怖くてドキドキする思いをしたい時など、「とにかく怖い本を読みたい!」と本を探すこともありますよね。
誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んでおすすめできる怖い本と口コミを知りたい方も多いはず!
この記事では、読書家500人が選ぶめちゃくちゃ怖い本30選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。
好きなところから読めます
おすすめの怖い本人気ランキング
まずは、おすすめの怖い本人気ランキングからご紹介していきましょう。
Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶおすすめの怖い本』によると、1位は『新耳袋(43票)』、2位は『リング(32票)』、3位は『残穢(29票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら)
それでは、おすすめの怖い本を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。
【1位】新耳袋
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 怖さ要素 :
著者 | 木原 浩勝 |
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出版社 | メディアファクトリー |
発売日 | 1998年4月1日 |
価格 | – |
一つの話が短いので、様々な怖い話を堪能できる!
私の好きな怖い本は「新耳袋」です。百物語を文字媒体にして一冊にまとめた感じで、子どもの頃に体験した話や非現実的な話など、様々なジャンルの話を楽しむことができます。
オカルト好きの中では有名なシリーズとなっており、他にも多くの怖い話が収集されています。
一つの話が短いので、隙間時間に一話ずつ読んだり、好きな話だけ読むのもよし、一気読みでももちろん楽しむことができます。
kino41さん/20代/女性
【2位】リング
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 怖さ要素 :
著者 | 鈴木 光司 |
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出版社 | KADOKAWA; 第28版 |
発売日 | 1993年4月30日 |
価格 | 660円 |
現代ホラーの原点とも言える小説!
鈴木光司さんの「リング」がおすすめです。知らない人はいないというほどに有名な「貞子」ですが、意外と原作を読んでいない方も多いのではないでしょうか?
小説版の「リング」もとても面白いです!なんといっても「このビデオを見た人は一週間以内に死ぬ」、こんな恐ろしい設定はないです。
昔から今もなお不幸の手紙やチェーンメールなど「〜しないと死ぬ」という怖い話はよく聞きますが、この小説では「〜しないと死ぬ」の「〜」の部分が分からないところからスタートするのです!
一週間という期限を切られる中、ビデオの内容を解き明かし、貞子の求める条件を探し実行しなければならない・・・読んでいるほうもじれったいのですが、後半になればなるほど恐怖の根源に近づいていくので、それはそれですごく怖かったです。
続編やスピンオフ作品も出ているほどの人気シリーズですので、まだ未読の方には是非おすすめしたいです!
nanjioさん/30代/女性
【3位】残穢
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 怖さ要素 :
著者 | 小野 不由美 |
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出版社 | 新潮社 |
発売日 | 2015年7月29日 |
価格 | 693円 |
本当に呪われるのではないかと心配になってしまう
住んでいる土地の因縁を、過去をさかのぼって調べていくという話なのですが、とにかく怖いです。
点と点が線になり真相が明らかになった時、本当に鳥肌が止まらなくて、読み終わったあとも「この本を読んだせいで呪われてしまうのではないか」と心配になってしまうほどです。
幽霊よりも人間の方が怖いと思わされる作品でもあります。
いぬねことりさん/30代/女性
【4位】その女アレックス
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 怖さ要素 :
著者 | ピエール ルメートル |
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出版社 | 文藝春秋 |
発売日 | 2014年9月2日 |
価格 | 946円 |
事件そのものの恐怖と、真実が露わになる恐怖の二つが味わえる
カミーユ・ヴェルーヴェン警部3部作の2作目なのですが、単体で読んでも大丈夫です。
事件に巻き込まれたアレックス視点のお話と、その事件を追う警部カミーユ視点のお話が入れ替わりで描かれています。
怖いポイントは2つあります。一つはアレックスが巻き込まれた事件そのものの恐怖。「もしこれを自分が体験していたら・・・」そう思いながら読み進めていたら、私は軽く悲鳴を上げてしまいました。本当に心臓がバクバクして、その後しばらく続きを読めないくらいに怖かったです笑
もう一つは、カミーユが事件を追うごとに謎が深まり、最後に真実を理解したとき、ゾッとしました。どうしてそんなことができるのかと。
真実がなかなか明かされず、ジリジリとした焦りをカミーユと一緒に感じることができます。ぜひ、ガクブルとゾゾォーッという恐怖を感じたい人に読んでほしいです!
こ.ば.や.し.さん/30代/女性
【5位】山怪 山人が語る不思議な話シリーズ
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 怖さ要素 :
著者 | 田中康弘 |
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出版社 | 山と渓谷社 |
発売日 | 2015年6月6日 |
価格 | 1,320円 |
怖いと同時に山で暮らす人の文化も知ることができる
山を舞台にした怖い話を集めた短編集のような本なのですが、山で生きている猟師さんなどから聞いた話を集めているので、怖いと同時に山で暮らす人の文化も知ることができる素晴らしい作品です。
幽霊はもちろん、狐などの動物の妖怪も出てくるので、かなり怖くて面白いし、自然への敬意などについても考えさせられる良い本だと思います。
いぬねことりさん/30代/女性
【6位】スマホを落としただけなのにシリーズ
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 怖さ要素 :
著者 | 志駕 晃 |
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出版社 | 宝島社 |
発売日 | 2017年4月6日 |
価格 | 715円 |
読み終えるとすぐにパスワードを変更したくなる
スマホを落とすという、誰にでも起こり得ることが事件に繋がっていく話です。
スマホを拾ってくれた親切な人だと思っていたら、その人はハッカーで、主人公達の個人情報が駄々洩れになった上、さらに恐ろしい事態に巻き込まれていくのですが・・・。
これを読み終わった直後、私はスマホのパスワードを即、変更しました(笑)そして、各種アカウントも、自分だけしか分からないようなパスワードにしようと決意しました。
映画化もされている作品なので、どちらも楽しめると思います。
dh_kanaさん/30代/女性
【7位】ぼっけえ、きょうてえ
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 怖さ要素 :
著者 | 岩井 志麻子 |
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出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2002年7月10日 |
価格 | 616円 |
色気とじわりとくる怖さがないまぜになり、不気味な余韻を残す
醜い遊女の過去の話を聞くという物語なのですが、やはり岩井志麻子さんの作品ということもあり、色気とじわりとくる怖さがないまぜになっていて、ふしぎな世界観を醸し出しているすごい小説だと思います。
古い時代が舞台の話で、当時の土着的な恐怖とかがよく描かれているし、オチも意外だし後味も読む人に不気味な余韻を残す怖い本なのでおすすめです。
いぬねことりさん/30代/女性
【8位】拝み屋郷内 花嫁の家
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 怖さ要素 :
著者 | 郷内 心瞳 |
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出版社 | KADOKAWA/メディアファクトリー |
発売日 | 2014年9月24日 |
価格 | – |
実話なのがより怖さを煽る作品
拝み屋の郷内さんが様々な怪異と闘うシリーズ作品。
その中でも異例の怖さと評判なのが「花嫁の家」です。嫁が次から次へと短命で亡くなってしまう、ある一族のおぞましい怪異と秘密を描いているストーリーです。
ラストには本当にぞっとして、読んだ後は切なさと怖さで何とも言えない気持ちになりました。
実話なのがより怖さを煽る作品です。
0607ihmrさん/30代/女性
【9位】殺人鬼フジコの衝動
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 怖さ要素 :
著者 | 真梨幸子 |
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出版社 | 徳間書店 |
発売日 | 2011年5月7日 |
価格 | 713円 |
全く共感できない主人公に、恐怖と気持ち悪さを抱く都市伝説的な作品
イヤミスの女王とも言われる真梨幸子先生の作品で、舞台、ドラマにもなった話題作です。
本作のポイントは、なんと言っても全く共感できない主人公のサイコぶり!後半はいっそ清々しいほどに犯罪に手を染めていくのですが、まさに狂気の沙汰で、同情なんて微塵もできません。
一方でその狂った殺人鬼の衝動が終わったとき、この物語の本当の怖さが始まります。絶対に、後書きまで、最後の一行まで読んでください……次に狙われるのは、私たちかもしれませんけど。
あさり子さん/20代/女性
【10位】事故物件怪談 恐い間取り
- 読み応え度 :
- 物語の満足度:
- 怖さ要素 :
著者 | 松原 タニシ |
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出版社 | 二見書房 |
発売日 | 2018年6月26日 |
価格 | 1,540円 |
実話なので、リアルな怖さを感じる
「事故物件住みます芸人」である松原タニシの著書で、いわく付き物件に入居した時の体験談などを紹介した本です。
孤立する人が珍しくない昨今。失恋や失業などで自殺を選ぶ人もありますし、誰にも看取られず孤独死をする人が少なくありません。
現実にある話を書いているので、恐怖心を感じます。
亀梨和也主演で映画化もされているので、幅広い年代が関心を持てると思います。
mokomi27さん/50代/女性
まるで自分の身の回りで起きていることの様に思えてゾッとする
怪談話の本で有名な木原浩勝さんが日本全国から集めた話、または実体験を織り交ぜて百物語の様に綴られていく怪談です。
現代における怪談なので、まるで自分の身の回りで起きていることの様に思えてきます。
あまりに身近な所で起きている話が多く、著者が言うように「異界」から来る怪奇な現象と私たちが住む現実はすぐそこで繋がっている様に思えてゾッとしてしまいます。
一話一話が短編となっているので、読みやすくおすすめです。
yuusuke119さん/30代/男性