編集部おすすめ:病気を題材にしたおすすめ小説9選
ここまでは、読書家500人が選ぶ病気を題材にしたおすすめ小説の人気ランキングをご紹介してきました。
次に、Bookey編集部が選ぶ病気を題材にしたおすすめ小説9選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ!
小説 四月は君の嘘 6人のエチュード
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者: | 新川 直司 |
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出版社: | 講談社 |
発売日: | 2016/2/17 |
価格: |
あらすじ
幼少期より、数々のコンクールで優勝を勝ち取ってきた天才ピアニスト・有馬公生。だが11歳のある日、コンクールの壇上で、彼はピアノの音を失ってしまう―。毎日がモノトーンとなった公生の人生に、ふたたび色は戻るのか?5人の重要人物が、公生を語る。それぞれが描き出す公生像、本編で語られなかったサイドストーリーも満載。音楽が導く、大人気青春グラフィティ、ついに小説化!
引用元:Amazon
病気と闘いながらもヴァイオリンを弾くヒロインに勇気をもらえる
この小説は夢は叶うことを教えてくれる作品だと思っています。
ヒロインが病気と闘いながらもヴァイオリン奏者になり、憧れのピアニストと舞台に立つ姿には、とても勇気がもらえます。
また、主人公のピアニストがヒロインに支えられつつ、過去のトラウマに立ち向かう姿はとてもかっこよかったです。
syu502478さん/20代/男性
Dear Friends リナ&マキ
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者: | Yoshi |
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出版社: | スターツ出版 |
発売日: | 2003/8/1 |
価格: |
あらすじ
愛情のない父親と過保護の母親、そして完璧な容姿をもつ18歳の高校3年生リナ。「友達なんて利用するもの」そう言い放つリナを予期せぬ出来事が襲う。そして、リナの前に現れた小学校時代の同級生マキ―。新たなる感動のストーリーがいま始まる。
引用元:Amazon
二人の友情に涙が出る
美しいルックスを誇る女の子・リサが、ある悲劇に見舞われます。寄り添ってくれると信じた恋人の一言がとても悲しくて、辛くてやりきれません。
どん底にいる中、小学校の時の同級生マキに勇気づけられ、どんどん芽生えてくる友情に涙が出てくる小説です。
リサを励ますマキでしたが、実は彼女自身も大きな問題を抱えています。
二人の友情に涙が出てしまいます。
takotako1416さん/20代/女性
あらすじ
短篇の名手として知られるオー・ヘンリーの作品から、有名な「最後のひと葉」「賢者の贈り物」をはじめ、どんでん返しで読者の意表をつく「金の神と恋の使者」「警官と賛美歌」など、ユーモアと機知にあふれる14編を収録。
引用元:Amazon
人が人を想う温かさと優しさにあふれた作品
アメリカ人作家の「オー・ヘンリー」の短編小説です。教科書にも載っている有名小説ですので、ご存じの方も多いかもしれませんね。
画家になることを夢見ていた少女は肺炎を患い、「窓から見える隣の家のつたの葉が落ちる時に、自分も一緒に死んでしまう」と思い込んでしまいます。
そんな少女に生きる希望を与えたのは、同じマンションに住んでいた老画家が自分の命と引き換えに彼女のために描いた葉っぱの絵でした。
短編小説なのに、人が人を想う温かさと優しさにあふれた作品となっています。
thefinalさん/30代/女性
彼女の血が溶けてゆく
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者: | 浦賀 和宏 |
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出版社: | 幻冬舎 |
発売日: | 2013/3/14 |
価格: |
あらすじ
ライター・銀次郎は、元妻・聡美が引き起こした医療ミス事件の真相を探ることに。患者の女性は、自然と血が溶ける溶血を発症、治療の甲斐なく原因不明のまま死亡する。死因を探るうちに次々と明かされる、驚きの真実と張り巡らされた罠。はたして銀次郎は人々の深層心理に隠された真相にたどり着けるのか。ノンストップ・ミステリーの新境地。
引用元:Amazon
医療ものとしてもミステリーとしても読み応え抜群!
ライターの主人公は、ある日、女医である元妻から、受け持ちの患者が亡くなった医療事故の調査を依頼されます。
「溶血」で死に至った患者の背景を探るうち、意外すぎる事件の真相が発覚し…という本格医療ミステリーです。
ぐんぐん引き込まれる謎に次ぐ謎。溶血という耳慣れない病に、薄ら寒い怖さも覚えます。
医療ものとしても読み応えは抜群ですし、終盤は「えっ、この人が…」と絶句してしまうどんでん返しもあるので、ミステリーとしても秀作の部類に入ります。
sahayaseさん/30代/女性
夏の災厄
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者: | 篠田 節子 |
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出版社: | 文藝春秋 |
発売日: | 1998/6/10 |
価格: |
あらすじ
東京郊外のニュータウンに突如発生した奇病は、日本脳炎と診断された。撲滅されたはずの伝染病が今頃なぜ?感染防止と原因究明に奔走する市の保健センター職員たちを悩ます硬直した行政システム、露呈する現代生活の脆さ。その間も、ウイルスは町を蝕み続ける。世紀末の危機管理を問うパニック小説の傑作。
引用元:Amazon
パンデミックという現象を様々な視点から見る一助になる
未知の感染症をテーマにした小説です。20年以上前に書かれたものなのに、あまりにもリアルに現在の新型コロナのパンデミックを予見したような内容で、作者の想像力、取材力に圧倒されます。
感染症の原因が解明・特定されていくプロセス自体も非常に興味深いのですが、社会がそういう事態にどう反応していくか、人々がどのように影響されていくかということが、様々な視点から丁寧に描かれています。
事実、我々は多くの混乱に翻弄されていますが、それらの混乱がなぜ生じるのかを少し冷静に俯瞰する視点が養えるように感じます。
wwankoさん/50代/女性
あらすじ
私だけが母の死を信じていた。脳腫瘍を患う母を前に、医師として生き続けられる確信を持つことは無理だった。だが冷徹な眼差しは、まもなく死ぬ母への愛を不確かなものにする。母の危篤にうろたえる親族から孤立していく青年医師の心理を描いた表題作、他4編を収録。
引用元:Amazon
語り口は非常に静かでありながら、胸を抉られる衝撃作の宝庫
渡辺淳一先生の短編集です。
医師という仕事ゆえに、病床にいる自分の母の死を確信してしまった男を描く表題作をはじめ、心臓移植手術のために、別の脳死患者の家族に臓器提供をお願いする役割を担ってしまった医師の話「ダブル・ハート」など、語り口は非常に静かでありながら、胸を強く抉られるような気持ちになる衝撃作の宝庫で、読後はいつも放心してしまいます。
fm_handaさん/20代/女性
あらすじ
東京下町の個人病院に勤務することになった円乗寺優先生。堅苦しい大学病院から逃れてやって来た。専門は外科だが、内科、婦人科、何でも診ることとなる。酒好きな先生は、ある晩近くの寿司屋に入ったが、店の青年が自分の患者であることに気づく。彼は他人には言えない病気の持ち主だった―人情味あふれる仁術先生の診察と活躍を描く異色のメディカル・ユーモア小説。未刊行作品、ここに初登場!
引用元:Amazon
病気を題材にしているのにユーモア満載!
「失楽園」「愛の流刑地」などで知られる渡辺淳一先生の医療小説です。
個人病院勤務のとある医師が主人公で、彼の元に訪れる患者たちの病気や、それにまつわるエピソードを綴った1話完結型の短編集(あるいはオムニバス形式)に近い作品なのですが…
「病気」というマイナスイメージな題材に反して、そのストーリーはユーモラスそのもの。
読んでいると、考え方が少し変わったり、不思議と明るい気持ちになれたりします。
fm_handaさん/20代/女性
あらすじ
野良猫のナナは、瀕死の自分を助けてくれたサトルと暮らし始めた。それから五年が経ち、ある事情からサトルはナナを手離すことに。『僕の猫をもらってくれませんか?』一人と一匹は銀色のワゴンで“最後の旅”に出る。懐かしい人々や美しい風景に出会ううちに明かされる、サトルの秘密とは。永遠の絆を描くロードノベル。
引用元:Amazon
青年の前向きな姿勢に胸を打たれる
猫と青年にまつわる物語です。猫好きの人は特に、彼らの関係に惹かれると思います。
猫のナナと青年サトルが、銀色のワゴンに乗ってゆかりのあった人たちに会いに行くのですが、初めは旅の目的がハッキリとわからず、先が読めない展開にワクワクします。
ストーリーが進むにつれて、旅の目的が明らかになっていき切なくなりますが、『何があっても自分の人生は幸せだ』というサトルの前向きな姿勢に胸を打たれます。
Japis703さん/30代/女性
廃用身
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者: | 久坂部 羊 |
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出版社: | 幻冬舎 |
発売日: | 2003/5/1 |
価格: |
あらすじ
「廃用身」とは、脳梗塞などの麻痺で動かなくなり、しかも回復の見込みのない手足のことをいう医学用語である。医師・漆原糾は、神戸で老人医療にあたっていた。心身ともに不自由な生活を送る老人たちと日々、接する彼は、“より良い介護とは何か”をいつも思い悩みながら、やがて画期的な療法「Aケア」を思いつく。漆原が医学的な効果を信じて老人患者に勧めるそれは、動かなくなった廃用身を切断(Amputation)するものだった。患者たちの同意を得て、つぎつぎに実践する漆原。が、やがてそれをマスコミがかぎつけ、当然、残酷でスキャンダラスな「老人虐待の大事件」と報道する。はたして漆原は悪魔なのか?それとも医療と老人と介護者に福音をもたらす奇跡の使者なのか?人間の誠実と残酷、理性と醜悪、情熱と逸脱を、迫真のリアリティで描き切った超問題作。
引用元:Amazon
ストーリー・構成・描写力すべてが突出した傑作!
この作品は、脳梗塞などの病気によって麻痺し、回復の見込みがない手足(作中では「廃用身」という用語で示されます)の処置がテーマとなった小説です。
主人公である医師が、老人たちの廃用身の切断手術を積極的に行い始めるという衝撃的な展開ですが、この手術、作品を読んでいくとほとんど抵抗を感じません。それが逆に恐ろしくもあり…。
ストーリー・構成・描写力すべてが突出した見事な小説です。出来ることなら、記憶を消してもう一度読み返したい傑作です。
fm_handaさん/20代/女性
まとめ
読書家500人が選ぶ病気を題材にしたおすすめ小説では、1位は『君の膵臓をたべたい』、2位は『ライオンのおやつ』、3位は『桜のような僕の恋人』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。
今回は、読書家500人が選ぶ病気を題材にした小説のおすすめ19選&人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。
病気を題材にしたおすすめ小説アンケートの詳細
第1位(77票) | 君の膵臓をたべたい |
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第2位(64票) | ライオンのおやつ |
第3位(50票) | 桜のような僕の恋人 |
第4位(24票) | ノルウェイの森 |
第5位(13票) | 走れ外科医 |
第6位(15票) | 余命10年 |
第7位(11票) | 閉鎖病棟 |
第8位(10票) | ハッピーバースデー 命かがやく瞬間 |
第9位(10票) | 失はれる物語 |
第10位(10票) | 麻酔 |
その他(216票) | 上記以外の回答 |
【アンケート調査概要】調査方法:インターネット調査調査期間:2024年06月27日~07月12日回答者数:500人