青春や甘酸っぱい片思いなどの恋愛の内容で、かつ中学生でも楽しめる小説を探すこともありますよね。
誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んで中学生におすすめできる恋愛小説と口コミを知りたい方も多いはず!
この記事では、読書家500人が選ぶ中学生におすすめの恋愛小説29選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。
好きなところから読めます
中学生におすすめの恋愛小説人気ランキング
まずは、中学生におすすめの恋愛小説人気ランキングからご紹介していきましょう。
Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶ中学生におすすめの恋愛小説』によると、1位は『君の膵臓をたべたい(102票)』、2位は『世界の中心で、愛をさけぶ(86票)』、3位は『恋空(63票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら)
それでは、中学生におすすめの恋愛小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。
【1位】君の膵臓をたべたい
- 感動要素 :
- 青春要素 :
- キュン要素:
著者 | 住野 よる |
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出版社 | 双葉社 |
発売日 | 2017年4月27日 |
価格 | 734円 |
闘病をテーマに純愛が展開していくので泣ける!
恋愛小説とはちょっとわかりにくいタイトル、「君の膵臓をたべたい」。
偶然拾った日記帳でクラスメートの病気を知る主人公。それをきっかけに、落とし主との絆を少しずつ深めていきます。
病気を患った人間をテーマにした恋愛物語…最も涙腺が弱くなるようなシチュエーションの小説です。
中高生という多感な時期に是非、触れて欲しい作品です。自分の人生では起こりえないような純愛を経験しておきたい、という人にもおすすめできます!
newstandardさん/30代/女性
【2位】世界の中心で、愛をさけぶ
- 感動要素 :
- 青春要素 :
- キュン要素:
著者 | 片山 恭一 |
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出版社 | 小学館 |
発売日 | 2001年3月1日 |
価格 | 1,512円 |
恋愛作品の金字塔で、中学生の心にもダイレクトに響く名作
「世界の中心で、愛をさけぶ」は、映像化されて大変な人気を誇った名作です。
高校生を主軸に描かれるストーリーではありますが、この作品の世界観は中学生の心にもダイレクトに響くものがあると個人的には思っています。
まだ早いかと思われる中学生のうちに触れておくことで、人生の糧になることは間違いないありません。
jasuminn2000さん/20代/女性
【3位】恋空
- 感動要素 :
- 青春要素 :
- キュン要素:
著者 | 美嘉 |
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出版社 | スターツ出版 |
発売日 | 2006年10月17日 |
価格 | – |
学生の頃にしかできない、勢いのある恋愛物語に憧れる
恋空は舞台は高校生ですが、中学生でも十分にドキドキできると思います。
不良少年と素直な女の子の恋が中心に進み、きゅんきゅんします。特に長電話した後に同じ空の写メを撮っているところは憧れます。
ハッピーエンドとはいきませんが、そこまでの過程が恋愛していく年頃の中学生には参考になると思います。
workermenさん/30代/男性
【4位】イニシエーション・ラブ
- 感動要素 :
- 青春要素 :
- キュン要素:
著者 | 乾 くるみ |
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出版社 | 文藝春秋 |
発売日 | 2007年4月10日 |
価格 | 693円 |
昭和チックな独特な世界観が新鮮で、読解力を鍛える上でもお勧め
恋愛小説と読んでいいのか難しいですが、乾くるみさん著書のイニシエーション・ラブをおすすめします。
様々な著名人がおすすめしていた作品でもあり、面白いと思ってもらえると思います。
少し特殊な作品ですし、昭和チックな世界観なので、若い人には伝わりにくいことも多いのですが、作品の読み取り方や、「こういった事が物語の鍵になるんだ」というのが読み終えた時に分かるようになっているからです。
作品のどういう所が大切なのか、読解力を鍛える上でもお勧めとなる作品です。
masiron1030さん/20代/男性
【5位】夜は短し歩けよ乙女
- 感動要素 :
- 青春要素 :
- キュン要素:
著者 | 森見 登美彦 |
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出版社 | 角川グループパブリッシング |
発売日 | 2008年12月25日 |
価格 | 616円 |
想像力を掻き立てられる描写が秀逸
森見登美彦による小説で、映像化もしています。
この小説では、現実では起こらない不可思議なことが起こりますが、それは恋する気持ちを表す作者の描写で、「恋する二人の間には、何も見えないけど彼らの中では大変なことが起こっている」ということを上手く表現しています。
舞台が京都なので情緒にも溢れてるし、「大学生になったら、自分もこんな生活してみたい!」と思えるんじゃないでしょうか。
「現実って目に見えることが全てじゃない」とも考えられるので、感受性が豊かな年代に読んでもらいたい一冊です。
rocksteady3018さん/20代/男性
【6位】小説 君の名は。
- 感動要素 :
- 青春要素 :
- キュン要素:
著者 | 新海 誠 |
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出版社 | KADOKAWA/メディアファクトリー |
発売日 | 2016年6月18日 |
価格 | 616円 |
圧倒的な映像美を文章からも感じられる
「小説 君の名は。」は、新海誠監督による同名アニメ映画を文庫化したもので、非常におすすめです。
他ではお目にかかれない映像美が話題となりましたが、小説として文字に形を変えた「君の名は。」も作品が持つ美しさの本質は全く損なわれていないため、映画を観ていないという方にも是非とも読んでほしい一冊です。
jasuminn2000さん/20代/女性
【7位】ノルウェイの森
- 感動要素 :
- 青春要素 :
- キュン要素:
著者 | 村上 春樹 |
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出版社 | 講談社 |
発売日 | 2004年9月15日 |
価格 | 682円 |
主人公が深い喪失から立ち直る姿に共感できる
ノルウェイの森は一見して恋愛小説とはかけ離れて見えますが、彼女を失う、傷心というテーマで、恋愛小説になっています。
主人公が、友である彼女の死という喪失感から、再生を果たしてゆくまでが興味深く書かれています。
中高生という若年層でも、将来の人生の糧となるはずなので、小説を読みなれていたり、文学好きの方にぜひおすすめしたい作品です。
newstandardさん/30代/女性
【8位】レインツリーの国
- 感動要素 :
- 青春要素 :
- キュン要素:
著者 | 有川 浩 |
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出版社 | 新潮社 |
発売日 | 2009年6月27日 |
価格 | 473円 |
ぶつかり合いながらも徐々に距離が縮まっていく過程が素敵!
主人公はある日、学生時代に読んでいた小説の感想が書かれたブログ「レインツリーの国」を見つけます。
その感想に興味を持ち、ブログの管理人である女性と連絡をとり、直接会うことになったのですが、会って初めて、その女性が聴覚障害を持っていることを知りました。
「障害者」の女性と「健常者」の主人公、最初はその間に大きな溝がありましたが、お互いがお互いをわかろうとぶつかり合い、けんかしながら徐々に距離を縮めていきます。
聴覚障害、障害者について考える良いきっかけにもなると思います。2人が最後どうなるのか、本で確かめてみてください。
yama_17さん/20代/女性
【9位】図書館戦争
- 感動要素 :
- 青春要素 :
- キュン要素:
著者 | 有川 浩 |
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出版社 | KADOKAWA/角川書店 |
発売日 | 2011年4月23日 |
価格 | 734円 |
タイトルからは想像できないキュンキュンが盛りだくさん!
図書館戦争は、別冊も合わせると全部で6冊ある長編ですが、ぜひ読んでほしいです。
本の中に一言でも不適切な言葉が入っていると、その本が処分されてしまう時代、1冊でも多くの本を守ろうと作られた「図書隊」に入隊した女性が主人公の物語です。
武器を使った激しい抗争も読み応えがありますが、キュンキュン要素もたくさんあります。
主人公の図書隊員としての成長と、恋愛模様が書かれた作品、面白いのでぜひ読んでほしいです!
yama_17さん/20代/女性
【10位】時をかける少女
- 感動要素 :
- 青春要素 :
- キュン要素:
著者 | 筒井 康隆 |
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出版社 | 角川書店; 新装版 |
発売日 | 2006年5月25日 |
価格 | 484円 |
かけがえのない人との毎日を大切にしようと思える作品
「時をかける少女」が中学生の方にはおすすめです。この小説は映画にもなっていて、小説と映画の両方で楽しめる作品ですが、是非映画を観る前に小説を読んでもらいたいと思います。
学生生活のお話ですが、SF要素もあり、最後の「未来で待ってる」という台詞は私もドキドキしました。
本当に高いところから飛んだらタイムスリップできるのではないかと思って、2階からも飛んだこともあります(笑)
一期一会という言葉があるように、人と人との出会いは、いつ別れが来てしまうかわかりません。どんなに理不尽な別れでも、その人との毎日を大切にしようと思える作品になっています。
01231218kさん/20代/男性
命の大切さに気付かされる
重い膵臓の病を患っているけど元気で明るい女子高生の桜良と、無口で大人しい友達のいない「僕」のお話です。
僕は最初は桜良に翻弄されていましたが、気づくとだんだん惹かれていく自分に気付きます。
でも、桜良の余命はあと少し・・・切なく、悲しい恋愛ストーリーです。
最後は衝撃の終わり方ですが、命の大切さや、毎日を大切に生きなければいけないこと、大事な人に気持ちを伝えることの大切さなど、たくさん気付かされる作品です。
china_e6faさん/30代/女性
甘い幸せな描写だけが恋愛の醍醐味ではないということを気づかせてくれる
この小説は、「心を甘美な幸せで埋め尽くすだけが恋愛の醍醐味ではない」ということを気づかせてくれる作品だと思っています。
中学生という思春期真っ只中の若者たちにも、切なくてどうしようもなくなるほどの胸の痛みも、恋愛においては大切な要素であることを知っておいて欲しいと思い、おすすめします。
jasuminn2000さん/20代/女性