みなさんは家系図をご覧になったことはありますか?
初めて見る方は家系図の見方や記号が分からない・・という方も多いかと思います。
今回は、家系図のなかでも代表的な「二重線の意味」について行政書士が分かりやすく解説していきたいと思います。
二重線の種類
二重線には「横の二重線」と、あまり見ることのない「縦の二重線」が存在しています。
それぞれの意味を確認してみましょう。
横の二重線の意味
横の二重線は夫婦を表す線となります。
原則として夫を右側に妻を左側に配置します。
縦の二重線の意味
縦の二重線は養子を表す線となります。
子供が養子だけの場合は、夫婦の二重線から縦の二重線で直接結びます。
養子以外にも子供がいる場合は、夫婦の二重線から縦の一本線で実子を結び、そこから枝分かれしている形で養子を二重線で結びます。
その他の線と記号の意味
二重線以外の線と記号の意味についてもあわせて解説を。
縦一本線
縦一本線は子供を表す線となります。
父と母の横二重線の間から縦の一本線で子供を結びます。
縦一本線から枝分かれする横一本線
上図のように、縦一本線から横一本線で枝分かれしている書き方が兄弟姉妹の書き方になります。
バツ印
前妻と後妻がいる場合は、夫を右にして前妻と後妻を二本線で結びます。
この際、前妻と夫には「×(バツ)」を付けることが一般的です。
3人以上妻がいた場合は、続けて妻同士を二本線で結んでいくとよいでしょう。
同列の人物について
家系図では、人物の名称が同列に配置されている場合が多いです。
これは世代を揃えることによって客観的に見やすい家系図とするために行われています。
例えば上図のように「自分と従兄(いとこ)」は同世代にあたりますので、横の列を揃えて書いているという事ですね。
まとめ
この記事では、家系図の二重線の意味について行政書士が解説を行ってきました。
家系図にはある程度のルールは存在していますが、必ずそのルール従わなければいけないわけではありません。
もし家系図を作成される場合は、ご先祖様や家族の気持ちを大切にして作ることで素敵な家系図に仕上げることが出来ますよ。