涙を流してスッキリしたい時など、思いっきり泣ける小説を読みたい時もありますよね!
誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んでおすすめできる思いっきり泣ける小説と口コミを知りたい方も多いはず!
この記事では、読書家500人が選ぶ思いっきり泣ける小説のおすすめ30選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。
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思いっきり泣ける小説人気ランキング
まずは、思いっきり泣ける小説人気ランキングからご紹介していきましょう。
Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶ思いっきり泣ける小説』によると、1位は『君の膵臓をたべたい(52票)』、2位は『永遠の0(48票)』、3位は『本日は、お日柄もよく(26票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら)
それでは、思いっきり泣ける小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。
【1位】君の膵臓をたべたい
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者 | 住野 よる |
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出版社 | 双葉社 |
発売日 | 2017/4/27 |
価格 | 734円 |
とても魅力的なヒロインだからこそ、結末の歯痒さと切なさに涙腺崩壊!
2016年の本屋大賞にもランクインし、漫画化、そして浜辺美波主演で映画化もされました。
膵臓の病を抱える桜良と、思わぬところでそれを知ることとなった『僕』の二人の関係性が、どんどん変化していく過程も読み応えがあります。
物語終盤、生き抜こうとした桜良に災いが降りかかるシーンでは、思わず涙しました。
病に立ち向かいながら、『僕』をやりたいことリストに付き合わせる桜良の天真爛漫さとセンチメンタルな部分が、とても魅力的なヒロインでした。それだけに涙なしでは読めない作品でした。
rody21さん/30代/女性
【2位】永遠の0
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者 | 百田 尚樹 |
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出版社 | 講談社 |
発売日 | 2009/7/15 |
価格 | – |
生まれる時代を選べない理不尽さの中で、家族を思う気持ちに圧倒される
特攻についてほとんど知りませんでしたが、描き方がとても生々しく迫力があり、圧倒されました。
タイトルの意味がわかる終盤、家族の元へ必ず帰ると誓った主人公が特攻に出撃する場面、とにかく言葉にならないほどの衝撃が襲います。
誰でも生まれる時代や親を選ぶことは出来ませんが、その理不尽さの中で家族を思い続けた気持ちに、強く胸を打たれます。
それほど昔ではない「あの時代」に何があったのかを知り、鎮魂の思いを持ち続けていかなければならないと心から思いました。
yukikoAさん/40代/女性
【3位】本日は、お日柄もよく
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者 | 原田マハ |
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出版社 | 徳間書店 |
発売日 | 2013/6/7 |
価格 | 713円 |
「言葉の力ってすごい!」と圧倒され、泣いたり笑ったりしながら元気がもらえる
この小説は、伝説のスピーチライター(政治家や経営者などのスピーチ原稿を作る人)に弟子入りした主人公が、試行錯誤しながら一人前を目指す物語です。
登場人物は、国会や結婚式、街頭などさまざまな場所でスピーチをします。
想いを込めたスピーチはどれも胸を打ち、読んでいるこちらも思わず涙をこぼしてしまいます。そして「言葉の力ってすごい!」と圧倒されます。
泣いたり笑ったりしながら元気がもらえるお仕事小説です。
tomoko42さん/40代/女性
【4位】ライオンのおやつ
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者 | 小川 糸 |
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出版社 | ポプラ社 |
発売日 | 2019/10/9 |
価格 | 1,650円 |
自分自身と同じくらい、周囲の人を大切にして生きようと思える
私事ですが、30歳を過ぎた頃から周囲で亡くなる方がちらほら出てきました。また自分自身にも仕事の悩みや健康上の不安が出てきて、やはり死が近づいてきているんだな、と感じていた時にこの本に出逢いました。
私たちは、大人になると自分のためだけに生きることを許されなくなりますが、自分のためだけに生きられたとしても孤独な結果になるのかもしれません。
この物語は、孤独な女性が余命わずかとなって初めて「自分自身」を生きる話です。
自分もしっかり生きなければと思わせてくれると同時に、「私は私のために生きるけれど、それと同じくらい、周囲の人を大切にして生きよう」と思えました。
ai_inagakiさん/40代/女性
【5位】手紙
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者 | 東野 圭吾 |
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出版社 | 文藝春秋 |
発売日 | 2006/10/6 |
価格 | 792円 |
社会から除け者にされながらも、主人公がどのように幸せをつかむのかが見どころ
兄は弟の学費を稼ぐために働いていたのですが、持病で仕事ができなくなり、盗みに入った先で殺人を犯してしまいます。
服役中の兄からは毎月手紙が届くのですが、弟は兄に対して複雑な感情を抱いていて、真っ直ぐに向き合うことができません。というのも、犯罪者の兄がいると言うだけで、弟は幾度も幸せを逃してきたのでした。
そんな中、弟はある女性と出会い、子供もできます。しかし兄の罪を知る近隣の人からは、冷たい声が聞こえてきます・・・。
社会から除け者にされながらも、主人公がどのように幸せをつかむのかが見どころです。
家族とは何か、幸せとは何か考えると泣けてきます。
nankurunaisa0708さん/30代/女性
【6位】世界から猫が消えたなら
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者 | 川村 元気 |
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出版社 | 小学館 |
発売日 | 2014/9/18 |
価格 | 682円 |
今までの自分と向き合い、これからどうするべきか、本当の幸せとは何か考えさせられる
主人公が余命宣告をされ、自分に瓜二つの悪魔と取引します。こういった設定はフィクションの中では珍しくないと思っていましたが、1日寿命を延ばすのに世界から「思い入れのあるもの」を一つだけ消すというのはすごい発想だなと思います。
悪魔のセリフの中に、「人間というのは、とにかく選んだ人生から選ばなかった方の人生を眺めて、羨ましがったり後悔したりする生き物ですから」というものがありましたが、驚くほど的確だなと感じました。
何が幸せなのか深く考えさせられる作品です。
三輪 ルイさん/20代/女性
【7位】流星の絆
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者 | 東野 圭吾 |
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出版社 | 講談社 |
発売日 | 2011年4月15日 |
価格 | – |
複雑に絡み合うものが紐解かれて行くにつれて、見えてくる真実が衝撃的
幼少時、両親を惨殺されるという過酷な運命を背負った三兄妹が、詐欺を働きながら時効が迫る14年後に真犯人を追い詰める復讐劇です。
真実が紐解かれた瞬間の衝撃と切なさ、悲しみがあまりに大きく、解決に向かう達成感や爽快感を吹き飛ばしてしまうほどです。
真実を知った時の兄妹と真犯人の心境が複雑に絡み合うとても切ない作品で、オススメです。
calm.kさん/30代/男性
【8位】ツナグ
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者 | 辻村 深月 |
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出版社 | 新潮社 |
発売日 | 2012/8/27 |
価格 | 781円 |
自分にも共感できる部分があり、涙が出てくる
彼岸と此岸を繋ぐ使者である少年が、どうしても会いたい死者がいる人間の願いを一度だけ聞き届ける話です。
亡くなってしまった大切な人に対して、「あの時、なんであんなことを言ってしまったのだろう」、「今、あの人と会って相談出来たらな」といった悩みや後悔を持った人が、少年に依頼し、彼はそれを叶えていきます。
依頼者が使者と会う場面を想像するうち、自分にも響く部分が出てきて、気づいたら泣いていました。
非現実的ではありますが、多くの人が共感できるシチュエーションだと思います。
yutomondoc1020さん/20代/男性
【9位】ナミヤ雑貨店の奇蹟
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者 | 東野 圭吾 |
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出版社 | KADOKAWA/角川書店; 第39版 |
発売日 | 2014/11/22 |
価格 | 748円 |
それぞれの話が繋がっていて、最後一気に感動の涙が押し寄せてくる
ナミヤ雑貨店は誰も住んでない空き店舗ですが、昔は店横の牛乳瓶に悩みを書いた手紙を入れておくと、店主が真摯にお悩み相談の回答を入れてくれていました。
ある日、悪さをしてナミヤ雑貨店に入り込んだ3人組の元に、時を超えて何十年も前の人の悩み相談が届いてしまいます!
オリンピックに出ようか悩む女性、音楽を続けるか家業を継ぐか悩む青年、金のために愛人になるか悩む女性、子供を産もうか悩む女性など、短編集のように次々と手紙が投下され、彼らはそれに返事を書くことにします。
実はそれぞれが繋がっていて、ところどころに出てくる伏線と雑貨店、主人公の3人組との結びつきが分かってくると、もう最後は涙、涙でした!
nekokan07さん/40代/女性
【10位】博士の愛した数式
- 物語の満足度:
- 感動レベル :
- 泣けるレベル:
著者 | 小川 洋子 |
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出版社 | 新潮社 |
発売日 | 2005/11/26 |
価格 | 649円 |
登場人物の純粋な心の交流に、静かな感動の波が押し寄せる
2004年に本屋大賞等を受賞した小説です。
記憶が80分しかもたない博士、その博士のお世話をすることになった家政婦親子、この3人の真っ白で純粋な心のふれあいが静かな感動を呼び、小説の世界に引き込まれてゆきます。
普段は敬遠しがちな難しい数学の理論や公式も、愛おしく思えてきます。
時の流れをともに味わい、最後には静かな感動の大波が押し寄せ、自然に泪があふれてきました。
3回読んで3回とも泣いた、心を浄化してくれる作品です。
yonrisuさん/50代/女性
ほのぼのしたラノベかと思いきや、途中からのあり得ない展開に、思わず号泣する
冴えない主人公が、人気者のヒロインの日記を拾った偶然から物語が始まります。
読み進めているうちに、「なんだ・・・ただのリア充小説か?」と推測してしまうのですが、実は全然違います。
やっと幸せになれるハッピーエンドかと思ったところで、主人公を信じられない出来事が待っています。
しかも更なるどんでん返しがあり、悲しい涙を流しているはずが、いつの間にか嬉し涙に変わっているから驚かされます。
ぜひこの感動をあなたも味わってみてください。
tokayさん/40代/女性
さまざまな伏線があり、予想外の展開に号泣必至
余命幾ばくもないヒロインと主人公の交流が描かれます。
不治の病を抱えたキャラクターが登場する作品では、病との闘いに力尽きてラストシーンを迎えるパターンが多いので、こちらもそうかと思っていたら・・・あの展開には、本当に涙が止まりませんでした。
さらに、物語の冒頭からさまざまな伏線があったことに読み終わってから気づいて、さらに号泣しました。
何度読んでも泣ける作品です。
kawausonestさん/20代/女性