編集部おすすめ:おすすめの面白い推理小説16選
ここまでは、読書家500人が選ぶおすすめの面白い推理小説の人気ランキングをご紹介してきました。
次に、Bookey編集部が選ぶおすすめの面白い推理小説16選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ!
万能鑑定士Qの事件簿シリーズ
- 面白さ :
- 読みやすさ:
- 推理要素 :
著者 | 松岡 圭祐 |
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出版社 | 角川書店 |
発売日 | 2010年4月24日 |
価格 | 572円 |
推理あり、美男美女あり、甘酸っぱい恋愛要素ありと、見所が沢山
”万能鑑定士”の名の通り、どんなものでも瞬時に真贋鑑定できる美人なヒロイン・凜田莉子が大活躍!万能と名乗るだけあってジャンルも色々、雑学好きの人はハマると思います。読むうちに、小銭の知識とか、作中で鑑定されたものの知識が身に付きます。
しかも主人公は元々勉強が出来ないタイプだったのに、頭脳明晰になるというシンデレラストーリーでもあるんです。頭脳明晰になっても元々が天然なので、なんだか応援したくなるヒロインです。
あと助手役のイケメン新聞記者・小笠原とのやりとりが絶妙です。お互いに鈍感なので、すごいすれ違いを見せる二人が可愛くてたまりません。
大事件あり、推理あり、美男美女あり、甘酸っぱい恋愛要素ありと、見所が沢山あります。
結構長いシリーズですけど、基本どこから読んでも大丈夫な仕様になっているので、初心者でも気軽に手に取りやすい本です。
名木トウヤさん/20代/女性
ビストロ・パ・マルシリーズ
- 面白さ :
- 読みやすさ:
- 推理要素 :
著者 | 近藤 史恵 |
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出版社 | 東京創元社 |
発売日 | 2014年4月27日 |
価格 | 770円 |
親しみやすい設定と軽快なテンポで読みやすい短編ミステリー
フレンチビストロが話の舞台になっていて、その中での短編読み切りのミステリーです。
飛び抜けて現実離れしている話だと、想像がつかない場合がありますが、この本は自分の住んでいる町に実在しそうな店が舞台で、知り合いにいそうな登場人物が出て来るので親近感がわきます。
なおかつ、ストーリーに出てくるメニューは本格的なものを、わかりやすく、美味しそうに語られているので、読めば読む程、食欲がわいてきて、ページが進みます。
nikonikmaさん/50代/女性
氷菓
- 面白さ :
- 読みやすさ:
- 推理要素 :
著者 | 米澤 穂信 |
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出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2001年10月28日 |
価格 | 572円 |
キャラクターが個性的で纏りのある文章なので、大変読みやすい
アニメ化もしているのでご存知の方も多いと思います。
45年前、ヒロインの叔父さんが何故、学校を辞めなくてはいけなかったのか。ヒロインが所属する古典部の長い歴史に基づくミステリーです。
やらなきゃいけないこと以外はやりたくない主人公が、やらなきゃいけない推理をします。
キャラクターが個性的で纏りのある文章なので、大変読みやすいです。
misosirerさん/20代/女性
平台がお待ちかね
- 面白さ :
- 読みやすさ:
- 推理要素 :
著者 | 大崎 梢 |
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出版社 | 東京創元社 |
発売日 | 2011年9月16日 |
価格 | 770円 |
女性らしい細やかな描写で、出版社の職場の雰囲気も味わえる
オススメの面白い推理小説は「平台がおまちかね」です。
本屋さんを舞台とした生活の中の謎を解く平和な推理小説ですが、女性らしい細やかな描写で書かれています。
本が好きだけど出版社で働く機会は無かったと言う方には、ミステリーとお仕事体験が同時にできるオススメの一冊です。
サラリーマンらしい悩みも描かれていて、するする読めます。
megaryu3さん/30代/男性
QED 百人一首の呪
- 面白さ :
- 読みやすさ:
- 推理要素 :
著者 | 高田 崇史 |
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出版社 | 講談社 |
発売日 | 2002年10月16日 |
価格 | 902円 |
誰もが知っている歴史の常識が覆る!
歴史の一般常識が次々覆る、目からウロコのQEDシリーズ一作目です。
歴史ミステリーにも関わらず、主人公が薬剤師の女性ということもあり、文系理系問わず興味を引く内容になっています。
単なる「かるた」だと思っていた百人一首に、暗号や隠された意味があることを初めて知ったとき、驚きと感動で何度も読み返しました。
たくさんシリーズがあるので、主婦や会社員など、教科書の歴史しか知らない方におすすめです。
たけたかみな3さん/40代/女性
普通に生活している人には無縁のアウトローな世界を、女流探偵が渡り歩く姿が格好いい!
江戸川乱歩賞を受賞した「顔に降りかかる雨」の続編に当たる作品ですが、本作からでも充分に楽しめます。
主人公の女探偵は、非常に肝が据わっているハードボイルドな女性です。今回依頼された仕事は失踪したAV女優の捜索という、どことなくきな臭いもの。
表の世界ではわからない業界の闇を、主人公は情報を駆使して突き詰めていくのですが、思いがけない真実に直面することになります。
20年以上前の刊行物となりますが、アウトローな世界観は「あの時代だからこそ」と言えるものがあって、読み応えのある作品です。
あさり子さん/20代/女性
驚愕のトリックで、『聖女の救済』というタイトルも秀逸
東野圭吾さんのガリレオシリーズの一つです。この話はドラマ視聴がきっかけで読みましたが、謳い文句通り驚愕です。
ちょっと分厚いので、初心者は私のように「ドラマ→小説」という順番で味わった方が良いかもしれません。ドラマで説明しきれていなかった所の補完+登場人物のキャラづけが大幅にパワーアップされています。
被害者のくそ野郎度合い(笑)も、犯人の忍耐強さ、執念深さもすごいことになっています。被害者が人格に問題のあるタイプだということもあり、犯人に同情してしまいます。
登場人物が多いし、トリックの伏線も沢山あるし、読むのがなかなか大変でしたが、そこは東野圭吾さん。気が付いたら読み終わってました。ドラマで犯人とトリックをすでに知っていたのも大きいです。
ガリレオシリーズはどれも面白いですが、これは『聖女の救済』というタイトルも秀逸なので、是非読んで欲しいです。
名木トウヤさん/20代/女性
カササギ殺人事件
- 面白さ :
- 読みやすさ:
- 推理要素 :
著者 | アンソニー・ホロヴィッツ |
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出版社 | 東京創元社 |
発売日 | 2018年9月28日 |
価格 | 1,100円 |
最後まで犯人が予測できず、引き込まれて一気に読んでしまう伏線が見事!
ミステリー好きのための推理小説で、初心者でもきっとハマると思います。
最初の死亡者は殺人なのか事故なのか。そこから、過去の事件の謎が次々と明らかになってきます。
次々と怪しい人が現れて、みんなそれぞれ事件を起こすもっともらしい理由があります。
謎解きの妙味を味わえるので、オーソドックスなミステリーを愛する人に是非読んでほしい本です。
m.macoさん/40代/女性
昭和と令和をミックスさせた捜査方法が面白い!
30年前、少女が凌辱の果てに殺害されるという凄惨な事件が起きます。やがて二人の容疑者が逮捕されるのですが、主人公である元刑事はどうしても違和感を拭い去ることができず、退職後に再び捜査に乗り出します。
と、ここまでは他でも読めそうなストーリーなのですが、本書の見どころは年配である主人公が「真実のためには手段を択ばない(新しい方法大歓迎)」という潔さを持ち合わせていることです。
相棒となる孫とその友人がサポートをしながら犯人像を突き詰めていく流れは泥臭いのに、その過程をSNSや動画サイトで公開していくという新しさは、現代ならではといえるでしょう。
昭和と令和をミックスさせたミステリーなので、幅広い年齢の人でも楽しめる作品となっています。
あさり子さん/20代/女性
聴き屋の芸術学部祭
- 面白さ :
- 読みやすさ:
- 推理要素 :
著者 | 市井 豊 |
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出版社 | 東京創元社 |
発売日 | 2014年12月21日 |
価格 | 814円 |
個性豊かな芸術家の卵達が巻き起こす、愉快な謎、予想外の事件に目を瞠る
大学の「芸術学部」を舞台に巻き起こる、様々な謎・事件を解決していくミステリーものです。日常系の些細な謎から、死人が出る大きな事件まで、実に様々な題材を描いた作品となっています。
「芸術学部」ならではの事件の内容に目を瞠る事はもちろん、それらの謎を解く主人公が「生まれついての聴き屋体質(なぜか色々な人から様々な話を聞かされる事が多い体質)である」という点もまた、この作品の面白いところだったりします。
自身の「体質」を活かして、人々から聴いた話をもとに推理する主人公の頭の回転の速さには、圧倒されるものがあります。「その話からそこまで推測できたの!?」と驚きの連続です。
短編連作となっている為、1話毎にさっと読み切る事ができるのもまた魅力の1点だと思います。登場するキャラクター達も芸術家の卵故か、風変わりな言動をする人々が多く、読んでいて飽きが来ません。
「芸術学部」ならではのミステリー・登場人物達に思わず心惹かれてしまう作品です。
勝哉エイミカさん/20代/女性
主人公があらゆる捜査方法を繰り出し、事件解決へと導く姿がとても刺激的
探偵社に所属する主人公が、難解な事件を推理しながら依頼人を助ける物語です。
依頼してくる人は常に不利な状況に置かされていますが、その中でもあらゆる捜査方法を繰り出し事件解決へと導く姿がとても刺激的で、夢中になって読むことができます。
この本はシリーズ化されている人気の本なので、飽きることなく長期的に読むことができておすすめです。
tatsu026さん/30代/男性
推理小説の基本フォーマットが織り込まれた名作
推理小説というジャンルを世界に確立した、シャーロック・ホームズの初期の作品です。
この作品で、推理小説の基本フォーマットのひとつが確立されたと言ってもいいと思います。
依頼人の突拍子もない相談内容からはじまり、ホームズの慧眼を織り込んで読者に主役のキャラクター性をさりげなく紹介していきます。
ホームズの調査に伏線や手がかりが含まれ、あっと驚く真相に辿り着く・・・素晴らしいストーリー構成に感心させられます。
itohi98さん/50代/男性
何者
- 面白さ :
- 読みやすさ:
- 推理要素 :
著者 | 江戸川 乱歩 |
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出版社 | 東京創元社 |
発売日 | 1996年4月20日 |
価格 | 770円 |
当時としては斬新なトリックに面白さと懐かしさが感じられる
陸軍少将の屋敷で宴が催されている最中、銃声が響き渡り、息子が被弾します。賊が押し入ったような痕跡はあるのですが、犯人は消え、屋敷にいた人々には不審な点も見当たりません。果たして、犯人は誰なのか・・・といった内容です。
今となってはチープなトリックですが当時は斬新で、後進に大きな影響を与えたんだろうなと懐かしく思いながら読むこともできて面白いです。
h3igyoさん/50代/女性
異国の地に思いを馳せながら推理を楽しめる
「厨房のちいさな名探偵」は、アメリカのホワイトハウスの中の厨房が舞台の推理小説です。主人公オリーの働く厨房は「世界でもっとも重要な厨房」と呼ばれていて、大統領一家や著名なゲスト、各国の主要人物をもてなす重要な役割を担っています。
オリーはとても好奇心旺盛で、周囲の人物が口酸っぱく「大人しくしていろ」と言うのですが、疑問を持つとどうしても我慢できず、事件に首を突っ込んでしまいます。結果、危険な目に遭いながらも、持ち前の負けん気と推理力で大事件を解決に導いていきます。
小柄なオリーは、とかくお偉いさんから下に見られることが多いのですが、何事にも素直で一生懸命な性格なので、思わず応援したくなります。
また小説に出てくる料理もとても美味しそうで、読んでいるとお腹が空いてくるほどです。アメリカ、ワシントンDCの空気を楽しめる、爽快で美味しそうな推理小説、とってもおすすめです!
宮原 さくらさん/30代/女性
夜よりほかに聴くものもなし
- 面白さ :
- 読みやすさ:
- 推理要素 :
著者 | 山田 風太郎 |
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出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2011年9月23日 |
価格 | 660円 |
普通の人が犯罪者になってしまう恐ろしさが描かれている
著者の山田風太郎は「忍法帖シリーズ」など奇想天外な小説が有名ですが、この「夜よりほかに聴くものもなし」は、現代の日常を舞台にした連作刑事ミステリ小説です。
哀愁ただよう主人公の八坂刑事の決まり文句は、「それでもおれは君に手錠をかけなければならん」、「大の虫を生かすために小の虫を犠牲にすることはやむを得ない」など、「必要悪」がテーマになっています。
社会の歪みは身近にあり、たまたまそこにはまり込んでしまった普通の人が、犯罪者になってしまう恐ろしさが描かれています。
犯人の述懐を聞いた八坂刑事が、「それでもおれは……」と震える手で犯人に手錠をかける姿が切ないです!
内容はずっしりと重いですが、各短編は非常に短く完結しており、空き時間に読めるおすすめミステリです。
yomogi7さん/30代/女性
泥棒ならではの視点で謎を解いていくところに独自性がある
泥棒になり、ひさびさに地元に戻ってきた幼馴染2人は、ほかの幼馴染2人と再会するのですが、その2人は警官になっていました。
自分の仕事を言えずに別れた翌日、ある人物の死体が発見されます。その事件を解決しようと独自の視点で謎解きをしているうちに、さらにほかの事件が起きて、事件同士が絡まりあって…という話です。
犯罪の仕方の癖など、泥棒ならではの視点で謎を解いていくところに独自性があります。
かなりグロい描写もあるのですが、謎解きの論理がほかのストーリーとは一線を画していて、非常に興味深いです。
あえたんさん/40代/女性
まとめ
読書家500人が選ぶおすすめの面白い推理小説では、1位は『告白』、2位は『オリエント急行の殺人』、3位は『どちらかが彼女を殺した』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。
今回は、読書家500人が選ぶおすすめの面白い推理小説26選&人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。
おすすめの面白い推理小説アンケートの詳細
第1位(59票) | 告白 |
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第2位(41票) | オリエント急行の殺人 |
第3位(41票) | どちらかが彼女を殺した |
第4位(38票) | 名探偵の掟 |
第5位(36票) | 十角館の殺人 |
第6位(27票) | 慟哭 |
第7位(25票) | そして誰もいなくなった |
第8位(23票) | その女アレックス |
第9位(21票) | 向日葵の咲かない夏 |
第10位(17票) | すべてがFになる |
その他(173票) | 上記以外の回答 |
【アンケート調査概要】調査方法:インターネット調査調査期間:2024年06月27日~07月12日回答者数:500人