家系図を作る!戸籍取得の費用とは?【行政書士監修】

家系図

みなさんは戸籍から家系図が作れることをご存知でしょうか?

自分の戸籍からご先祖様の戸籍を辿ることによって、家系図を作っていくことができます。

今回は家系図を作る場合の戸籍取得の費用について解説をしていきたいと思います。

戸籍の種類と費用

戸籍には様々な種類が存在しており、各戸籍証明書によって手数料が変わってきます。

戸籍の種類 手数料 内容
戸籍全部事項証明
(戸籍謄本)
手数料
1通450円程度
戸籍に記載されている全部を写したもの
戸籍個人事項証明
(戸籍抄本)
手数料
1通450円程度
戸籍に記載されている一部を写したもの
除籍謄抄本 手数料
1通750円程度
除かれた戸籍に記載されている全部・一部を写したもの
改製原戸籍謄抄本 手数料
1通750円程度
旧戸籍法に記載されている全部・一部を写したもの
受理証明書 手数料
1通350円程度
出生届、婚姻届など戸籍に関する届出書が受理されたことの証明書
戸籍(届書)
記載事項証明書
手数料
1通350円程度
戸籍・届出の書類に記載した事項に関する証明(死亡診断書などの写し)使用目的により交付できる
戸籍の附票 手数料
1通200円程度
住所の「移転履歴」を記録した書類で、本籍地の役所でのみ交付してもらえます。
住民票を複数取らなくとも、移転の履歴がわかります。
身分証明書 手数料
1通200円程度
禁治産・準禁治産、成年後見の有無、破産の有無の証明書

家系図の作成に必要な戸籍の種類

家系図の作成には先ほどの戸籍がすべて必要なわけではありません。

必要な戸籍証明書は以下の3種類です。

戸籍の種類 手数料 内容
戸籍全部事項証明
(戸籍謄本)
手数料
1通450円程度
戸籍に記載されている全部を写したもの
除籍謄抄本 手数料
1通750円程度
除かれた戸籍に記載されている全部・一部を写したもの
改製原戸籍謄抄本 手数料
1通750円程度
旧戸籍法に記載されている全部・一部を写したもの

基本的には、自分の戸籍全部事項を取得→両親の除籍謄本→ご先祖様の原戸籍という順番で取得をしていきます。

ここでひとつ注意点があります。

戸籍は居住地ではなく本籍地の役場へ請求をしなければなりません。

そのため、ご先祖様の戸籍がすべて同じ本籍地にある場合は一回の請求ですべての戸籍証明書が取得できることになります。

しかし途中で本籍地が変更になっている場合は、変更前の本籍地へ改めて請求をする必要が出てきます。

戸籍の請求方法を詳しく知りたい方はこちら

家系図を作る!戸籍の請求方法とは!

戸籍の請求理由を詳しく知りたい方はこちら

家系図を作る!戸籍の請求理由について!

家系図の種類と費用の概算

作成したい家系図の種類と費用の概算を確認してみましょう。

家系図の種類 費用概算
自分の苗字の家系図を作りたい場合(1家系) 約3,000~5,000円
父親の苗字の家系図を作りたい場合(1家系) 約3,000~5,000円
母親の苗字の家系図を作りたい場合(1家系) 約3,000~5,000円
両親の苗字の家系図を作りたい場合(2家系) 約5,000~10,000円
祖父母の苗字の家系図を作りたい場合(4家系) 約10,000~30,000円
全てのご先祖様の家系図を作りたい場合(全家系) 約30,000円~

大体の費用感として1家系(1苗字)が約3,000~5,000円と考えておくと良いでしょう。

まとめ

今回は家系図を戸籍から作成する場合の費用について解説をおこなってきました。

家系図を作成する際は、大体の費用感を頭に入れて作成を始めると良いかもしれません。