家系図には厳格なルールはありませんが、ある程度決まった書き方が存在しています。
今回は家系図の書き方の中から「男女の書き方の違い」について、行政書士が解説していきたいと思います。
全ての家系図に共通する違い
家系図により書き方やルールは様々ですが、男女の書き方として共通している点は名前を書く位置となります。
男女の位置
基本的に男性は右、女性は左に書かれます。
上図は夫婦の場合ですが、夫は右で妻は左へと配置されることになります。
父母の位置
親子の場合も夫婦と同様で、父が右で母が左と配置されます。
兄弟姉妹の位置
兄弟姉妹の場合は夫婦や父母と異なり、男女による位置の違いは生じません。
兄弟姉妹は「生まれた順で右から左」へと記載していきますので、男女の順番はバラバラになることになります。
家系図による男女の書き方の違い
次に、全ての家系図に共通するわけではありませんが、男女の書き方の違いとしてよく見られる内容を確認。
性別を記載
人物の名前の下に性別を記載する家系図もあります。
例えば男性の場合は「家系図 太郎(男)」、女性の場合は「家系図 花子(女)」と記載します。
続柄を記載
性別を記載する場合と似ていますが、名前の下に続柄を記載する場合があります。
この場合は、性別を判断することが出来る続柄を記載していきます。
いとこの場合は「従兄」や「従姉」などですね。
例えばいとこの女性の場合は「家系図 花子(従姉)」、おじいちゃんの場合は「家系図 太郎(祖父)」となります。
性別を色分け
昔の家系図にはあまりありませんが、最近の家系図では性別で名前を色分けする場合もあります。
例えば男性は青色、女性は赤色といったように一目で男女の違いがわかるように作成します。
家系図をパソコンで作る場合は簡単に色分けが出来るので、自分で作る場合は色分けをしても良いかもしれませんね。
まとめ
この記事では、家系図の男女の書き方の違いについて行政書士が解説を行ってきました。
家系図にはある程度のルールは存在していますが、必ずそのルール従わなければいけないわけではありません。
もし家系図を作成される場合は、ご先祖様や家族の気持ちを大切にして作ることで素敵な家系図に仕上げることが出来ますよ。