子供がピアノを弾けたら親としても嬉しいですよね。
自分が幼いころにピアノを習っていれば苦楽も分かりますが、親にピアノの経験がないとどの様にして子供のサポートをすればよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
特に、習い事としてのピアノならではデメリットや大変なことは可能な限り事前に知っておき対応をしたいですよね。
そこで今回は子供の頃に実際にピアノを習っていた方々による、子供時代にピアノを習って大変だった15のことをご紹介していきたいと思います。
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ピアノを始める年齢が遅かったので周りが小さい子ばかりで辛い思いをした
一般的にピアノを始める年齢の頃、全くピアノに興味が無く、興味を持ったのが小学5年生で、ピアノを習ったのは良かったものの、同じ初心者の子達が年下ばかりで、白氷塊の時など、一人だけ大きく、周りからも大きいのにまだ初心者レベルなのね。という見方をされ、大変惨めな思いをしました。
それに最初は基礎練習なので、単調なものだったので、練習が途中からしんどくなり、同じ練習をしている友達もおらず、モチベーションを維持するのがとても困難でした。
ピアノを弾くことは好きでしたが、劣等感とモチベーションの低下から、1年ほどで辞めてしまいました。
女性/30代前半・11歳の時に習い始め
練習ばかりで遊ぶ時間がなかった
小学生にあがった頃から練習が本格的に厳しくなり、1日最低3時間はピアノに向わなければならなかったので友達と遊ぶ時間が全然なかったのが大変でした。
特に幼い頃はチェルニーやバッハのインベンションなど、指運練習ばかりでつまらなくて、友達と遊びたくて仕方なかったです。
女性/30代前半・3歳の時に習い始め
時間とお金の両方が必要
習い始めは趣味で始めたピアノでした。
習い始めて2年ほどして、先生からコンクールへの参加を勧められました。私はまだ大変さを理解しておらず、はいとすぐに答えました。
ところが、コンクールは中途半端な気持ちではできません。一日置きの半日に渡るレッスン。まだ幼かったので、母が付き添いの日々。時間とお金がとてもかかりました。
そんな状況でしたが、コンクールが終わった後の達成感からか、また、またと13歳まで6年間参加しました。そのせいか、ある時プツンと切れたかのように何もしたくなくなってしまいました。何かに一生懸命に取り組むことはとても大切ですが、息抜きも大切なんだと感じました。母もあの時のことを考えると、とても大変だったと言います。その年齢にしかできないことをやれば良かったなと今ではない後悔しています。
女性/20代後半・6歳の時に習い始め
勉強との両立が難しい
大変だったことは、勉強との両立だと思います。
特に、最初の小学生くらいまでは授業時間も少なく時間が余っていたのですが、中、高と時間が経っていくとほとんど時間がなくなり、勉強がほとんどできないような状態でした。友達と遊ぶ時間もあまりなかったりもしていたので、音楽に精を出すのも何かを犠牲にしないとダメなんだなと思いました。
女性/20代前半・3歳の時に習い始め
ピアノの先生ならではの怖さがある
ピアノは毎日の練習が大切で、少しサボると先生にバレてとても怒られます。
ピアノの先生はとてもヒステリックで怖かったので、怒られないように練習していました。また、練習時間が長かったので、好きなことをして遊べなかったのも辛かったです。
女性/30代前半・4歳の時に習い始め
指先のおしゃれは出来ない
たくさん練習したかったので、あまり友人と遊ぶ時間が持てませんでした。
また爪を長く伸ばしたり、マニキュアを塗ったりすることができなかったので、子供ながらに「みんなはかわいくできていいなあ」とうらやましく思ったことがあります。
女性/30代前半・4歳の時に習い始め
発表会で大人の競い合いがある
中学時代に習っていたピアノ教室で1年1回開催される発表会は近隣の教室と合同で行っており、発表会の場が各教室の生徒の競い合いのようになっていました。
そのため発表会で弾く曲の取り合いから始まり、練習についても通常のレッスンよりも厳しく大変でした。
女性/40代前半・5歳の時に習い始め
他のスポーツ系の習い事ができない
ピアノを弾くためには指が自由に動かないといけないので、突き指などの怪我をする可能性のあるスポーツができないのが嫌でした。
周りの友人はバレーやバスケットなど習っているので、そのチーム内で交友関係ができてしまいますから、習っていない私は疎外感を感じました。
小さい頃の世界って学校と家族くらいですから辛かったですね。
女性/20代後半・4歳の時に習い始め
友達と音楽の知識を共有できない
私は自分自身が始めたいと思ってピアノではなく親に無理やり入らされたものだったので、最初はストレスが酷かったです。
また、ピアノ教室で習う曲は普段耳に入って来ないクラシックなどが多く、小さい時は面白くなかったです。
当時のクラスメイトに流行っているアニメソングを弾いて~と言われてもクラシックの勉強用の音楽しか弾けないので、子供ながらに嫌な思いをしたことを覚えています。
女性/10代後半・4歳の時に習い始め
発表会前の仕上げが大変
毎年ピアノの発表会があったのですが、難しい曲を選択してしまうと発表会前は猛練習をする事になります。追加で何度もレッスンの補習を受け、学校が終わってからもとても忙しくて勉強との両立がとても大変でした。
練習しすぎて腱鞘炎になる事もあり、とても大変でした。
女性/30代後半・4歳の時に習い始め
自宅にピアノがないうちは教室通いが大変
まだ5歳ぐらいだったにもかかわらず、教室に行くのしんどい〜と言っていました。
もともと自由な性格ということもあってか、毎週決まった時間に通うのが嫌なのです。
小学生になってからは家から3分ほどにもかかわらずめんどくさく感じてしまっていました。
数年続けると自宅にピアノを置くようになりましたので、その時は随分と楽に感じました。
ピアノという性質上、家ではピアノなしには練習できませんので教室通いとの戦いがあります。
女性/20代後半・4歳の時に習い始め
本人に興味がないと何も楽しくない
高校生くらいになってやっと、自分から興味を持ってピアノに向かえるようになりましたが、それまではただ、親に言われるがままイヤイヤ教室に通っていたので、練習をするのも教室に通うのも、苦痛で仕方なかったです。
女性/40代前半・5歳の時に習い始め
発表会特有のプレッシャーを感じる
子供の頃は、とにかく発表会の度にとてもプレッシャーを感じていたことを覚えています。
発表会と言ってもいくつかのピアノ教室が集まって行う小さなものですし、失敗しても構わないのですが毎回舞台のそでで、逃げ出したい気持ちになっていました。友達が習っていたので、という安易な理由で始めたためか、音楽を楽しむというより、発表会で失敗しないように、とにかく正しく弾くことばかり考えてしまっていたように思います。
大人になり、あの頃を振り返ると、本来の音楽の素晴らしさをもっと楽しめたらよかったなと思います。
女性/30代前半・6歳の時に習い始め
やりたくない時期が必ず出てくる
初めは楽しく友達と通っていましたが、成長するにつれて遊びの時間が欲しくなったり好きじゃない曲を弾くのはいやだの、ちょっとした反抗期が出た時期もありました。
この時期は親にも迷惑をかけていた記憶がありますが、もともと好きなピアノだったので、楽しく通っている友達みるとまたピアノ教室に戻っていました。
女性/30代前半・6歳の時に習い始め
子供ながらに大人の付き合いを肌で感じる
興味本位で習ったピアノから音大を目指していく事になり、とてもお金がかかりました。
追加レッスンや先生への御礼、お中元、お歳暮、コンクール代、などレッスン代以外の出費が多かったように思います。
また、ある程度ピアノを続けた後は、音大受験用にピアノ以外に声楽やソルフェージュのレッスンも受けました。
子供ながらに「お付き合い」や「お金が掛かるんだな~」と思っていましたので、親には申し訳ない気持ちもありました。
女性/30代後半・5歳の時に習い始め
まとめ
今回は子供の頃に実際にピアノを習っていた方々による、子供時代にピアノを習って大変だった15のことをご紹介してきました。
お子様にピアノを習わせようか検討中の方は、是非以下の記事もあわせてご覧ください!
【親の目線】子供にピアノを習わせて良かった15のこと【親の目線】子供にピアノを習わせて大変だった15のこと【子供の目線】子供時代にピアノを習って良かった15のこと