高校生としての3年間は、これから進学や社会へ出ることになる前の最も重要な期間。そんな高校生のうちに読むべき本を知りたいこともありますよね!
教養本や自己啓発本に小説など先輩社会人が実際に読んだからこそ分かる「高校生のうちに読むべき本」と口コミを知りたい方も多いはず!
この記事では、社会人500人が選ぶ高校生のうちに読むべき本32選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。
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高校生のうちに読むべき本人気ランキング
まずは、高校生のうちに読むべき本人気ランキングからご紹介していきましょう。
Bookey編集部が行った『社会人500人が選ぶ高校生のうちに読むべき本』によると、1位は『君の膵臓をたべたい(113票)』、2位は『こころ(66票)』、3位は『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書(38票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら)
それでは、高校生のうちに読むべき本を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。
【1位】君の膵臓をたべたい
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 高校生におすすめ度:
著者 | 住野 よる |
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出版社 | 双葉社 |
発売日 | 2015年6月17日 |
価格 | 1,200円 |
1日1日を大切にしなければと感じて、周りの人を大切にできる
この話は膵臓に病をもつ明るい女子高生と、あまり社交的ではない男子高生の2人を中心に話が進みます。
余命を告げられても決して悲しむことなく、生きているうちにやりたいことを全部やると前向きなヒロインの姿勢に心が打たれます。そして彼女の命は予想外の終わり方をするのです。
思っていないことが人生では起きますし、『ありがとう』や『ごめん』と言えなかったことが後悔に繋がることもあります。だから大切な人との時間をしっかりと考えて、1日1日を大事にしないといけないと考えさせてくれる本です。
高校生のうちにこの本を読んでおけば、大学などに進学する方も就職する方にとっても、価値観に幅が出るのではないかと思います。
chun’さん/30代/男性
【2位】こころ
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 高校生におすすめ度:
著者 | 夏目 漱石 |
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出版社 | 新潮社; 改版 |
発売日 | 2004年3月1日 |
価格 | 407円 |
生き方や人を愛することについて深く考えさせられる名作
おすすめの本は、日本を代表する文豪・夏目漱石の『こころ』です。
漱石の作品の中でも『こころ』は有名で、生き方や人を愛することについて深く考えさせられる名作です。
私は登場人物のセリフひとつひとつが、自分に投げかけられているように感じました。
これからますますグローバル化が進行するなかで、海外でもよく知られる夏目漱石について、若いうちにひとつでも作品をじっくり読んでおくと、将来的にも役立つと思います。
10153さん/40代/女性
【3位】一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 高校生におすすめ度:
著者 | 山﨑 圭一 |
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出版社 | SBクリエイティブ |
発売日 | 2018年8月18日 |
価格 | 1,650円 |
初心者でもわかりやすく、また興味をそそられるように編集されていて読みやすい
世界の歴史の基本的な知識は、受験勉強の枠のみにとどまらず、現代の時事問題を理解するために大変重要なものだと思います。
この本はそのような知識を初心者でもわかりやすく、また興味をそそるような流れやさまざまな事柄を繋ぎ合わせながら説明してくれます。
タイトルの通り、一度読んだだけでも頭の中に定着しやすいよう、工夫されて書かれています。普通の教科書のように、さまざまな時代や地域がページを跨いでバラバラに書かれているのではなく、その国ごとに書かれており、とても読みやすい本であると感じました。
世界史は高校時代に履修しておりませんでしたが、初心者の私でも難なく理解出来ました。
一般の読者のみならず、教科書に読みづらさを感じる受験生にとっても、世界史の勉強の足掛かりになる一冊となるのではないでしょうか。
ryuichi0985さん/20代/男性
【4位】金持ち父さん貧乏父さん
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 高校生におすすめ度:
著者 | ロバート キヨサキ |
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出版社 | 筑摩書房; 第18刷版 |
発売日 | 2000年11月9日 |
価格 | 3,370円 |
お金を得るという視点から、将来の1つの在り方を教えてくれる
高校生のうちに読むべき本としては、「金持ち父さん貧乏父さん」がおすすめです!
お金の話というと嫌らしい話という印象を持つかもしれませんが、若い時から、どのようなものが資産になり、どのようなものが負債となるのかというのをきちんと理解する事は大事です。そして、最低限、損益計算書と賃借対照表を読めるくらいにはしておくべきだと読んだ時に思いました。
この本を読めば、将来、どういうものを持っていくべきなのかを理解することが出来ます。
勿論、違う生き方もあると思いますが、少なくともこのような考えがあるという事を知っておくだけでも違うと思います。
TK_brianさん/30代/男性
【5位】道をひらく
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 高校生におすすめ度:
著者 | 松下 幸之助 |
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出版社 | PHP研究所 |
発売日 | 1968年5月1日 |
価格 | 957円 |
人生のバイブルともいえる本
この本は、人生を歩む上で、いろんな勉強になる本です。
項目別に書いてあり、仕事とは、生きるとは、など今後長い人生を歩む子供達へのメッセージに溢れています。
また、多くの挫折などを味わった時、「そんな時はこんなふうに思うことが良い」など、改めて考えさせてくれます。
そして「志を持って生きよう」と読者に問いかけ、その志も若い人ばかりでなく年齢に関係なく持つことが必要であると伝えているので、年を重ねた私にとっても人生のバイブルだと感じています。
ときめきさん/50代/男性
【6位】父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 高校生におすすめ度:
著者 | ジェイエル・コリンズ |
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出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2020年1月23日 |
価格 | 1,650円 |
自分の収入が出来る前に、読んでおきたい本!
私は複利運用や投資をするようになった30歳になってから読んだ本です。
「あと10年、15年早く読めていたら、あの無駄遣いはしなかった。年利0.016%の定期預金に6年間も預けて、雀の涙ほどの利息を受取り、ガッカリすることはなかったんだ…」と大後悔しました。
私と同じ轍を踏まない為にも、ぜひ高校生のうちに読んで欲しいと思います(笑)
takeshitanamiさん/30代/女性
【7位】君たちはどう生きるか
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 高校生におすすめ度:
著者 | 吉野 源三郎 |
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出版社 | 岩波書店 |
発売日 | 1982年11月16日 |
価格 | 1,067円 |
日常的な場面における感情に対して、振り返るきっかけを与えてくれる
会話方式で物語が描かれているのですが、小説というより自己啓発要素が強いです。
章ごとに、主人公の身近な出来事からの疑問などについて、主人公のおじさんが日記を用いて助言的なことを残すという形式で物語が進んでいきます。
約80年前の作品ですが、現在と身近な疑問や問題などは同じようなものが多く、自分たちの日常的な場面における感情に対して、振り返るきっかけを与えてくれる作品です。
自己分析に活用できる作品です。
miguelhrさん/20代/男性
【8位】学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 高校生におすすめ度:
著者 | 坪田信貴 |
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出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2013年12月27日 |
価格 | 1,440円 |
あきらめない強い心を教えてくれる
高校生のうちに読むべき本としては、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」がオススメです!
なんといってもあきらめない強い心を教えてくれる内容になっています。
また、塾の講師がギャル生徒を受験に合格させる戦略が、とてもリアルに感じて面白かったです。
私が受験するときに、ぜひとも出会いたかったです。
milkyway70さん/20代/女性
【9位】Good Luck
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 高校生におすすめ度:
著者 | アレックス・ロビラ |
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出版社 | ポプラ社 |
発売日 | 2004年6月22日 |
価格 | 1,320円 |
あらゆる場面での「正しい努力」をうながし、人生の霧を晴らしてくれる
幼なじみのジムとマックの話の世界に入りこんで、現実逃避しつつ、哲学的な知識をセットしてくれるます。リフレッシュにもなり、世界が広がる本です。
人間関係、仕事、学業、生活などあらゆる場面での「正しい努力」をうながし、人生の霧を晴らしてくれます。
物語を読んでいるうちに、脳内を書き換えられるような、気づきを貰えるような、素晴らしい本です。
119ページと短い本で、文字数も多すぎず、翻訳の言葉選びもとても丁寧で、中高生にぜひ読んでいただきたい一冊です。
takeshitanamiさん/30代/女性
【10位】ライ麦畑でつかまえて
- 内容の専門度 :
- 読みやすさ :
- 高校生におすすめ度:
著者 | J.D.サリンジャー |
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出版社 | 白水社 |
発売日 | 1984年5月20日 |
価格 | 968円 |
青春の描写がなんだかじわりと心に沁みる
私自身はあまり本を読むのが好きではなかったけど、高校生の時に知人にもらったのがきっかけで読みました。
高校生くらいの「難しい時期」に読むと、なんだかじわりと心に沁みる感じです。
日本語訳がすごく古めかしいような感じで、少し違和感があったのですが、最近のはもっと新しい翻訳にアップデートされていると思います。
hm26さん/30代/女性
主人公らと同年代の高校生は感情移入しやすく、本の題名の意味を深く考えさせられる
主人公の「僕」は高校のクラスではあまり目立たない男の子で、最後まで本名が出てきません。そんな「僕」が病院で、クラスの人気者・咲良の日記を拾ったことがきっかけで、彼女が親友にも伝えていない秘密を共有する仲となりました。
絆を深め、お互いが大切になっていたある日、彼女は唐突に亡くなってしまいます。
後日、「僕」が咲良の家に行くと、生前には絶対に見せてくれなかった「共病文庫」を彼女のお母さんから渡されました。咲良は生前、「自分が死んだらこれを「僕」に渡して欲しい」と母親に伝えていたのでした。
日記の中には「僕」との思い出がたくさん書いてあり、彼女が生きていた証が記されていました。
悲しく心苦しくなる話ですが、読んだ後には本の題名の意味を深く考えさせられるいい本です!
russianblue6102さん/20代/女性