で当たり前なことが善く生きるヒントであると教えてくれている
ニーチェの言葉を、『己について』『愛について』などジャンルごとに分けて、そこから箇条書きのように記されているので、哲学本初心者の方には読みやすいと思います。
少し説教臭いところもありますが、「身近で当たり前なことが善く生きるヒントである」と教えてくれているように思います。
基本的には最初から順番に読むのがオススメですが、読みたい項目を掻い摘んで読んでも良いと思います。自分の悩みを吹き飛ばしてくれるような言葉がきっとあるはずです!
私は高校生の時に出会いましたが、成人してから読むと悩みも変化していくからなのか、読んだ感想、感じ方も変わってきます。
そんな楽しみもあるので、気軽にお手に取ってみてはいかがでしょうか。人生を最高に旅しましょう!
アンドゥンさん/20代/女性
【9位】新訳 弓と禅 付・「武士道的な弓道」講演録
- 読みやすさ :
- 面白さ :
- 哲学の専門度:
著者 | オイゲン・ヘリゲル |
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出版社 | KADOKAWA/角川学芸出版 |
発売日 | 2015/12/25 |
価格 | 880円 |
面白い角度から禅を考えるきっかけになる
ドイツの哲学者オイゲン・ヘリゲル氏が日本の弓道について考察し、そこにある日本独特の禅というものについて語ったもので、長く読み継がれています。
立禅と言われる弓道に触れていきながら、きっと日本人なら考えないであろうその個々の動作の意味を考察し、その裏にある「無心」や「心で射る矢」などを言葉で説明してくれています。
禅の思想は言葉にするのは難しく、なんとなく高尚で縁遠いものという肌感覚を持っている日本人ほど敬遠しがちですが、これは外国の方からの客観的な視点なので、逆にハッとさせられる部分も多いです。
読み進めることで、禅だけではなく、我々日本人の根っこにあるところについても理解が進み、自らの文化がさらに好きになるような気がします。
peeenuts_papaさん/50代/男性
【10位】14歳からの哲学 考えるための教科書
- 読みやすさ :
- 面白さ :
- 哲学の専門度:
著者 | 池田 晶子 |
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出版社 | トランスビュー |
発売日 | 2003/3/20 |
価格 | 1,320円 |
平易な語り口で取っつきやすく、いろいろなことに目を向け考えるきっかけになる
本書は名前の通り、中学生に向けた本です。平易な語り口なので、哲学本を初めて読むという初心者の方でもとっつきやすいと思います。
かと言って子供向けかと言えばそうではなく、大人でも満足できる内容になっています。
この本を読めば、誰もが疑問に思う自分の周りのことを考えるいいきっかけになると思います!
tanatakuさん/20代/男性
今までの悩みや凝り固まった価値観を覆してくれる
この本はアドラー心理学を解説しています。
「あらゆるトラブルはすべて人間関係にある」とするアドラーの考えに触れることで、今までの悩みや凝り固まった価値観を覆してくれること間違いありません。
また、この本は説明文ではなく、哲人と青年の会話文となっているため、堅苦しい文章を読むのが苦手だなという方にも読みやすい非常にオススメの一冊です。
hirp88pqさん/20代/男性
読みやすくも深い内容で、心理学と哲学は表裏一体である事が学べる
言わずと知れた有名タイトルで、メディア等でも取り上げられている本です。
本書はアドラー心理学をベースに、物語の登場人物同士の対話で話が進んでいきます。
メンターと若者とで議論をして、若者の悩みの核心をついていく過程が、読みやすくも深い内容となっております。
心理学と哲学は表裏一体である事が学べる本だと思います。
geout501bandさん/30代/男性