編集部おすすめ:初心者におすすめの哲学本18選
ここまでは、社会人500人が選ぶ初心者におすすめの哲学本の人気ランキングをご紹介してきました。
次に、Bookey編集部が選ぶ初心者におすすめの哲学本18選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ!
ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。
- 読みやすさ :
- 内容の満足度:
- 哲学の専門度:
著者 | 原田 まりる |
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出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2016/9/30 |
価格 | 1,540円 |
たくさんのイケメン哲学者が登場するので、「推し」を掘り下げることで、さらに知識が深まる
主人公が現代に生きる女子高生で、彼女に起こる日々の事件と向き合う手助けを、現代にイケメンの姿で蘇ったニーチェたち哲学者がするという内容で、奇想天外ですがとても面白い本です。
登場する哲学者は、ニーチェ以外にもサルトルやハイデガー、ヤスバースなど普通に暮らしていては触れ合う事のないマニアックな面々ですが、イケメン設定の上、世の中に伝わる本人のキャラクターを踏襲しているため、読むだけで性格と考え方がわかります。
何より物語形式であること、そして内容も後にマンガ化されたことからわかるように、とても平易で初心者の入り口として最適です。
また、多くの哲学者が出てきますので、自分の思考と近かったり感銘を受けた人物を「推し哲学者」として選ぶこともでき、そこからその1人に絞って他の文献を読み、掘り下げることにもつながります。
へーやさん/50代/男性
はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内
- 読みやすさ :
- 内容の満足度:
- 哲学の専門度:
著者 | 野矢 茂樹 |
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出版社 | PHP研究所 |
発売日 | 2004/8/2 |
価格 | 681円 |
幼い頃から引っかかってた矛盾や問題をやさしく解いて、今後の見通しをよくしてくれる親切な本
哲学本ではあるけれど、易しくわかりやすい内容で考えるためのお手伝いをしてくれるような本です。まさに哲学本初心者さんに、楽しんで読んでいただきたいですね。
言葉だけは知っていても、その言葉の持つ意味まで深く考えずにきてしまっていたこと、1人の時間にふと頭に浮かぶ日常の出来事への問いなど、幼い頃から考えては消えていったさまざまな出来事が哲学と繋がっていたことに気付かせてくれます。
「哲学は難しく知識が必要なもの」と苦手意識を持ちやすいけれど、実は生きている間に感じているいろんな事柄は哲学であり、考えることは楽しいことだと本の全編を通して思わせてもらえます。
yasuda88さん/30代/女性
哲学入門
- 読みやすさ :
- 内容の満足度:
- 哲学の専門度:
著者 | 戸田山 和久 |
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出版社 | 筑摩書房 |
発売日 | 2014/3/5 |
価格 | 1,100円 |
軽妙な語り口で、とても興味深く楽しい
ラディカルにして普遍的な入門書です。
著者である戸田山さんの軽妙な語り口は、甘い罠の様に思います。何故なら、自分が本当に理解しているのかを反芻する暇もないほど、次々にページを捲ってしまいからです。おかげで、とても興味深く楽しい時間を過ごす事が出来ました。
一度で全体を理解することは私には難しく、自由と道徳の章に関しては、理解を深めるために後日時間を見つけじっくりと読みたいと思います。
kazu198さん/50代/男性
仏教から人間としての生き方を教えてくれる名著
著者の梅原猛氏は日本を代表する哲学者の1人ですが、特に仏教に関しては深い研究と理論を持っている方です。
その著者が授業形式で、仏教の思想を説明しながら、そこから人間としての生き方はどうあるべきなのかを教えてくれる本です。
難しい哲学用語を使わないようにして解説しているので、初心者の方にもとても分かりやすいと思います。
puresuryさん/50代/男性
翔太と猫のインサイトの夏休み
- 読みやすさ :
- 内容の満足度:
- 哲学の専門度:
著者 | 永井 均 |
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出版社 | 筑摩書房 |
発売日 | 2007/8/1 |
価格 | 968円 |
哲学とは何かが身近な疑問を踏まえて書いてあり面白い
「哲学とは何か」ということを、日常生活の疑問から切り開いて説明している本です。
例えば、「夢を見ている時に、その夢のなかの世界が夢なのかどうかを判断できるか?」というような、自分の身の回りのことを元に説明しているので、初心者にはとっつきやすい本だと思います。
考えながら読み進める本という感じで、流し読みできないため、そこは少し難しいと思われるかもしれません。
Hatimituさん/30代/女性
著者がどのような姿勢で学問をしながら生きたのか解説してくれる
著者の広中平祐氏は日本を代表する数学者の1人です。
数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞を39歳で受賞した方ですが、その著者が若かりし頃に、どのような姿勢で生きてきたのか、そして苦しい生活の中でもどのように学問に向かい合ってきたのか、更に年齢制限がある賞を受賞するまでに、どんなことをやってきたのか、どう人と関わってきたのか等を、わかりやすく説明しております。
ワクワクしながら一気に読み終えることができる本です。
puresuryさん/50代/男性
物事の見方や捉え方のアドバイスをしてくれる
初心者におすすめの哲学本としては、「心を軽くする言葉」がおすすめです。なるほど!そんな視点から物事を見たりとらえたりすればいいんだ、と教えてくれます。
専門的な言葉や難しい言葉はなく、わかりやすい言葉で書かれているので、内容がすんなり入ってきます。本を読むのがあまり得意でない私でも、読みやすかったです。
仕事が上手くいかない。人間関係に悩んでいる。子育てが思い通りにいかない。お金がない。人が羨ましいなど、違う悩みを持ったすべての人が読んでも、必ずどれかしらにはあてはまります。
本のタイトル通り、読んだ後は心が軽くなり、少しすっきりします。
yuina6さん/30代/女性
新・片づけ術「断捨離」
- 読みやすさ :
- 内容の満足度:
- 哲学の専門度:
著者 | やました ひでこ |
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出版社 | マガジンハウス |
発売日 | 2009/12/17 |
価格 | 1,320円 |
断捨離にまつわる疑問や悩みが解決するかも
一時期ブームになった断捨離。私は「片付けをする、要らないものをどんどん捨てること」だと思っていました。
自己流で、部屋にあるものを捨てて捨てて片付けたら、なんだかスッキリはしたものの、数週間経つとまた元どおり。
そんなことが何回か続き、「全然変わらない、効果ないのでは?」と思っていた頃に出会った本です。
断捨離とはそもそもどういう考え方からきているのか、何のためにするのか、どうして断捨離すると運気が上がるなど良いことがあるのか?という疑問や悩みが解決するかもしれません。
nontanmamaさん/30代/女性
いちばんやさしい哲学の本
- 読みやすさ :
- 内容の満足度:
- 哲学の専門度:
著者 | 沢辺 有司 |
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出版社 | 彩図社 |
発売日 | 2013/3/26 |
価格 | 713円 |
32人の思想を読み解くことで、哲学とはなにか感じることができる
「自分はなぜ生まれてここにいるのか。自分の生きている世界ってなんだろう」と、考えたときから哲学を考えている事になります。
ものの見方は人によって違うし、考えている自分は今ここに存在して、それが過去に変わる・・・。
「一つの物事にもいろんな方向からの見方があるのが、一種の哲学ではないだろうか」と32人の思想を読んで感じました。
しかも読みやすくわかりやすかったです。哲学にかなり興味がわきました。
tmk3940さん/40代/女性
哲学はこう使う 問題解決に効く哲学思考「超」入門
- 読みやすさ :
- 内容の満足度:
- 哲学の専門度:
著者 | 堀越 耀介 |
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出版社 | 実業之日本社 |
発売日 | 2020/9/18 |
価格 | 1,650円 |
実生活で哲学的な思考の使い方のヒントとなる!
「哲学はこう使う 問題解決に効く哲学思考「超」入門」という本がおすすめです。
この本によれば「哲学では、ググってもわからないことを考える」のだそうです。私はこのフレーズに引き込まれてしまいました。
つかみどころのない難しい哲学論ではなく、日常にある小さな疑問に問いを立てて考える「哲学的思考」が紹介されています。
実生活のなかで哲学的な思考を使うことで、仕事や人間関係の悩みを解決に導いてくれる本だと思います。
Mary515111さん/40代/女性
12歳からの現代思想
- 読みやすさ :
- 内容の満足度:
- 哲学の専門度:
著者 | 岡本 裕一朗 |
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出版社 | 筑摩書房 |
発売日 | 2009/9/1 |
価格 | – |
身近な例で、理解しやすい!
初心者におすすめの哲学本は「12歳からの現代思想です」。
現代思想というと、きわめて抽象的で難解だというイメージを持たれがちで、実際に私も頭がこんがらがるという経験をしてきました。
しかしこの本は、現代思想を8つのテーマに分けて、その要素を身近な例を用いて解説することで、理解を平易にしてくれます。
なるほど、こういうことだったのか!と目からうろこが落ちる経験ができる一冊です。
あえたんさん/40代/女性
よいこと わるいこと
- 読みやすさ :
- 内容の満足度:
- 哲学の専門度:
著者 | オスカー・ブルニフィエ |
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出版社 | 世界文化社 |
発売日 | 2012/8/17 |
価格 | – |
哲学が意外と自分の近くにあることに気づかされる
哲学と言われると、身構えてしまう大人もたくさんいると思いますが、そもそも「哲学」とは、答えを探してあれこれ考えることと言えばいいでしょうか。
この絵本は、いくつか対立する考え方を出してくれています。すると、読み手は自分なりの答えを出そうと考え、ある時は人に質問を投げかけてみたりします。すると、またその会話の中に哲学があります。
あとがきまでしっかり読んでみてください。哲学が意外と自分の近くにあることにも気づかされると思います。
この絵本はシリーズです。テーマごとに1冊の絵本になっているのですが、目に付くところに置いて、気になった時に手にとることができるようにしておきたいです。
その時、気になったテーマは、実はその時の自分にピッタリのものだったりします。その時に欲しい、自分なりの答えの導きになるかもしれません。
miyo345さん/50代/女性
自由って、なに?
- 読みやすさ :
- 内容の満足度:
- 哲学の専門度:
著者 | オスカー ブルニフィエ |
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出版社 | 朝日出版社 |
発売日 | 2007/3/1 |
価格 | – |
素朴で深い疑問を考えさせられる哲学入門書
「自由」という言葉から連想できるものは、どんなものでしょうか?例えば、「何もない空間」を想像したとして、そこではきっと「できることに限り」が生ずるでしょう。
では「想像すること」はどうでしょう。牢屋の中でも「自分の考えは縛られていない、だから自由だ!」と胸を張って言えるでしょうか?
誰もが持っていて、でもそれが全てではない「自由」の価値を決めるのは、「自由という存在のあり方」を考えることができる人だけなのかもしれません。
子供でも読みやすい文章とイラストなので、いろんな視点から「自由」について哲学してみるのはいかがでしょう。
あさり子さん/20代/女性
人間関係がシンプルになる「禅」のすすめ
- 読みやすさ :
- 内容の満足度:
- 哲学の専門度:
著者 | 枡野 俊明 |
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出版社 | 青春出版社 |
発売日 | 2011/11/19 |
価格 | – |
日々の例を用いて、人間関係の悩みにわかりやすく、禅語の答えを示してくれる
初心者におすすめの哲学書としては、「人間関係がシンプルになる「禅」のすすめ」がおすすめです。
禅と書いているので、とても堅苦しい感じがしますが、そんなことはありません。日々の例を用いて、人間関係の悩みにわかりやすく、禅語の答えを示してくれています。
私は特に、禅語の「前後際断」に書かれているページが大好きです。時々、ページを読み返して勉強、反省しています。
自身の未熟さが手に取るようにわかり、成長しなくてはと問いかける本です。
simple090さん/40代/女性
スヌーピーの漫画から魅力的な言葉がたくさん紹介されている
この本は、「ピーナッツ」の漫画に描かれているいろんなシーンを挙げて、そこで登場人物がどんな言葉を発したのか、どんなことを学んだのか、それは私たちの実社会の生活にどのように応用できるのか、などをわかりやすい文章で書いてあります。
スヌーピーが好きな人はもちろん、「ピーナッツ」を知らない人でも、すごく読みやすくてわかりやすい本です。
そして「ピーナッツ」に登場するキャラクターたちが、哲学的で素敵な言葉をたくさん言っていることに驚かされます。
minira48さん/30代/女性
自然に前向きにしてくれ、意思を強く持とうと思える
心に迷いがあり決断ができない人、自分自身を前向きに変えたい人、生きていくうえで楽しみを見つけられなくて困っている人など、人間は迷い、悩みながら生きていくものです。
この本は、読む人の立場や置かれている状況や心情によって、様々な読み取り方ができる本です。
著者の大谷徹奘さんは、奈良県法相宗大本山薬師寺の執事長です。僧侶の観点から自らが感じる思いを言葉に乗せて伝えてくれています。
見開きで筆者の言葉が大きく書かれていて、それの説明が書かれているという形式で、とても見やすく読みやすいです。
kaisato0728さん/20代/男性
「悩むこと」を肯定し、それを持って突き進むことで自分の本当の力ができると説いている
現代の様々な考え方を深く分析して、昔の人も同じように悩んでいたこと、あるいはなぜ不幸と考えてしまうのか等を、著者の経験や考え方を通して解説してくれています。
興味深いのは、悩みの解決よりも、むしろ「悩むこと」を肯定することを勧めているという点です。
「悩むこと」が、自分の人生にとって大きな力となることを解いてくれ、深く読んでみると味わいのある本です。
puresuryさん/50代/男性
史上最強の哲学入門
- 読みやすさ :
- 内容の満足度:
- 哲学の専門度:
著者 | 飲茶 |
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出版社 | 河出書房新社 |
発売日 | 2015/11/5 |
価格 | 814円 |
今までの哲学本の概念を覆される
始めて哲学本を読む人、これから哲学本を読みたい人におすすめなのが「史上最強の哲学入門」です!
哲学という一見難しいものを、面白おかしく理解しやすく書かれています。
私自身、哲学本を何冊か読んできた中で、1番最初の1冊目がこの作品でした。今までの哲学本の概念を覆されます。
絵なども載っているので、より分かりやすくハマると思うし、もし躊躇している人がいたら背中を押してくれる作品です。
tanatakuさん/20代/男性
まとめ
社会人500人が選ぶ初心者におすすめの哲学本では、1位は『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』、2位は『ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙』、3位は『やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。
今回は、社会人500人が選ぶ初心者におすすめの哲学本28選&人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。
初心者におすすめの哲学本アンケートの詳細
第1位(85票) | 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え |
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第2位(47票) | ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙 |
第3位(39票) | やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方 |
第4位(32票) | 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 |
第5位(30票) | 14歳からの哲学 考えるための教科書 |
第6位(29票) | 星の王子さま |
第7位(15票) | インテグラル・ヨーガ |
第8位(15票) | プチ哲学 |
第9位(13票) | 考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門 |
第10位(13票) | ツァラトゥストラはこう言った |
その他(181票) | 上記以外の回答 |
【アンケート調査概要】調査方法:インターネット調査調査期間:2024年06月27日~07月12日回答者数:500人