哲学を読むことは今後の人生にとって有意義になるからこそ、大学生のうちから読んでおきたいですよね。
数ある哲学本から本当に役立つ数冊を選び抜くことは難しいからこそ、先輩社会人が選ぶおすすめの哲学本を知りたい方も多いはず!
この記事では、社会人500人が選ぶ大学生におすすめの哲学本29選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。
好きなところから読めます
大学生におすすめの哲学本人気ランキング
まずは、大学生におすすめの哲学本人気ランキングからご紹介していきましょう。
Bookey編集部が行った『社会人500人が選ぶ大学生におすすめの哲学本』によると、1位は『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え(158票)』、2位は『夜と霧(103票)』、3位は『科学的な適職(64票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら)
それでは、大学生におすすめの哲学本を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。
【1位】嫌われる勇気
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 自分への影響度:
著者 | 岸見 一郎 |
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出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2013年12月13日 |
価格 | 1,650円 |
対話形式となっていて、ドラマチックで読みやすい
今や、有名すぎる本となってしまいましたが、「嫌われる勇気」がおすすめです。
青年と哲学者の対話がスリリングで面白く、どんどん引き込まれて、あっと言う間に読み進んでしまいます。
内容は、アドラー心理学なのですが、人生を前向きに、幸せに生きるための指針として、極めて有益な本だと思います。
ものごとを「原因ではなく目的によって捉える」という考え方は新鮮に感じましたし、「課題の分離」さらに、「共同体感覚」を持ち、幸せに生きるための方法論として、とてもためになる本だと思います。
ココナツミルクさん/50代/女性
【2位】夜と霧
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 自分への影響度:
著者 | ヴィクトール・E・フランクル |
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出版社 | みすず書房; 新版 |
発売日 | 2002年11月6日 |
価格 | 1,650円 |
極限状態に置かれた人々の記録を紐解くことで、自分の生き方の道しるべとなる
アウシュビッツに強制収容された精神科医が、その際の経験に基づいた精神状態を記録した本です。
極限状態での生活、収容される汽車の中、アウシュビッツに入る前、入ってから解放された時…それぞれの精神状態の変化が冷静な視点で記録された本です。
また、被収容者の中にも上下関係があり、精神的に未熟な者、秀でた者…色々な人の精神状態を記録しています。
想像もつかない強制収容所での生活、強制労働。その辛いであろう日々の中で、人が精神状態をいかに保つのか。
時代、国、背景は違えど、生き方の道しるべとして読んで良かった1冊です。
iroha2021さん/30代/女性
【3位】科学的な適職
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 自分への影響度:
著者 | 鈴木 祐 |
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出版社 | クロスメディア・パブリッシング |
発売日 | 2019年12月13日 |
価格 | 1,628円 |
自分自身の幸福度が最大化される職が何なのか、科学的に教えてくれる
就活の際、周りの人や親は、けっこう適当で勝手なことを言います(笑)
「好きなことを仕事にしなさい」とか、「安定した大手の企業に入れば幸せな人生が待っている」など、いろいろアドバイスされると思いますが、この本を読むとそれらが全て間違っていたことに気づかされます。
実際働いてみるとわかるのですが、「本当の自分の適職」とは、自分自身の幸福度が最大化される職のことを言います。その意味では「好きを仕事にする」という考えに通ずるものもありますが、それだけでは危険です!
この本を読むと、その条件を科学的に教えてくれるので、職選びに失敗したくない人は絶対に見ることをお勧めします。
jun1008aaaさん/30代/男性
【4位】14歳からの哲学 考えるための教科書
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 自分への影響度:
著者 | 池田 晶子 |
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出版社 | トランスビュー |
発売日 | 2003年3月20日 |
価格 | 1,320円 |
哲学の根本が何であるかを知る第一歩となる
大学生には「14歳からの哲学 考えるための教科書」がおすすめです。哲学の根本が何であるかを知るために、読んでおいて損はないです。
この本は中高生の読書感想文に使われるように、大変読みやすいものになっています。
タイトルの「14歳から」という言葉で「自分には必要ない」と思うかもしれませんが、噛み砕いて教えてくれているので、欠けている知識を補えて、理解を深める機会になると思います。
自分について悩んでいる人が読むと、簡単なことで解決する策が思いつくかもしれません!
keigo0610さん/20代/男性
【5位】読書について
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 自分への影響度:
著者 | ショウペンハウエル |
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出版社 | 岩波書店; 改版 |
発売日 | 1983年7月1日 |
価格 | 704円 |
大人達から大事だと言われ続けてきた「読書」の本質を知れる!
学生生活において「読書」というものは、絶対的なものとして位置づけられています。親や教師、教授からは「本を読め、本を読んだだけ成長することが出来る」と耳にタコが出来るくらい聞かされてきたと思います。
それを疑うことなく「読書」に励む人もいるでしょうが、果たしてその考えは本当に真理なのでしょうか。
先ほどまでの考えを前面から批判する本こそ、私がお勧めしたショウペンハウエル著『読書について』です。
これを読むことで「読書」に対しての考え方ががらりと変わることでしょう。新たな真理の獲得の為に是非読んでみてください。
osa0495さん/20代/男性
【6位】「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 自分への影響度:
著者 | シェリー・ケーガン |
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出版社 | 文響社 |
発売日 | 2019年7月12日 |
価格 | 3,135円 |
「死」という事象を哲学的に捉え、「生きる」とは何かを考察した名著
この本では、「死」という事象を哲学的に捉え、「生きる」とは何かを考察しています。
普段の生活では、「死」という事象から逃げながら、楽しく遊びたいと思うことが普通だと思いますが、敢えて、その嫌なことに飛び込んでみると、これまでに思っていた考え方とは異なる「死」について知ることが出来ると思います。
この本から「死」に対する新たな側面を学ぶことで、大学生のうちから、「死」に対するネガティブなイメージを払拭し、自分の人生、ひいては、自分の周りの人の人生を良いものにしながら、ポジティブに「死」を迎える準備を始めても良いと思います。
学校教育ではなかなか学ぶことのない倫理観を、この本を通して学んでみてはいかがでしょうか。
holmes221lucyさん/30代/男性
【7位】ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 自分への影響度:
著者 | ヨースタイン ゴルデル |
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出版社 | NHK出版 |
発売日 | 1995年6月1日 |
価格 | 2,670円 |
ミステリー調で進められ、読み進めるうちに現代哲学がわかる!
哲学を専門としない大学生に、絶対におすすめです。専門とする場合、一般教養の時期に読破しておくべきでしょう。
ミステリー調で進められ、すぐ次のページが読みたくなり、散りばめられたいろいろな哲学の特徴が掴めます。高校の社会科でちらっと聞いただけだとしても、知っている部分が出てくると嬉しくなります。
そして最後にどんでん返しが用意されており、忘れられない本になります。
自分とは、世界とは、他者とは、認識とは、これらの哲学の最初の問いかけに、ソフィーと一緒に答えるつもりで読み進んでいただきたいと思います。
mikey16jardinさん/50代/女性
【8位】死に至る病
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 自分への影響度:
著者 | キェルケゴール |
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出版社 | 岩波書店; 改版 |
発売日 | 1957年1月1日 |
価格 | 924円 |
「絶望」の概念が変わる深い内容で、とにかく面白い!
大学生には、セーレン・キルケゴール著『死に至る病』がオススメです。
この本は哲学書の中でも最も役立つ本だと思います。
この本に書かれている「絶望」とは、「人間の自己が神を離れ、神を失っている状態のこと」で、私たちが普段使っている「絶望」とは全然違います。
今まで読んだことのないような、新鮮な衝撃を受けました。とてもオススメです!
milkyway70さん/20代/女性
【9位】幸福論
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 自分への影響度:
著者 | B. ラッセル |
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出版社 | 岩波書店 |
発売日 | 1991年3月18日 |
価格 | 924円 |
これまでの自分の価値観や考え方を見直す契機となり得る
「退屈の反対は快楽ではなく、興奮である」という一節が印象的です。
例えば、人間は退屈を恐れ、退屈であるがゆえに迫害や略奪をするという考え方です。
無茶苦茶なことを言っているようにも聞こえますが、内容を読み解いていくうちに、様々な考え方ができるのだと腑に落ちるようになってきます。
これまでの自分の価値観に影響を及ぼした哲学書です。
ishidaiさん/20代/女性
【10位】老子
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 自分への影響度:
著者 | |
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出版社 | 岩波書店 |
発売日 | 2008年12月16日 |
価格 | 1,243円 |
東洋哲学を語る上で絶対に外せない宇宙の真理が、わかりやすく説かれている
神学から発展した側面の強い「緻密に構築された西洋哲学の論理性」と対をなす発想で、東洋哲学を語る際に不可欠の一冊です。
また、素粒子物理学や宇宙論、量子力学を学ぶ学生にとっては、避けて通れない思想でもあります。
非常に読みやすく、理屈を超えたひらめきの書ですので、電車の中や隙間時間に読むことが出来ます。
ぼんやりと眺め読みするぐらいの方が、却って頭に定着すると思います。
ogsykoさん/40代/女性
人の顔色を窺い、疲弊することは無意味だと自覚できる
大学生には、「嫌われる勇気」がおすすめです。
思春期が過ぎ、いろいろな人間との関わりに戸惑う経験もあるかもしれません。この本を読めば、人に嫌われることに恐怖を抱かずに、自分がやりたいこと、すべきことを遂行できる力になります。
人の顔色を窺い、疲弊することは無意味だと感じさせられます。
これから社会に出る大学生には、ぜひ読んで頂きたい本です。
パーフェクトまるさん/20代/女性
「自分の人生とはなにか」を考えるきっかけになる
ドラマにもなったので、内容を知っている方もいるかもしれませんが、本でも読んでおくべき一冊です。
これから社会人になり、人生を歩む前に「自分の人生とはなにか」を考えるきっかけになると思います。本のフレーズをそのまま受け取るのではなく、本質的に何が大事かを考えながら読んで欲しいです。
ちなみに、何かと衝撃的で物議を醸す堀江隆文さんの話は、アドラー(嫌われる勇気の題材になっている心理学者)に通ずるところも多いので、堀江隆文さんの事が好きな人は共感できるし、嫌いな人は見方を変えるきっかけにもなると思います。
ぜひ、自分の人生を生きられる大人になってください。
suguru0030さん/40代/男性