みなさんは自分のご先祖様のことをどこまでご存知でしょうか?
実家に家系図がありご先祖様をよく知っている方もいれば、ほとんどご先祖様を知らない方もいると思います。
自分のご先祖様を知るということは、同時に自分のルーツを知ることにもなりますので、人生で一度は可能な限りご先祖様を調べてみてもよいかと思います。
そこで今回は、ご先祖様を調べる方法を解説していきたいと思います。
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ご先祖様とは
ご先祖様とは一般的にどのような親族のことを指すのでしょうか。
よく言われているのは「亡くなった数世代前の血族」とされます。
この数世代前というのは、自分が生まれたときに既に亡くなっていた親族だと考えると良いかもしれません。
一般的に、曽祖父母(ひいおじいちゃん・おばあちゃん)の1つ上の世代である高祖父母(ひいひいおじいちゃん・おばあちゃん)とは同じ時代を生きることが出来ません。
ですので、大体はこの高祖父母の世代からをご先祖様と呼ぶことになるでしょう。
ご先祖様を調べる手順
ご先祖様を調べる上で大事なことは調べる手順です。
ご先祖様を調べるときには、下の世代から上の世代へと遡っていくことが基本となります。
これは下の世代から調べることでご先祖様の漏れをなくし、またルーツの理解もしやすいためです。
ご先祖様を調べる方法には、自分から見て近い世代(下の世代)に特化した方法と遠い世代(上の世代)に特化した方法が存在しますので、近い世代から遠い世代へと調査を行っていきましょう。
STEP.1 戸籍調査(下の世代)
戸籍調査とは、自分の戸籍を元に現存するご先祖様の戸籍を取得していくことにより、ご先祖様を判明させる調査方法です。
戸籍自体は全て本籍地の市役所に管理されていますので、比較的簡単な方法で直近のご先祖様を調べることが出来ます。
年数に関しては、戸籍という書類自体が誕生したのが約1870年の明治初期となりますので、戸籍の保存が問題なく行われていれば約150年間程のご先祖様を判明させることが可能です。
戸籍調査について詳しく知りたい方はこちら
STEP.2 文献調査(上の世代)
文献調査とは、菩提寺や実家にある過去帳などの文献を調べることでご先祖様を判明させる方法です。
この方法では、残っている文献によりますが天保や慶応といった時代までご先祖様を判明させることが可能です。
ただし、文献自体の解読であったり文献を見るけること自体が非常に難易度の高いものになりますので、簡単に行うことは出来ません。
また、戸籍と違いその信憑性も定かではありませんので、文献を調べる際は戸籍と見比べながら解読していくことが必要不可欠となります。
文献調査について詳しく知りたい方はこちら
STEP.3 調査内容から最も古いご先祖様を確認する
戸籍調査と文献調査が完了したら、その中から最も古いご先祖様を見つけましょう。
その方が記録として見つけることが出来る自分の最も古いご先祖様であり、自分のルーツとなります。
ご先祖様が判明したら家系図として記録に残す
実際にご先祖様を調べた後は、必ず記録に残すようにしておきましょう。
ご先祖様の情報というのは、日が経つにつれて確実に消滅していくものです。
今では簡単に分かることでも、10年後には調べることが出来ない情報になっているかもしれません。
また今後いつ必要になるのか分かりませんので、出来れば丁寧に保存しておくと良いでしょう。
家系の保存方法としては家系図が一般的ですので、記録として残したい場合は家系図にしておくことをオススメします。
家系図の作り方を詳しく知りたい方はこちら
まとめ
今回はご先祖様の調べ方について解説を行ってきました。
ご先祖様は時間とともに調べることが困難になっていきます。
調べたいと思った時が調べる絶好のタイミングだと思いますので、ぜひ自分のルーツを調査をしてみてくださいね。