編集部おすすめ:小学生に読んで欲しい戦争が学べる本10選
ここまでは、読書家500人が選ぶ小学生に読んで欲しい戦争が学べる本の人気ランキングをご紹介してきました。
次に、Bookey編集部が選ぶ小学生に読んで欲しい戦争が学べる本10選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ!
おきなわ 島のこえ
- 読みやすさ :
- 戦争の学習要素 :
- 小学生におすすめ度:
著者 | 丸木 俊 |
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出版社 | 小峰書店 |
発売日 | 1984/2/1 |
価格 | 1,980円 |
戦争の恐ろしさや悲惨さを伝えてくれる
丸木位里・俊夫妻が描く沖縄戦の悲劇の物語です。
島で平和に過ごしていただけなのに、突如戦争に巻き込まれた沖縄。米兵に狙撃されて死ぬ日本兵、日本兵に撃たれて死ぬ民間人、絶望して家族もろとも手榴弾で自決する大人もいれば、子供を守って死ぬ大人もいました。
助かった人たちにも、いつまでも忘れられない記憶があります。
戦争の恐ろしさや悲惨さを伝えてくれる絵本です。
sai_toyさん/50代/女性
ランドセルは海を越えて
- 読みやすさ :
- 戦争の学習要素 :
- 小学生におすすめ度:
著者 | 内堀 タケシ |
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出版社 | ポプラ社 |
発売日 | 2013/4/9 |
価格 | 1,540円 |
今生きていることの幸せを教えてくれる
この本は長く戦争が続くアフガニスタンを舞台に描かれており、小学生に一押しの本となっています。
高学年になってくると、社会の授業で「戦争」というワードは何度も耳にすると思います。しかし、実際に経験した訳でもないので、なかなか実感がわかないと思います。
この本に描かれている多くの子供は、5歳で亡くなることが多いです。そんな中でランドセルを背負いながら学校に通い、良いとも言えない環境で勉強する姿などを見て、日本の小学生たちがいかに恵まれているか気づくことが出来ると思います。
そして、リアルに戦争というものを学ぶいい機会になると思います。
smile_1さん/20代/女性
戦場から生きのびて
- 読みやすさ :
- 戦争の学習要素 :
- 小学生におすすめ度:
著者 | イシメール・ベア |
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出版社 | 河出書房新社 |
発売日 | 2008/2/12 |
価格 | – |
平和は当たり前ではないということを実感できる
戦争の為に大人が子供に薬物を与えて洗脳し、人殺しをさせる・・・こんな恐ろしい事が、実際に世界のどこかで起こっているのです。
平和に慣れ切っている日本人にはショッキングな話でしょうが、これが現実です。
当たり前と思っている平和が当たり前ではないことや、現実に日本人は戦争と平和の紙一重の処に居るということを、この本を通して知るべきです。
hinouenismoさん/40代/女性
猫は生きている
- 読みやすさ :
- 戦争の学習要素 :
- 小学生におすすめ度:
著者 | 早乙女 勝元 |
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出版社 | 理論社 |
発売日 | 1973/10/1 |
価格 | 1,650円 |
平和を守る気持ちを強くしてくれる
絵本として並べられていることがありますが、文章が多く、内容も胸に迫るお話なので、読むのにはエネルギーがいります。
優しい人達の命が易々と奪われていく描写はつらく、苦しいです。
この本を読んだ我が子が、戦争への怒りを湛えながら「熱かったよね、悔しかったよね・・・」と話す姿を見ると、平和の尊さを改めて考えさせられます。
戦争の残酷さと、戦時下でも愛情を失わない人たちの姿を読むことで、平和を守る気持ちを強くしてくれる一冊です。
ncmsk523さん/50代/男性
いつか見た青い空
- 読みやすさ :
- 戦争の学習要素 :
- 小学生におすすめ度:
著者 | 中沢 啓治 |
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出版社 | 汐文社; 新装版 |
発売日 | 1986/4/1 |
価格 | 1,540円 |
漫画を通して、終戦直後の爪痕の大きさを知ることができる!
戦争中の出来事を描いた作品はたくさんありますが、その後を描いたものは意外と多くありません。
この作品は、その戦後直後の日本を描いています。
戦争自体は終わっていても、戦争による傷はまだ癒えない・消えないことを、この作品を通して知ることができます。
戦争がいかに大きな爪痕を残すのかを見てもらいたい作品です。
abeilleさん/30代/女性
動物のエピソードを通じて、戦争を感覚的に捉えられる
子供の時に読んだ本です。私自身も戦争を体験していませんが、何十年か経った今でも、この本を読んでとても悲しい気持ちになった事が思い出されます。
直接的な戦争のイメージよりも、動物を通して感じる戦争は子供たちに感情として伝えやすいのではないかと思います。
そして戦時中の様々な背景もわかり、この時代の子供たちが強く生き抜いていく姿も子供ながらに理解出来るのではないかと思います。
ken1_6659さん/40代/女性
ピカドン
- 読みやすさ :
- 戦争の学習要素 :
- 小学生におすすめ度:
著者 | 丸木 位里 |
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出版社 | 小峰書店; 復刻新版 |
発売日 | 1987/7/1 |
価格 | – |
衝撃的な絵で、戦争の悲惨さが一目でわかる
戦争がどれほど悲惨で悲しいことなのかを、言葉でありったけ伝えたい大人の気持ちもわかります。しかし、それを理解したり想像したりする力がまだまだ発展途上の小学生にとっては、ひと目で分かる絵の方が響きます。
本作の悲惨な絵の衝撃はとてつもなく大きく、意味も伝わると思います。
ショッキングな絵に心配になるかも知れませんが、ご両親の愛情をしっかり受けている子供を信じて、しっかり真実として伝えることができる本だと思います。
dopeyさん/30代/女性
一つの花 ヒロシマの歌
- 読みやすさ :
- 戦争の学習要素 :
- 小学生におすすめ度:
著者 | 今西 祐行 |
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出版社 | 集英社 |
発売日 | 2015/7/3 |
価格 | 704円 |
戦争の悲惨さがわかりやすい言葉で丁寧に書かれている
数年前、今西祐行さんの作品から「一つの花」など9つの戦争のお話をまとめた本が出版されました。ジブリのアニメーター・近藤勝也さんのカバーイラストが素敵なので、子どもたちがよく手に取ってくれました。
その中の「ヒロシマの歌」は、戦時下で出会った赤ん坊との再会と、その行く末を描いた物語です。赤ん坊を抱く母親の痛々しい姿や広島の惨状が、わかりやすい言葉で丁寧に書かれています。
大人の方が、胸がいっぱいになってしまう作品かもしれません。悲しいけれど、少女の健気さに救われる思いがする、希望のあるお話です。
大人が先に読んで平和についての考えをまとめておくと、物語を読んだ後の子どもの質問に答えられると思います。
ncmsk523さん/50代/男性
海をわたった折り鶴
- 読みやすさ :
- 戦争の学習要素 :
- 小学生におすすめ度:
著者 | 石倉 欣二 |
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出版社 | 小峰書店 |
発売日 | 2010/7/1 |
価格 | 1,540円 |
争いを失くさなければならないという決意を感じさせてくれる
広島の「折り鶴の少女」として知られるサダコさんのお兄さんが、サダコさんの闘病の姿を思い出しながら、人間が人間を苦しめ命を奪っていくことが、昔も今も変わらずに起こっている現状を悲しむ姿が描かれています。
悲しみに沈む中、サダコさんの折った小さな折り鶴が、おじいさんになったお兄さんに語りかけてきます。
この折り鶴は現在、アメリカ同時多発テロ事件で亡くなった人たちのためにつくられたトリビュートセンターに展示されています。
残された人たちを励ます優しさと、人の命を奪う争いを失くさなければならないという決意を感じさせてくれるお話です。
絵本の終わりに、このお話の主人公である佐々木禎子さんのお兄さんの手記と、禎子さんの写真も載せられています。サダコさんが実在したことを、子どもたちに実感してもらえる絵本です。
ncmsk523さん/50代/男性
彼の手は語りつぐ
- 読みやすさ :
- 戦争の学習要素 :
- 小学生におすすめ度:
著者 | パトリシア ポラッコ |
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出版社 | あすなろ書房 |
発売日 | 2001/5/1 |
価格 | 1,760円 |
心に重く響く実話
南北戦争の時の実話です。2人の少年兵が出会い、友情を育み、そして別れが訪れます。
6年生に読み聞かせをすると、この絵本の15歳の少年たちとさほど年が違いませんので、自分と重ね合わせて聞いている子もいたように思います。
日本の子どもたちは、平和な世の中が普通です。自分と変わらぬような年の少年に起きたことも、なかなか理解できないでしょう。ですが、それが戦争なのだと教えてくれます。
心が重くなり、涙が溢れて読めなくなりそうな作品ですが、これが事実ということを感じながら、いろいろな人たちに読んで欲しい絵本です。
miyo345さん/50代/女性
まとめ
読書家500人が選ぶ小学生に読んで欲しい戦争が学べる本では、1位は『はだしのゲンシリーズ』、2位は『ちいちゃんのかげおくり』、3位は『おこりじぞう』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。
今回は、読書家500人が選ぶ小学生に読んで欲しい戦争が学べる本20選&人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。
小学生に読んで欲しい戦争が学べる本アンケートの詳細
第1位(167票) | はだしのゲンシリーズ |
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第2位(46票) | ちいちゃんのかげおくり |
第3位(30票) | おこりじぞう |
第4位(26票) | おかあさんの木 |
第5位(23票) | へいわとせんそう |
第6位(20票) | 火垂るの墓 |
第7位(17票) | 戦争のつくりかた |
第8位(16票) | 風が吹くとき |
第9位(15票) | 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した |
第10位(15票) | アンネの日記 |
その他(125票) | 上記以外の回答 |
【アンケート調査概要】調査方法:インターネット調査調査期間:2024年06月27日~07月12日回答者数:500人