中学生としての3年間は、これから高校・大学へと進学をすることになる重要な期間。そんな中学生のうちになるべくたくさんの本を読むことは、きっと今後の人生にとって大きなプラスを生んでくれるはず!
だからこそ、たくさんの本読んできた大人達がおすすめする「中学生に読んで欲しい本」と理由を知りたい方も多いはず!
この記事では、大人500人が選ぶ中学生に読んで欲しい本34選&人気ランキングを理由と共にご紹介しています。
好きなところから読めます
中学生に読んで欲しい本人気ランキング
まずは、中学生に読んで欲しい本人気ランキングからご紹介していきましょう。
Bookey編集部が行った『大人500人が選ぶ中学生に読んで欲しい本』によると、1位は『夢をかなえるゾウ(48票)』、2位は『モモ(35票)』、3位は『風が強く吹いている(27票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら)
それでは、中学生に読んで欲しい本を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。
【1位】夢をかなえるゾウ
- 読みやすさ :
- 内容の専門度 :
- 中学生におすすめ度:
著者 | 水野敬也 |
---|---|
出版社 | 文響社 |
発売日 | 2021年4月8日 |
価格 | 1,595円 |
将来の事を改めて考えさせてくれる
中学生に読んで欲しい本としては、夢をかなえるゾウがおすすめです。
1から4までのシリーズがあり、それぞれ違うストーリー性があります。
その中でもシリーズ1は、個人的に一番印象深かった内容なので、是非読んでいただきたいです。
夢を叶えるためにどうすればいいのか、具体的な行動が偉人たちの経歴や功績をもとに書かれているので、非常に納得できました。
リーバルさん/20代/男性
【2位】モモ
- 読みやすさ :
- 内容の専門度 :
- 中学生におすすめ度:
著者 | ミヒャエル・エンデ |
---|---|
出版社 | 岩波書店 |
発売日 | 2005年6月16日 |
価格 | 880円 |
読み終わる頃には「時間」の概念が変わっているかも
勉強や部活に忙しい中学生には、ミヒャエル・エンデの名作「モモ」がおすすめです。
この物語は主人公の不思議な女の子・モモが、時間泥棒から時間を取り戻すというお話です。
ハラハラドキドキする展開で、読み終わる頃には「時間」の概念が変わっているかもしれません。
深い意味を持つ物語なので、柔軟な心を持つ中学生に読んでもらいたいです。
Koirinennekokaanさん/40代/女性
【3位】風が強く吹いている
- 読みやすさ :
- 内容の専門度 :
- 中学生におすすめ度:
著者 | 三浦 しをん |
---|---|
出版社 | 新潮社 |
発売日 | 2009年6月27日 |
価格 | 1,045円 |
仲間と助け合う楽しさや、目標に向かって努力するすばらしさが学べる!
中学生に読んでほしい本は「風が強く吹いている」です。
内容としては、たまたま同じ寮に住んだ人たちが、箱根駅伝という大学駅伝最高峰の舞台に臨む話です。
キャラクターが独創的でありながら、愛らしさもあり、彼らの会話には仲間と味わう楽しさがにじみ出てきます。
当然、衝突なども出てきますが、1つの目標のためにみんなで力をあわせることで得られる青春の雰囲気などは、中学生にぴったりだと思います。
文章も難しくなく、問題なく読めると思いますので、特に部活に打ち込んでいる中学生にはお勧めです!
クラフトマンさん/30代/男性
【4位】星の王子さま
- 読みやすさ :
- 内容の専門度 :
- 中学生におすすめ度:
著者 | サン=テグジュペリ |
---|---|
出版社 | 新潮社; 第28版 |
発売日 | 2006年3月28日 |
価格 | 528円 |
大人になる過程で忘れてしまいそうになることを教えてくれる!
私が中学生にぜひ読んで欲しい本は「星の王子さま」です。小学生の時に読んだことがあるという方もいるかもしれませんが、ぜひ中学生の時に読んで欲しいのです。
子供の頃、「大人ってなんかムカつくな、変だな、理解できない」という気持ちになることがたくさんあったと思います。
子どもにしか見えない想像力、感覚、純粋な優しさ、好奇心・・・大人になると背負うものが多くなりすぎて、そういう気持ちを覚えていられなくなるんです。
この本は、どの年代で読んでも、違った見方が感じられます。なので、子どもから大人になる中学生にこそ、読んでもらいたい本です。
鳴海あやねさん/30代/女性
【5位】カラフル
- 読みやすさ :
- 内容の専門度 :
- 中学生におすすめ度:
著者 | 森 絵都 |
---|---|
出版社 | 文藝春秋 |
発売日 | 2007年9月10日 |
価格 | 682円 |
「気負わずに生きる」ということを示してくれる
多感な中学生に読んでほしいのは、森絵都さんの「カラフル」です。
家庭・学校・自分自身に絶望して、自死を試みた主人公が、ある事から他人の人生を歩むことになり、そこで様々な問題に直面しますが、「人の人生だから」と気負わずに向き合い、解決します。そして最後には、ある事実を知り、「生きていてよかった」と思えるのです。
中学生になると、難しい問題にぶつかる事が多くなると思います。そして、絶望する事もあるかもしれません。
でも、「それは違う視点からみたら違う意味があるんだよ、自分の人生だと思ってどうしようもなくなる時は「人の人生」だと思って気負わずにいれば解決するよ、だから、絶対生きて」と、真っ直ぐに教えてくれる本です。
chatokaさん/30代/女性
【6位】君たちはどう生きるか
- 読みやすさ :
- 内容の専門度 :
- 中学生におすすめ度:
著者 | 吉野 源三郎 |
---|---|
出版社 | 岩波書店 |
発売日 | 1982年11月16日 |
価格 | 1,067円 |
中学生活を謳歌するコペル君と叔父さんからの問いかけがとてもためになる
大学生の時、先輩に薦められてこの本を読みました。
内容としては、15歳のコペル君の中学での日常が描かれ、そのあとにコペル君の叔父さんから、「ノート」を通して意見や問いかけがなされる形式になっています。丁度、担任の先生に宿題を出されたような感じになると思います。
中学生活を謳歌するコペル君と叔父さんからの問いかけが、とてもためになる本です。
学びたいことを決めて進学した大学生より、「中学生」が読むべき本だと思いました。
のぎく06さん/50代/女性
【7位】走れメロス
- 読みやすさ :
- 内容の専門度 :
- 中学生におすすめ度:
著者 | 太宰治 |
---|---|
出版社 | 青空文庫POD |
発売日 | 2015年9月30日 |
価格 | 440円 |
真の友情とは何かに気付かせてくれる
ある人間不信の暴君が、人民を好き勝手に統制しようとしていたのを見かねたメロスは暗殺を試みますが、失敗して捕らえられます。
処刑されることになるも、妹の結婚式を見届けるために、数日間だけ猶予が欲しいと願い出たメロスは、代わりの人質として親友を残していく旨を伝えます。
親友を救うには、約束の期日までにメロスが戻らなければなりません。しかし、王は「処刑されるのがわかっていながら、むざむざ戻るはずがない。親友を処刑して、いかに人間が信じるに値しない存在か思い知らせてやる」と考え、それを許すのですが…。
真の友情とは何かを教えてくれる作品で、中学生にぜひ読んで欲しいです。
puresuryさん/50代/男性
【8位】神去なあなあ日常
- 読みやすさ :
- 内容の専門度 :
- 中学生におすすめ度:
著者 | 三浦 しをん |
---|---|
出版社 | 徳間書店 |
発売日 | 2009年5月15日 |
価格 | – |
読み終わった頃にはちょっと森が好きになる
中学生に読んで欲しい本は、「神去なあなあ日常」です。今の子どもたちにとっては遠くなってしまった、山の存在を感じられる物語です。
主人公が林業を営むお家でお世話になるところから話が展開していきます。林業についての知識が深まり、職業を考えるいい機会になると思います。
なにより、働いてお腹が空いて食べるご飯が美味しいことを、疑似体験させてもらえます。未来ある中学生におすすめします。
71089ikさん/20代/女性
【9位】スラムダンク勝利学
- 読みやすさ :
- 内容の専門度 :
- 中学生におすすめ度:
著者 | 辻 秀一 |
---|---|
出版社 | 集英社インターナショナル |
発売日 | 2000年10月5日 |
価格 | 1,100円 |
スラムダンクの漫画から、やるべきことや人生を学べる一冊
今やらなきゃいけないこと、今やらなかったら後悔すること。誰かがやってくれるはずではなく、自分がやらなくてはいけない、といった気づきがあり、スラムダンクの漫画から人生を学べる書です。
チームに属するものがどうあるべきなのか、その中で自分は何をしてどう貢献したいのか。嫌いな仲間がいても、同じ目標に向かっている時は最強のパートナーになれること。
切磋琢磨することで自分もどんどん磨かれていく・・・などなど、これを読めば、今後の人生の満足度が違うと思います!
ちえさきさん/30代/女性
【10位】ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
- 読みやすさ :
- 内容の専門度 :
- 中学生におすすめ度:
著者 | ブレイディ みかこ |
---|---|
出版社 | 新潮社 |
発売日 | 2019年6月21日 |
価格 | 1,485円 |
これから求められる多様性がわかる
ブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」をおすすめします。
この作品の「ぼく」が、中学校生活で人種差別やジェンダー、貧富の差、アイデンティティなどの問題を目の当たりにします。
そんな中で多様性というものを知り、考え、悩み、乗り越えていくノンフィクション作品です。
これから求められる多様性がわかりますので、是非、読んでもらいたい作品です。
嶋木さん/20代/女性