哲学を学ぶことで悩み解決が出来たり人生が生きやすくなることもあるからこそ、哲学書を読んでみたいと思う事もありますよね!
しかし、数ある哲学書から本当に役立つ数冊を選び抜くくことは難しいからこそ、社会人が実際に読んで楽しめた哲学書を知りたい方も多いはず!
この記事では、社会人500人が選ぶおすすめの哲学書18選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。
好きなところから読めます
おすすめの哲学書人気ランキング
まずは、おすすめの哲学書人気ランキングからご紹介していきましょう。
Bookey編集部が行った『社会人500人が選ぶおすすめの哲学書』によると、1位は『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え(116票)』、2位は『7つの習慣 人格主義の回復(39票)』、3位は『哲学のなぐさめ 6人の哲学者があなたの悩みを救う(37票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら)
それでは、おすすめの哲学書を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。
【1位】嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
- 読みやすさ :
- 哲学の専門度 :
- 実生活に役立ち度:
著者 | 岸見 一郎 |
---|---|
出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2013/12/13 |
価格 | 1,650円 |
新しい考え方に触れられる
青年と哲人との問答形式で進んでいく、アドラー心理学と呼ばれる哲学の本です。
アドラーは、それまでの哲学が「自分の外部」に原因があると考えるのに対して、「自分の本心」にある願望が原因であり、外部を理由に利用しているのだと指摘します。
これはそれまでの哲学に大きな衝撃を与えた、画期的な考え方だったのです。
新しい考え方に触れられる本です。
こだまけんじさん/40代/男性
【2位】7つの習慣 人格主義の回復
- 読みやすさ :
- 哲学の専門度 :
- 実生活に役立ち度:
著者 | スティーブン・R.コヴィー |
---|---|
出版社 | キングベアー出版 |
発売日 | 2013/8/30 |
価格 | 2,420円 |
わかりやすく、実践してみたいと思わせてくれる
普段あまり読書をするほうではありませんが、この本はとにかく読みやすく、分厚いのに飽きずに最後まで読むことができました。
内容もわかりやすく「実践してみようかな」と思わせてくれるものばかりでした。
私の場合は、読みながら紙とペンを持ち、気になった部分を書き記すことで、自分の心の中を整理できました。
誰もが経験したことのありそうな体験がちりばめられており、共感できる部分も沢山ありました。
hachinopaさん/30代/女性
【3位】哲学のなぐさめ 6人の哲学者があなたの悩みを救う
- 読みやすさ :
- 哲学の専門度 :
- 実生活に役立ち度:
著者 | アラン・ド・ボトン |
---|---|
出版社 | 集英社 |
発売日 | 2002/5/17 |
価格 | – |
誰もが抱える人生の悩みに、哲学がヒントを与える本
誰もが抱える人生の悩みに、哲学がヒントを与える本です。
「私は有名でない」、「私は貧乏だ」、「人生の困難に直面している」などの問題に対し、ソクラテス、エピクロス、ニーチェなど、6人の哲学者の考え方で悩める読者をなぐさめます。
私はエピクロスの「快楽主義」に興味をそそられました。快楽主義というと気持ちのいいことをする人々であると勘違いされますが、むしろ欲望を抑え、必要最低限の生活を送ることが人生を豊かにするという考えです。
「お金がないと嘆く必要などない」と思えます。
shibata000k1さん/40代/男性
【4位】史上最強の哲学入門
- 読みやすさ :
- 哲学の専門度 :
- 実生活に役立ち度:
著者 | 飲茶 |
---|---|
出版社 | 河出書房新社 |
発売日 | 2015/11/5 |
価格 | 814円 |
哲学の歴史を一挙に知ることができる
この一冊を読むだけで、哲学というものがどのように移り変わっていったのかを知ることができます。
特筆すべきは、「哲学」というものがその時の民衆が求めていたものを反映させていると気付くことができることです。つまり、時代によって求められる論調に合わせて、哲学は生まれ出たということが分かります。
このような事例を20〜30もの大人数で集めて、一人ずつ紹介してくれます。
現代人がどこか忘れがちである、「自分自身の頭で考える」ということの重要性を思い出させてくれる一冊です。
ドリフさん/30代/男性
【5位】国家
- 読みやすさ :
- 哲学の専門度 :
- 実生活に役立ち度:
著者 | プラトン |
---|---|
出版社 | 岩波書店; 改版 |
発売日 | 1979/4/16 |
価格 | 1,386円 |
小説のように読みやすく、内容にも納得!
プラトンの代表作で、彼の考え方がこの一冊に集約されてると思います。
岩波文庫もいいですが、私は中央公論社の「世界の名著 7 プラトン 2」で読むのが雰囲気があって好きです。
プラトンの対話篇に、哲学書の難解さはありません。ソクラテスと誰かの対話形式で話が進んでいくため、小説のように読みやすく、内容も納得のいくものばかりです。
shibata000k1さん/40代/男性
【6位】禅と日本文化
- 読みやすさ :
- 哲学の専門度 :
- 実生活に役立ち度:
著者 | 鈴木 大拙 |
---|---|
出版社 | 岩波書店; 改版 |
発売日 | 1964/3/21 |
価格 | – |
自分の無意識まで、神経を働かせて感覚的に理解したくなる
鈴木大拙の講演録です。新書としてずっと読み継がれています。
「禅とは何か」という問題から、日本文化の根底にある日本人らしさを形づくる意識にまで話は広がります。
日本の伝統文化の中にある意識を、言語化するのは難しいことです。
この本は、鈴木大拙の海外での講演をもとに英文化したものを、日本語に再翻訳しています。2つの言語に変換されるとき、それぞれ的確な意図で選ばれた言葉で著されているので、よく読むと論理的で理解しやすい表現になっています。
自分の日常の意識の在り方を考える上で、とても良い本でした。
ncmsk523さん/50代/男性
【7位】純粋理性批判
- 読みやすさ :
- 哲学の専門度 :
- 実生活に役立ち度:
著者 | カント |
---|---|
出版社 | 岩波書店 |
発売日 | 1961/8/25 |
価格 | 1,111円 |
読み込むほどに身になる
本書から影響を受けたものがさまざまなジャンルに存在するので、一度読んでおくと教養としても良いと思います。
「理性」という言葉は誰でも使ったことがありますが、「では理性とは?」と聞かれてもなかなか答えられないと思います。
これを読んで、私たちが認識する能力を分解・分析して深く考える訓練をすることで、日常生活の思わぬところで役立つかもしれません。
p.jouluさん/30代/女性
【8位】4コマ哲学教室
- 読みやすさ :
- 哲学の専門度 :
- 実生活に役立ち度:
著者 | 南部 ヤスヒロ |
---|---|
出版社 | イースト・プレス |
発売日 | 2006/4/1 |
価格 | – |
哲学に興味を持つきっかけになる本
登場人物の「浩とブタ公」のやり取りを、様々な哲学者の理論を引用して解説しています。4コマ漫画を使って身近な話題を題材にしているので、気軽に読み始めることができ、哲学の入門書として最適な一冊だと思います。
あとがきに「この本の原型は、倫理の授業に使用するための副読本として製作した」とありました。その言葉の通り、難しそうと敬遠していた哲学が、とても分かりやすく易しい言葉で解説されています。
この本で、人は意識していないだけで常に哲学的なことを考えているのだということに気づくことができました。
哲学に興味を持っていなくても「生きることがむずかしい」と感じているときに、ぜひ手に取ってほしい本です。
kusunoki24さん/50代/女性
【9位】名著ではじめる哲学入門
- 読みやすさ :
- 哲学の専門度 :
- 実生活に役立ち度:
著者 | 萱野 稔人 |
---|---|
出版社 | NHK出版 |
発売日 | 2020/9/10 |
価格 | 1,045円 |
昔勉強させられた教科書の中の言葉が、意味を持って動き出す感じが嬉しい
哲学を学んで「自分の置かれている社会」を言語化することができると、それを構造化して問題に対応する力が身につきます。でも、哲学的なものの言い回しは分かりにくくて困ります。
この本は、わかりやすい言葉で書かれています。「国家とは何か」と言われても、すぐにはうまく答えられないと思いますが、その答えが著名な哲学書の中にあることを教えてくれます。
名前だけは知っていた哲学者の言葉を解説してもらい、しっかり勉強した気持ちになりました。
ちっとも本質的な思索には至っていないけれど(笑)、そんな私でもいろんな問題に大人な回答ができるような気がして、ちょっと嬉しくなりました。
ncmsk523さん/50代/男性
【10位】ソクラテスの弁明・クリトン(プラトン)
- 読みやすさ :
- 哲学の専門度 :
- 実生活に役立ち度:
著者 | プラトン |
---|---|
出版社 | 岩波書店; 改版 |
発売日 | 1964/1/1 |
価格 | 572円 |
有名な哲学者であるソクラテスの考え方に触れることができる
有名な哲学者であるソクラテスの考え方に触れることができる一冊です。
武井壮さんも学生時代にこの本を読んで影響を受けたそうです。
己の考えをしっかりと述べ、最後には免れることができたであろう死を受け入れるソクラテスの生き様に、決してぶれない芯の強さを感じずにはいられません。
ヤッチオさん/40代/男性
人間関係の考え方を見直すきっかけになる
これまでは「相手を思い通りにするにはどうしたらいいのか」と考えていたのですが、この本を読み進めるうちに、「自分がどのように行動して対応するかで、解決に向かう方法を模索したほうがいい」と気が付いて来ます。
同時に「他人にどう思われるか」も自分ではコントロール出来ないため、気にすること自体あまり意味がないと理解出来てきます。
読み終わった直後は、他人の目を意識的に気にしないようにしていましたが、今は意識しなくても気にならなくなって来ています。
人間関係に悩んでいる方は読む価値があると思います。
K..さん/50代/男性