家系図を作る際の3つの選択肢とは【行政書士監修】

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みなさんは、ご自分の家系図を作成できることをご存知でしょうか?家系図作成業者に依頼する方法や、自分で作成する方法など、家系図を作成する方法はいくつか存在しています。

この記事では、家系図を作る際の3つの選択肢について行政書士が解説していきたいと思います。

家系図とは

まずは家系図について簡単に解説をしたいと思います。

家系図とは、自分の家系を図にしてまとめたもので一目で家系のつながりがわかる図表のことです。

天皇家の家系図や将軍の徳川家康の家系図などであれば歴史の授業などで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

まさに、あの家系図の「自分の家系版」ということです。

1、自分で作成する方法

家系図を作成する最も基本的な方法が「自分で作る」ことですね。

自分の家系の家系図なのだから、やはり愛着をもって自分で作ってみたいものです。

自分で作成する方法として一般的なものは「戸籍調査」です。

本籍地の市区町村役場からご先祖様の戸籍を取り寄せ、家系図を仕上げていきます。

自分で作成する方法を詳しく知りたい方はこちら

家系図の作り方を徹底解説

料金の目安

自分で作成する場合の費用は約3,000円~30,000円程度になる場合が多いです。

ただし、戸籍調査のみの場合からお寺や親戚縁者に聞き込みをする場合まで方法はさまざまなので、費用は大きく異なると考えてください。

自分で作成するメリット

  • 費用を抑えることができる
  • 愛着を持って家系図を作ることができる
  • 自分の好きなデザインで家系図を作ることができる

自分で作成するデメリット

  • 手間と労力が発生する
  • 時間をかけなければならない

2、行政書士事務所へ依頼する

次は、作成を依頼する場合の基本的な方法である「行政書士事務所」です。

国家資格の行政書士は官公署への書類の作成・提出のエキスパートです。

それゆえ、法律で通常の会社よりも重い「守秘義務」が課されています。

みなさまの大切な個人情報を扱う職業なので、それだけ責任と信頼があるということですね。

料金の目安

行政書士事務所へ作成を依頼した場合の費用は約15,000円~1,000,000円程度になる場合が多いです。

これだけ差がある理由は、調査内容の密度の違いと家系図自体の出来によって費用が異なるためです。

書道家に文字を書いてもらって額縁に入れた家系図はもちろん高くなりますし、色紙に印刷を施した家系図であれば費用は抑えることができます。

どの行政書士事務所が一番良いかということは一概には言えず、自分の用途と目的に合わせた行政書士事務所を選ぶことが重要になります。

行政書士事務所へ依頼するメリット

  • 依頼をするだけで家系図が仕上がる
  • 事前に家系図の完成形を予想することができる
  • 専門の職業なので個人情報保護の信頼性がある

行政書士事務所へ依頼するデメリット

  • 費用が発生する

行政書士事務所の選び方を詳しく知りたい方はこちら

家系図を作りたい!行政書士事務所の選び方!

3、企業へ依頼する

最後の方法が、株式会社などの「企業」に依頼をする方法です。

最近では株式会社の社長が行政書士であったり司法書士である場合も多いので、その場合は行政書士事務所と比べてほとんど変わりません。

そのため、企業へ依頼をする場合には社員に行政書士や司法書士がいるかどうかをチェックしておくとよいでしょう。

料金の目安

企業へ作成を依頼した場合の費用は約50,000円~1,000,000円程度になる場合が多いです。

まとめ

それでは、ご紹介してきた方法をわかりやすく表にしてみましょう。

費用 メリット デメリット
自分で作成 約3,000円~30,000円 費用を抑えることができる 手間と労力がかかる
行政書士事務所へ依頼 約15,000円~1,000,000円 依頼するだけで家系図が作成できる 費用が発生する
企業へ依頼 約50,000円~1,000,000円 依頼するだけで家系図が作成できる 費用が発生する

手間と時間をかけてゆっくり家系図を作成したい方はご自分で、なるべく早く家系図を作成したい方は依頼するとよいかもしれません。

家系図に興味をもたれた方は、ぜひご自分の家系図を作成してみてくださいね。