破綻した夫婦関係の定義とは?簡単チェックと改善法をご紹介

夫婦,破綻

長い間一緒にいることで仲が深まる夫婦もあれば、溝が深まる夫婦もいます。どんな関係に落ち着くのか、それは夫婦によって違いがあるものです。

破綻した夫婦関係とはどんなものでしょうか?
そして、それでも離婚を選ばない理由とは?
あなたはパートナーと上手く関係を築けていますか?12の質問でわかる破綻夫婦チェックで調べてみましょう。

夫婦関係破綻の定義

夫婦関係が破綻しているかどうか、それは主観によるものが大きく作用します。よって明確に「こうなっているから破綻している」という線引きは難しいとされています。主観というのは人の価値観です。人それぞれ異なる為、簡単には判別できません。

そして、破綻の事実を証明することが何よりも難しいことからも、夫婦関係の破綻について法的に明確な線引きがありません。
毎日食事を取っていなければ夫婦関係が破綻しているかと問われたら、そうとは言えません。もしかしたら一時的なものだったかもしれないし、他のどうしようもない理由があったからかもしれません。

このように何を持って破綻とするか、それを定義することは非常に難しいです。それでも、一般的に次の項目に当てはまる場合、夫婦関係は破綻しているかもしれないと周囲に認められやすくなります。

  • 1.5年以上別居している
  • 2.長期間の家庭内別居をしている
  • 3.セックスレスである
  • 4.DV、モラハラを受けている
  • 5.金銭トラブルがある

これらの項目の他にも、様々な夫婦関係破綻と認められやすい状況があります。それは「何らかの原因があって、夫婦関係を維持することが難しくなった」とわかるものに限定されます。

家庭内別居?離婚しない破綻夫婦

同じ家に帰ってきても、顔も合わせず会話もしない、そんな夫婦を仮面夫婦と呼びます。家庭内別居状態の夫婦でも、離婚を選択しない人がいます。最早ただの同居人と化したパートナーと、破綻してでも一緒にいる理由には5つあります。

1.子供がいる

子供の将来性、進学の為の費用などを考えて、子供が自立するまでは離婚しないでおく夫婦もいます。

2.お金が無い

専業主婦(夫)だった場合、自立して生きていく為の収入源がありません。パートナーの収入が無くなった場合、生活に困窮することを考えたら、離婚を選ばないようです。

3.世間体が悪い

周囲の目を気にする人は、世間体の為だけに離婚しようとはしません。いくら家庭内が険悪だろうと、それよりも世間体の方が大事だからです。

4.面倒くさい

結婚にもかなりのパワーを必要としましたが、離婚はそれ以上のパワーが必要です。
子供の親権や養育費の額、財産分与、出ていく方は次に住む家の手配、両家両親や親族、職場への報告など実に多くの事柄を決め、お互いに納得しなければ裁判所で争う事になります。そのパワーは結婚の比ではありません。

5.離婚に応じてくれない

一緒にいることが当たり前になったパートナーを手放したくないという理由などから、一方が離婚に応じないこともあります。それは独占欲なのか、パートナーが幸せになることを妨害したい気持ちなのか、それは人それぞれでしょう。

破綻夫婦チェック

夫婦関係が破綻しているかどうか、次の質問にYesかNoでお答えください。

  1. 1.夫婦間で用件以外の会話がない
  2. 2.一緒に食事していない
  3. 3.団らんの時間がない
  4. 4.家で心から笑えない
  5. 5.家に帰りたくない
  6. 6.パートナーが何をしていても気にならない
  7. 7.自由ではないと強く感じる
  8. 8.自由になりたいと強く思う
  9. 9.夫婦喧嘩が多い
  10. 10.パートナーに不満が溜まっている
  11. 11.家庭内で暴力がある
  12. 12.浮気をしている、されている

Yesの数が6つ以上だった場合、夫婦関係は破綻にかなり傾いていると言えます。そして11、12番の質問にYesとお答えになった人は、既に破綻している状態です。己を見直すならば、今の内に。

離婚したいのか、結婚を継続したいのか

破綻した状態までいかなくとも、夫婦関係には様々な揺らぎの時期が訪れます。その時々に、ひっそりと離婚や別居を考えることもあるでしょう。
もしかしたら、そこで深く考えるからこそ、夫婦別の道を選択することが良いと答えを出す可能性もあります。パートナーと共に問題を解決して、結婚生活を続けていくという選択ももちろんあります。
何を選ぶのかは、あなたがどうしたのかをまず考えなくてはなりません。

破綻していても、離婚しない夫婦でもあげたように世間体や子供など様々な理由から夫婦関係が破綻していても、離婚を選ばない事もあるでしょう。
けれど、原因を自分の外側に押し付けても、何ひとつ解決には至りません。問題の先送りは更なる地獄が待っているかもしれない事を覚えておきましょう。

自分の気持ちや問題を整理する為に、弁護士やカウンセラーに相談に行くという方法もあります。
まずは、どうしたいのか。それを考えてみることです。

まとめ

夫婦生活は山あり谷あり。いつでも順風満帆ということはありません。その苦難をパートナーと共に乗り越えるか、自分一人に戻るか。どんな選択をするもあなたの自由です。

今、夫婦関係が破綻していたなら、あなたはどうしたいですか?いつでも自分の気持ちに向き合っておけば、いつだって自分に正しい道を選択することができるはずです。

著者:リリ

性別:女性

年齢:36歳

フリーライターをやっている兼業主婦です。只今妊活中。